この曲は僕がラジオ番組「全米トップ40」を聴き始めた頃の曲。1975年の年間チャートではランクインしなかったから、毎週のチャートでたまたま聴いて知った?のかな。サッカー部の練習がきつくて、土曜の夜は起きてられる状況じゃなかったから、聴ける週の方がまれな年でした…。
“オズモンズ”といえばなんか過去のグループ(ゴメンナサイ)というイメージがあったのですが、リアルタイムのヒット、ということで記憶にあります…。
でもこの曲が彼らの最後のトップ40ヒットになってしまいました(-_-;)。
(追記)この海外盤のシングルジャケット、「the osmonds」の字のフォントを「黒字看板」さんが再現してくれました。たしかに「o」が卵の形をしてます。字の下側が厚いのは、当時厚底靴が流行してたのもあっておしゃれ!? →こちらのページをご参照ください。
(黒字看板さん、いつも洋楽の別角度からの楽しみ☆を味あわせていただきありがとうございます!)

◆あらためて作者を確認すると…なんとボブ・ゴーディオ&ボブ・クリュー。
“Sherry”から“December,1963”までフォー・シーズンズの数々の曲を手掛けたソングライターチームの作品で、オリジナルはフォー・シーズンズ(フランキー・ヴァリのソロ名義)の曲だったんですね。
◆“The Proud One”というタイトルを聴いて、僕の英語力では“Proud”=誇る、だから…“一番誇れるひと”って意味かな…と当時は思いました。
この曲の歌詞では、
I’m not the proud one…You’re the proud one…
とあるように、僕は「the proud one」ではないのに、きみは「the proud one」なんですよね。
僕なんてダメダメなヤツなのに、きみは(誇れるくらい)素敵なひとなんだ。
という意味に捉えました。

Songwriter(s) Bob Gaudio, Bob Crewe
Released in 1975
US Billboard Hot100#22
From the Album “The Proud One“
US Billboard Hot100#22
From the Album “The Proud One“
*原詞の引用は太字
Livin’ is dyin’
Cause love you’ve left me cryin’
Now there’s no use tryin’ to go on
生きてるのに死にかけてる
きみが残していった愛は僕を泣かせるんだ
何を続けようといまの僕には無駄に終わる
Each night I dream baby, pretendin’
There’ll be a happy endin’
Burnin’ down deep inside
Got a heartbreak that I can't hide
毎晩夢見てるよ ベイビー
幸せな結末を迎えるふりしてる
心の奥底じゃ炎が焼け落ちて
胸の鼓動が隠せないでいるんだ
I’m not the proud one, I need you
I’m beggin to you baby, please
You’re the proud one, believe me
This poor man is down on his knees
僕は誇り高い男じゃない
きみがいなくちゃだめなんだ
きみにすがって願うばかりさ
きみは誇り高いひとだよね 信じてよ
このダメダメな男が膝をついて願うから
Baby, please
Oh baby, please remember
The love we shared so tender
Hoping that forever you’d me mine
ベイビー 覚えていてよ
僕たちの愛はとても優しい愛だった
永遠にきみが僕のものでいてほしい
I wish you could hear me, oh baby
If only you were near me
I didn't know what I had
Don’t ya know that I feel so bad
僕の声を聞いてくれないか ベイビー
きみがそばにさえいてくれたなら
大切なものを手にしてたことを気づかなかった
いま僕は自分が情けなくて仕方ない
I’m not the proud one, I need you
I’m beggin to you baby, please
You’re the proud one, believe me
This poor man is down on his knees
僕は誇り高い男じゃない
きみがいなくちゃだめなんだ
きみにすがって願うばかりさ
きみは誇り高いひとだから 信じてよ
この哀れな男が心からお願いするから
I’m not the proud one, I need you
I’m beggin to you baby, please
You’re the proud one, believe me
This poor man is down on his knees
僕は誇り高い男じゃない
きみがいなくちゃだめなんだ
きみにすがって願うばかりさ
きみは誇り高いひとだから 信じてよ
この哀れな男が心からお願いするから
日本語訳 by 音時

◆でも“Proud”ですぐに思い浮かぶイディオムは“I'm proud of you”だな。
でもこのイディオムは
「あなたを誇りに思う」と訳すのは「カタい」
と英語の先生に教わった記憶があります。
こちらのWebページにも「I’m proud of you」を「誇りに思う」と覚えていませんか?とありますね。
(英語学習ブログ)
「あなたを誇りに思う」と訳すのは「カタい」
と英語の先生に教わった記憶があります。
こちらのWebページにも「I’m proud of you」を「誇りに思う」と覚えていませんか?とありますね。
(英語学習ブログ)
うーんでも、
「I’m not the proud one…You’re the proud one… 」を「誇る」を使わずに訳すのって難しくないですか?
“I'm proud of you”は「誇る」とは訳さない方がよいみたいですが、この曲はやっぱり素敵な相手に対して自分はそんなにふさわしくないちっぽけなヤツ…主人公は自分をさげすんで、相手には尊敬の念も抱いているような気がしました。ですので、この曲ではやっぱり「誇る」「誇り高い」という意味に捉えて翻訳を試みました…。
◆あと調べていたら“the proud ones“という、1956年の米国映画があったとのこと。日本でのタイトルは「誇り高き男」だったそうですね。

◆この曲がチャートで最高位を記録した週の全米ビルボードチャートを見てみましょう。
US Top 40 Singles Week Ending 20th September, 1975
TW LW TITLE –•– Artist (Label)-Weeks on Chart (Peak To Date)
グレン・キャンベルに代わってボウイが5→1位へ。2人とも天国では仲良くね。
3位、4位も僕の好きな曲です。7位は問題作“Run Joey Run”…この曲はいつ取り上げようかな…。
1 5 FAME –•– David Bowie (RCA)-13 (1 week at #1) (1)
2 1 RHINESTONE COWBOY –•– Glen Campbell (Capitol)-17 (1)
3 3 AT SEVENTEEN –•– Janis Ian (Columbia)-15 (3)
4 8 I’M SORRY / CALYPSO –•– John Denver (RCA)-6 (4)
5 6 FIGHT THE POWER (Part 1) –•– The Isley Brothers (T-Neck)-14 (5)
6 7 COULD IT BE MAGIC –•– Barry Manilow (Arista)-13 (6)
7 9 RUN JOEY RUN –•– David Geddes (Big Tree)-8 (7)
8 2 FALLIN’ IN LOVE –•– Hamilton, Joe Frank and Reynolds (Playboy)-14 (1)
9 10 WASTED DAYS AND WASTED NIGHTS –•– Freddy Fender (ABC / Dot)-14 (9)
10 11 FEEL LIKE MAKIN’ LOVE –•– Bad Company (Swan Song)-12 (10)
22 24 THE PROUD ONE –•– The Osmonds (MGM)-9 (22)
*ビルボード・イージーリスニングチャートでは全米No1になっています!
(こちら)カーペンターズの“Solitare”とジョン・デンバーの“I'm Sorry”に挟まれて、1975年の9月13日にNo1になっていますね。
◆こちらフランキー・ヴァリのバージョン。全米では68位、カナダのチャートでは64位を記録。
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