さあB面に移ります。
悲しい失恋ソング…ではあるものの、ブライアンのファルセットと低いマイク・ラヴの声の対比、コーラスを楽しんでしまう!曲です。
ブライアンはこのあと次女が誕生した際に“ウェンディ”と名付けます。はい、ウェンディ・ウィルソン…“ウィルソン・フィリップス”のメンバーになりますね!

(オレンジ色のドレスがウェンディです)

(オレンジ色のドレスがウェンディです)
でもウェンディという名前を気に入っていたんでしょうが、主人公をフッて捨てていく女性の名前を自分の娘につけるものだろうか (^_^;)。
(PS)マーシー、お待たせ!(音友のマーシーが先日、稲毛でのDJイベントで紹介した曲のうちの1曲だそうです!)

Songwriter(s) Brian Wilson, Mike Love
Released in 1964
US Billboard Hot100#44
From the Album “All Summer Long”
*原詞の引用は太字
Wendy, Wendy what went wrong
Oh so wrong
We went together for so long
I never thought a guy could cry
Until you made it with another guy
ウェンディ 何があったんだい?
ああ 何てことだ
僕たちずっと長く付き合ってたよね
男が泣くだなんて思いもしなかった
だってきみは別な男に恋しちゃったのか
Oh Wendy, Wendy left me alone
Hurt so bad
ああウェンディ 僕を置いてくのか
とても傷ついたよ
Wendy, Wendy don't lose your head
Lose your head
Wendy don't believe a word he says
I can't picture you with him
His future looks awful dim
ウェンディ 落ち着いてよ
冷静になってほしいんだ
ウェンディ ヤツの言うことを信じないで
きみがヤツといるなんて想像できない
ヤツの将来はひどく暗いはずだぜ
Oh Wendy, Wendy left me alone
Hurt so bad
ああウェンディ 僕を一人にさせて
そんなに傷つけないでくれよ
Wendy I wouldn't hurt you like that
No no no
I thought we had our love down pat
Guess I was wrong
The farthest thing from my mind
Was the day that I'd wake up to find
My Wendy
Wendy left me alone
ウェンディ あんな風に
傷つけるつもりじゃなかった
僕達の愛を理解してるつもりだった
僕が悪かったんだ
まったく思いもしなかったよ
朝起きたとき 僕のウェンデイが…
ウェンデイが
僕を一人残して行ってしまうなんて…
[Chorus] [3x]
[Outro]
Wendy, Wendy
ウェンディ…
(Words and Idioms)
have ~ down pat= ~を完全に知る[理解する・分かる・身に付ける)
furthest thing from one's mind 《be the ~》全く念頭にない -
日本語訳 by 音時

