さてアルバム「噂」もいよいよ終盤。ラス前はクリスティンの歌う「Oh Daddy」。
クリスティンの声は変わらずとも、サウンドは力強く、歌われている中身がそれなりに重い感じがします。
◆この曲はクリスティンがバンドのリーダーでドラマーであるミック・フリートウッドについて書いた曲であるとのこと。当時、フリートウッド・マックのなかで、唯一2人の娘がいたことから、“Oh Daddy”と付けられた様子。ミックはこの曲をフリートウッド・マックの曲の中で最も好きな曲の1つであると述べているそうです。(^_^;)
一方、この曲はもともと、クリスティンが当時付き合っていたという、バンドの照明ディレクターのために書かれたものという説もあるとのこと。クリスティンがそれを隠そうとして、ミック・フリートウッドのことだと主張した?
もうドロドロすぎて、どうでもええわ、って気になりました(^_^;)。

Songwriter(s) Christine McVie
Released in 1977
From the Album “Rumours”
From the Album “Rumours”
*原詞の引用は太字
Oh, Daddy, you know you make me cry
How can you love me, I don't understand why
Oh, Daddy, if I can make you see
If there's been a fool around, it's got to be me
Yes, it's got to be me
ねえあなた どうして私を泣かせるの?
どうして私を愛せるの? 理由がわからない
ああ あなた あなたにわかってもらえたら
物語に愚か者がいるなら それは私のことよ
そう それは私ってことなのよね
Oh, Daddy, you soothe me with your smile
You're letting me know you're the best thing in my life
Oh, Daddy, if I can make you see
If there's been a fool around, it's got to be me
Yes, it's got to be me
ああ あなた その笑顔で私を癒やしてくれる
私の人生でもっとも大切なものって気がつくの
そう あなた あなたにわかってほしい
愚か者は私なんだってこと
そう それは私と決まってる
Why are you right when I'm so wrong?
(So wrong)
I'm so weak but you're so strong
(Never so strong)
Everything you do is just all right
And I can't walk away from you, baby, if I tried
私がとても間違ってても どうしてあなたは正しいの?
(とても悪いのに)
私がこんなに弱ってるのにあなたはとても強いのね
(私はそんなに強くなれない)
あなたがすることは全部 正しいことよ
だから私はあなたから離れられなくなってしまう…
[Instrumental Bridge]
Why are you right when I'm so wrong?
(So wrong)
I'm so weak but you're so strong
(Never so strong)
Everything you do is just all right
And I can't walk away from you, baby, if I tried
あなたは正しいわ 私がどんなに間違ってる時でも
(私がどんなに間違えようと)
あなたは強いわ 私はこんなに弱ってる時だって
(私はそんなに強くなれない)
あなたがすることすべて 全部 正しいのよ
そんなの嫌だと思っても あなたから離れられない
Oh, Daddy, you soothe me with your smile
You're letting me know you're the best thing in my life
Oh, Daddy, if I can make you see
If there's been a fool around, it's got to be me
Yes, it's got to be me
Yes, it's got to be me
Yes, it's got to be me
ああ あなた 笑顔で私を癒やしてくれる
私はあなたが自分の人生の一番の宝物だって思い知る
そう あなた わかってほしいの
あなたの周りの愚か者がひとり それは私
そう それは私なの
あなたがいないと駄目な私
悲しい愚か者は私なの
そう それは私だってこと
日本語訳 by 音時

◆しかし、訳してみると、やはり主人公の気持ちはちょっと重いですね(^_^;)。
最後のところなど意訳させてもらいましたが、愛するひとがいることを喜びというよりも、感情を自分の方に向けて、相手と自分を比較して、至らない自分を責めているのでしょうか。“Oh Daddy”と呼びかけているのは、相手が年上?で人生経験も豊富?で、やはり自分が未熟であると思ってしまうのかもしれません。
アルバム「噂(Rumours)」は本当に最高傑作であると僕も思いますが、A面→B面と爽やかに終わってくれないところがちょっと嫌だなあ。聴き終わったとき、ちょっと自分が重い気持ちに包まれてるんです…。
「Oh Daddy」の主人公の彼女には思いつめなくていいよ、あなたはあなた、そんなあなたを見て彼はあなたを好きになったのだから、自信持ってほしいな…と言ってあげたい。
コメント
コメント一覧 (4)
はい、「噂」特集は、今夜もう一日だけ続きます!この曲が収録されてたら、3人のメンバーのバランスも崩れ、「噂」を聴く印象もまるで違ったものになっていたかと思います。そんなことを考えたいと思います!
音時
が
しました
ぼくにとっての「最高傑作」を全曲和訳していただき、本当に楽しいこの10数日間です。が、実は、B面のこの辺になると当時中学生だったぼくは「針を上げて」しまうことが多かったのを覚えています。
特にこの曲はなんだか暗くて重くて最期まで聞くのがとても怖かった記憶があります。
40年経った今、改めて聞き返してみると、当時30そこそこだったChristineがこういう曲を書いたってことが改めてすごい事なんだと感じて、昨日・今日と彼女の作品をYouTube 等で聴いています。
今後も、自分にとって思い出の曲が取り上げられたら、ずんずんコメントしちゃいますのでよろしくお願いします。
音時
が
しました
音時
が
しました
クリスティンのボーカルは、安心して聞けます。キーボードの音色もいい。特にピアノの音が、重厚さを際立たせています。リンジーのハーモニクスが効果的で、掻きむしるようなギターも荒々しさを演出しています。ジョンのベースワーク、カッコいい。ミックのスネアは低めにチューニングしているのでしょうか。様々なパーカッションも曲の雰囲気を高めています。とにかく5人の絆を感じます。
ミック同様に、フリートウッド・マックの曲の中で最も好きな曲の1つです。深みのあるこの曲があることによって、アルバム『噂』の価値を高めていると思います。
音時
が
しました