グランド・ファンク・レイルロードはこの曲「Are You Ready?」で登場!しました。
原題は「On Time」というデビューアルバムの1曲目がこの曲。邦題が「グランド・ファンク・レイルロード登場」とついていますので、まさに挨拶代わりの1曲がこの曲だったんですね!
はい、このブログを運営している私めは「音時」という名前ですが、これ今更ですが「オンタイム」と読ませていただいてるんですよ。グランド・ファンク・レイルロードさんちと同じなんですね(^_^)。
どうでもいい話でしたか。◆そう、かくいう私も、当時リアルタイムには聴いておらず、“Bad Time”やら、「Born To Die」(脅威の暴走列車)の“Take Me”やらを聴いて彼らを知ってから、遡って一通りを聴きました。
彼らのロックはデビューから猪突猛進のロック!鬼滅の刃に例えれば「嘴平伊之助(はしびら いのすけ)」ってところでしょうね(^^)。
彼らのロックはデビューから猪突猛進のロック!鬼滅の刃に例えれば「嘴平伊之助(はしびら いのすけ)」ってところでしょうね(^^)。
◆でもこの曲“Are You Ready?”はシングルにはなっていないんですね。シングルカットされたのはA面3曲目の“Time Machine”。全米シングルチャートではトップ40入はしなかったもののトップ50には食い込み、彼らの名前を全米に知らしめることはできた!んだろうと思います。
(トップ40入、となると、3rd Albumから70年9月に“Closer To Home”が全米22位を記録することになります)
◆冒頭、スタジオ盤のYouTubeを貼りましたが、やっぱりこの曲、ライブ向きでしょう。
3ピースバンドでサウンドは決して厚いわけではなく、かなり荒削りです。でもそれだけ生身で、ステージ上で“準備はできてるか?”とあおられたら…こっちも立ち上がって呼応したい!ですよね。

written by Mark Farner.
Released in 1969
From the Album “On Time”
*原詞の引用は太字
Are you ready?
you can trust me all the way
Are you ready?
well, then let me hear you say
That you’re ready,
and the world will know it’s right
Yes, you’re ready,
and you know it’s out of sight
用意はいいか?
俺のこと ぜんぶ信じていいんだぜ
準備できてるか?
そしたら「用意できてる」って
おまえの声を聞かせてくれよ
そしたら世界が知ることになる
そう おまえも準備万端さ
サイコーな気分だよな
Now you’re ready,
well, then what you waitin’ for?
If you’re ready,
you just open up your door
’cause I’m ready,
for everything you got
Yes, I’m ready,
come and get it while it’s hot
おまえも準備万端さ
そしたら何を待ってるんだい?
用意ができてるんなら
あとはドアを開けるだけだ
だって俺も用意できてるんだ
おまえが持ってるものすべてに
そう いつでもいいんだぜ
さあ アツいうちにやっちまおう
(Words and Idioms)
all the way=完全に(totally、fully、completely)
out-of-sight=[形]((米))すばらしい,みごとな
日本語訳 by 音時

◆All Japan Pop20でのヒットは1971年3月になります。
1971年3月第2週(文化放送3月8日放送)チャートより:
それなりに僕も知っている曲は多いかな。でも1位が「シーズン」アース・ファイアというのは(゚д゚)びっくり!。そんな歌E.W&Fにあったかな?と思ったら、「アース&ファイア」というオランダのロックバンドの曲でした。これみんな間違いやすいよね。
1 シーズン(アース&ファイア)
2 マイ・スウィート・ロード(ジョージ・ハリスン)
3 ノックは3回(ドーン)
4 ブラック・マジック・ウーマン(サンタナ)
5 カモン・エヴリバディ(U.F.O)
6 ナオミの夢(ヘドバとダビデ)
7 雨を見たかい(C.C.R)
8 太陽は燃えている(エンゲルベルト・フンパーディンク)
9 この胸のときめきを(エルヴィス・プレスリー)
10 涙のクラウン(スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ)
11 あなたのとりこ(シルヴィ・バルタン)
12 アー・ユー・レディ?(グランド・ファンク・レイルロード)
◆1969年テキサスの野外ステージにて。3ピースバンドの荒削りのサウンドなのですが、だんだんと観客がノッてきます。やっぱこれが彼らの原点だったんでしょうね。
◆デビュー・アルバムから1stシングルとなった“Time Machine”。なかなか渋いロック。
◆2001年のマーク・ファーナ−のライブから“Are You Ready?”。うーん、やっぱり当時のGFRのライブのように「用意できてるか?」と歌われて、何かが起こりそうな感じはしなくて、懐かしい1曲になってるんだよな。仕方ないけれど。
コメント
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音時
が
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ニッポン放送の「オールナイトジョッキー」「オールナイトニッポン」を担当した糸居五郎の命日でもある
しかし私には「オールナイトニッポン」よりも彼がMCを務めたコンサートの方が印象深い
日本のロック黎明期、産声を上げたばかりの頃
来日したバンドの中で最も印象に残っているのはLed ZepplinでもDeep Pulpleでもなく、神田共立講堂のFREEと後楽園球場のGrand Funk Railroadだった
1971年7月17日キョードー東京主催ロック・カーニバル#6
Grand Funk Railroad特別公演(後楽園球場)MC糸居吾郎
前座モップス、麻生レミ、マシュマカーン
まだ球場横に競輪場があった頃、長嶋、王も現役だった時代
聴衆約3万5千人
PAは一塁ベースと三塁ベース上にやぐらを立て、それぞれ50台ほどのスピーカーを並べて組んだ
空輸重量7トン、さすがにそのパワーは空前にして絶後
もはやコンサートという生易しいものではなく正にイベントだった
屋根のない後楽園球場にも関わらず、その反響音は新橋駅前でも聞こえたという
天候はマシュマカーンの頃から荒れ気味で何回か中断があった
GFRの演奏は前年発売のLIVE ALBUM通りAre You Readyでスタート
5曲目In Needあたりで、風、雨共に強くなり演奏中断
糸居もテリー・ナイトも再演を約束するが40分以上が経過
中止の声も上がる頃、あのHeartbreakerが始まった
メル・サッチャーのベースが内臓の奥まで震わす
当日集まった聴衆は、この1曲を聴きに来たと言っても過言ではない
期せずして起きた3万人の大合唱がそれを証明する
演奏終了後、水道橋駅の千葉方面と新宿方面に別れるホームで、見知らぬ者同士がピースマークを交わしていたのを懐かしく思い出す
音時
が
しました