◆この曲のWikipediaに書いてあったトリビアですが、
・元々ブライアンひとりの作詞作曲であったのが、1990年代にマイク・ラブの名前が訴訟の結果、加えられた。
・(この曲は)フォー・シーズンズに媚びを売ろうとしたんだ。フォー・シーズンズが聴きたがるような形で真似してみたかったんだ。なぜなら、僕は(プロデューサーの)ボブ・クルーと彼らのヴォーカルのやり方が好きだからだ。
とのことです!
◆ステレオ・ヴァージョンには、間奏のオルガンの箇所に「咳払い」が聞こえるのも有名な曲、だそうです!気づかなかった…(^_^;)。 (冒頭のYoutubeがステレオ・ヴァージョン。確かに聞こえる…!)
◆ウェンディはお姉さんのカーニーと、チャイナ・フィリップス(ママス&パパスのジョン・フィリップスとミシェル・フィリップスが両親)の3人組グループを作って“Hold On”で全米1位のヒットを出します。(1990) この曲、気に入っているのですが、サビの歌詞が早くて歌うのに付いていけません…でもそれがまたいい…(^_^;)。
◆(付録)マーシーのDJの紹介です。聴きに行きたかったな…!
(マーシーFacebookより転載させていただきました)
7月27日(日) 千葉・稲毛 Full House にて、DJイベント "Rockin' Down the Full House" に参加してきました。開店から54年を迎えた老舗ロックバーにてDJsが持ち寄ったロックな音源を中心に、1人30分のリレー形式で楽しみます。
僕はいつものとおりワンアーティストとして、6月に訃報が届けられた Brian Wilson 在籍の Beach Boys と、+αとして彼等に影響を受けた邦楽アーティストから3曲を採り上げました。
Beach Boys については、正直さほど詳しくありません。山下達郎さん、宮治淳一さんのラジオ番組、萩原健太さんのCDライナーを読んで奥深い知識を理解していったきらいがあります。リアルタイムは1985年の "Getcha Back"。つまり60年代、70年代の活躍はすべて後追いな訳で。でもやっぱり、理屈じゃなくて夏になったら彼等を聴きたくなるんですよ。そんな気持ちから Brian Wilson のことも片隅に置きつつ選曲してみました。
(選曲に関して)
まずはご挨拶の2曲
・"Surfin'" は Beach Boys のデビューシングルで1stアルバムにも収録。西海岸に住む若者文化のひとつ「波乗り」。
アルバムを聴き進めていくと、当時はまだまだ粗削りな音をしていますね。まぁそこがいいのかも。
・"Stoked" は3コードによる典型的なギターインスト。
この曲にのせて、今回の Beach Boys 特集をやろうと思い立ったきっかけを、マイクを使ってグタグタしゃべりました。
02. Beach Boys "Stoked" <inst.>
01. Beach Boys "Surfin'"
(1962年 全米75位 from "Surfin' Safari")
- <Single> Candix, <Album> Capitol
-- <Single> Hite Morgan, <Album> Nick Venet
02. Beach Boys "Stoked" <inst.>
(1963年 from "Surfin' U.S.A.")
- Capitol
-- Nick Venet
03,04
Brian Wilson ヴォーカルのスローナンバーから2曲
・Beach Boys の特徴ともいえる Brian のファルセットを配したスローナンバー。たくさんの素敵な楽曲があるなかでまずは "Your Summer Dream" を。海岸でのサンセット時に聴くとバッチリかもしれません。
・"The Warmth of the Sun" は1963年、ときのケネディ大統領暗殺にインスパイアされて出来た曲なのだそうです。明るいメロディの中にどこか儚さや悲しさを含ませる、そんな Brian のヴォーカルがよく表れていると思います。
03. Beach Boys "Your Summer Dream"
(1963年 from "Surfer Girl")
- Capitol
-- Brian Wilson
04. Beach Boys "The Warmth of the Sun" 太陽を浴びて
(1964年 from "Shut Down Volume 2")
- Capitol
-- Brian Wilson
05,06,07
今度はアップテンポから3曲
・しっとりとしたナンバーのあとはアップテンポで。まずは Brian のお嬢様の名前がつけられた "Wendy" を。歌は Wendy にフラれちゃう男の子の、ちょっぴり切ない内容だったりします。ちなみに、Wendy Wilson はこの曲がリリースされた5年後の1969年生まれ。90年代に女性3名のグループ Wilson Phillips として、父のDNAを受け継ぐ大活躍をしたのはご承知のとおり。
・"Dance, Dance, Dance" には個人的なエピソードがありまして、いつかの Christopher Cross の来日公演でアンコールにこの曲をやってくれたんです。ちょっと意外な気がしましたが、Christopher Cross の中に Beach Boys ひいては Brian Wilson の影響を多分に感じました。そういえば、2012年 Beach Boys の来日公演にも帯同してましたね。仕事で平日の休みが取れずコンサートを見損ねたのが今でも悔やまれます。
・"Little Deuce Coupe" の邦題は「いかしたクーペ」。「夏、サーフイン、女の子、車」というキーワードが、ある意味当時の西海岸サウンドの代名詞ということで、ここでは「車」を登場させてみました。現在はワンボックス、ミニバンといった実用車が主流で、スポーツカーのようなクーペは最早絶滅危惧種ですよね。
05. Beach Boys "Wendy"
(1964年 from "All Summer Long")
- Capitol
-- Brian Wilson
06. Beach Boys "Dance, Dance, Dance"
(1964年 全米8位、1965年 from "The Beach Boys Today!")
- Capitol
-- Brian Wilson
07. Beach Boys "Little Deuce Coupe" いかしたクーペ
(1963年 全米15位 from "Little Deuce Coupe")
- Capitol
-- Brian Wilson
08,09,10,11
邦楽から Beach Boys に影響を受けた3曲 + 本家の1曲
・杉真理さんは60~70年代の洋楽ヒットをベースにしたポップなメロディを紡ぎだすシンガー・ソングライター。ここから夏の定番曲 "素敵なサマー・デイズ" を。Beach Boys テイスト満載で、歌詞に「ガタのきたクーペ」が出てくるのが「いかしたクーペ」をもじっていてユニーク。昨年、今年と杉さんのライブを観ましたが、どちらも夏に開催ということで "素敵なサマー・デイズ" を生でが聴けたのは嬉しかったです。
・Beach Boys フリークといえば、やっぱり山下達郎さん。全篇英語詞によるサウンドトラック "Big Wave"。当時のレコードB面には Beach Boys のカバーが含まれており、そこから "Girls on the Beach" を。Beach Boys のハーモニーを達郎さんの一人アカペラでの再現。きっと気の遠くなるようなレコーディング風景なのでしょうね。つい先日、"Big Wave" がCDとレコードで再発売されたばかり。
・1曲のみ本家の Beach Boys をはさみ "Summer Means New Love" を。邦題は「恋の夏」。ギターインストとは趣を変え、ストリングスを施したイージーリスニングのようなアレンジは、まるで映画のワンシーンを観ているかのよう。
・最後は浜田省吾さんの "二人の夏" を。今回はアルバム "Club Surf & Snowbound" よりセルフカバー・ヴァージョンで。オリジナルは浜省さんがドラマーとして在籍したバンド・愛奴(あいど)。歌い出しのファルセットは愛奴時代からの朋友、町支寛二さんによるもの。間奏のフレーズは1曲前にかけた「恋の夏」をそのまま頂いちゃってます。そういえば、達郎さんによるカバー・ヴァージョンもありましたね。そんな浜省さん在籍の愛奴と、達郎さん在籍のバンド・シュガーベイブが、今年でレコードデビューから丁度50年。どちらもバンドは短命だったけど、お二方ともいまだ現役というのが素晴らしいです。
08. 杉真理 "素敵なサマー・デイズ"
(1983年 from "Stargazer")
- CBS•Sony
-- 杉真理
09. 山下達郎 "Girls on the Beach"
(1984年 from Soundtrack "Big Wave")
- Moon
-- 小杉理宇造, 山下達郎
10. Beach Boys "Summer Means New Love" 恋の夏 <inst.>
(1965年 from "Summer Days (And Summer Nights!!)")
- Capitol
-- Brian Wilson
11. 浜田省吾 "二人の夏"
(1987年 from "Club Surf & Snowbound")
- CBS•Sony
-- 浜田省吾 & The Fuse
・ ・ ・
ということで、都合11曲。
今回は追悼というタイミングが悲しかったですが、やっぱり夏になると聴きたくなる音楽ってありますよね。
例えがちょっと変なんですけど、Beach Boys はエアコンではなく扇風機の清涼感だなぁ、なんて思いました。20世紀は今みたいな酷暑じゃなかったし。
DJ“マーシー”ありがとう‼!


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