エリック・カルメンが…死去とのニュースが…。
信じられない…。

ラズベリーズのフロントマン エリック・カルメン死去






(Eric Carmen)


Released in 1976
US Billboard Hot100#2From The Album“Eric Carmen”

*原詞の引用は太字

When I was young
I never needed anyone
And making love was just for fun
Those days are gone

若いとき…
僕には誰も必要なかった
愛なんてもんは ただのお遊び
そんな日々はとっくに過ぎてった…

Living alone
I think of all the friends I've known
But when I dial the telephone
Nobody's home

ひとりでいる…
知り合いの友人の顔を浮かべてみる
でも電話をしたところで
誰も出やしないんだ…

All by myself
Don't want to be all by myself anymore
All by myself
Don't want to live all by myself anymore

本当にひとりぼっちなんだ
ひとりぼっちでなんか もういたくない
何もかもひとりでするんだ
ひとりぼっちで生きてくなんてもういやだ

Hard to be sure
Sometimes I feel so insecure
And love so distant and obscure
Remains the cure

自信が持てないと
ときどきとても不安になるんだ
でも 遠くであっても おぼろげな愛が
今も僕を癒してくれるんだ

All by myself
Don't want to be all by myself anymore
All by myself
Don't want to live all by myself anymore

本当にひとりぼっちなんだ
ひとりぼっちでなんか もういたくない
何もかもひとりでするんだ
ひとりぼっちで生きてくのなんてもういやだ


When I was young
I never needed anyone
And making love was just for fun
Those days are gone

若いとき
僕には誰も必要じゃなかった
愛なんてただのお遊びに思ってた
そんな日々は過ぎて行く…

All by myself
Don't want to be all by myself anymore
All by myself
Don't want to live all by myself anymore

すっかりひとりぼっち
もうひとりぼっちでなんかいたくない
すべて  ひとりぼっち
ひとりでなんか生きていけないんだ

All by myself
Don't want to be all by myself anymore
All by myself
Don't want to live all by myself anymore

すっかりひとりぼっち
もうひとりぼっちでなんかいたくない
すべて  ひとりぼっち
ひとりでなんか生きていけないんだ

All by myself
Don't want to be all by myself anymore

ひとりで生きていく
もうひとりぼっちではいられない

日本語訳 by 音時

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今日は大切な曲「All By Myself」を取り上げました。

 エリック・カルメンの作品はアルバムの小曲まで含めて和訳しようとしてるこのブログですが、エリックの一番の代表曲であるこの曲の和訳はずっと避けてきました。

楽しみは老後に取っておきたい…(^▽^)ということもありましたけど、やっぱり"All By Myself"はもっとも僕にとって大切な曲に入るので…。

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◆初めてこの歌を聴いたのは中学校のときでした。よくある話かもしれませんが、深夜まわりも寝静まっているなかで、僕の暗い部屋にこの曲が流れました。深夜放送のディスクジョッキーが流してくれたんです。歌い手…エリックの淋しさの叫びのような想いがこもった歌声に魅かれました。この曲を知ってエリックに興味を持ち、僕の洋楽好きが深まっていきました…。

 歌詞はシンプルなので中学生でも大意はわかりました。


"myself"は「自分」という意味ですが、"by myself"は"alone"と同じ意味で"一人で""一人ぼっちで"、という意味ですね。先頭に"all"が付きますので「何もかも」「すべて」「すっかり」一人ぼっち…より淋しさが増します。
 

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◆エリックが"All By Myself"にロシアの作曲家であるセルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲第2楽章を使ったのは有名な話です。また、同じソロ・デビュー・アルバムの"Never Gonna Fall In Love Again(恋にノータッチ)" には、交響曲 第2番の第3楽章を原曲にするなど、エリックのルーツとしてクラッシック音楽が流れていることもわかります。

◆僕の持っている「THE ESSENTIAL ERIC CARMEN」のライナーノーツには、エリックが"All By Myself"について次のように語っています。

 曲名がすべてを物語ってる。ヴォーカルはまるで友人に語りかけているような親密なムードに仕上げたかった。ヴァ―スのメロディはラフマニノフの"PIANO CONCERTO No.2"から拝借したが、それ以外はすべて僕のオリジナルだ。"All By Myself"を最初のソロ・シングルとして発表したいと考えたのはクライヴ・デイヴィスと僕の2人だけだった。


"All By Myself"はシングルにして正解だったと思いますが、この曲アルバムでは7分10秒あり、エリックのピアノソロが長いのですが、シングルは4分22秒に短縮するために、このソロをばっさり切ってしまってます。僕が聴いたのは最初はシングルヴァージョンでしたが、アルバムヴァージョンを聴き込むなかで、"All By Myself"の解釈が変わってきました。


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◆エリックのピアノソロの後半、曲がもの悲しく激しい心の動きを表現してるような演奏から、一転して優しい柔らかなメロディに変わるところがあります(冒頭のライヴだと4分12秒頃)。

 "When I was young…"からモノローグのように自分自身を歌い、そしてサビコーラスで"All by myself…"という「孤独を認識した」というコーラスが繰り返されます。間奏を挟んだあとに歌われる歌詞も新しいverseはなく、基本は繰り返されるだけですので、歌詞のうえではこの主人公の孤独がどうなってしまったのかがわかりません。でもこの間奏、その後半で「優しい柔らかなメロディ」が入ることで、僕はこの主人公に「愛」が訪れたのではないかと解釈しました。

 若い時は「愛なんてただのお遊び」だった主人公は、完全な孤独を認識したときに、それでも手の届かない遠いところにあり、ぼんやり輪郭だけしか見えないけれど、やっぱり愛が心の安らぎで、それに癒される自分がわかっていました。歌詞には書かれていないけれど、エリックのピアノソロではその「愛の訪れ」が表現されていると思ったのです。


  するとピアノソロ後のエリックが歌う、繰り返しの部分…これは歌詞は同じであっても、主人公の今の心の叫びではありません。孤独を経験し、愛を知った主人公は「人はひとりじゃ生きられない」「僕も経験したからわかるんだ」と呼びかけているように聞こえます

ぜひ"All By Myself"という作品は、エリックの間奏がすべて収録されているアルバム・ヴァージョンを聴いてください。


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◆“All By Myself”が最高位2位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 6th March, 1976

エリックが4位から2位にアップしたとき、全米1位はミラクルズの"ラヴ・マシーン"。翌週こそは…と思っていたら。翌週はこの週3位の復活フォー・シーズンズの"あの素晴らしき夜"に抜かれ、2位に留まります。次の週も2位をキープしますが、その後にダウン。最高位は2位という結果になりました(-_-;)

-1 3 LOVE MACHINE (Part 1) - The Miracles
-2 4 ALL BY MYSELF - Eric Carmen
-3 5 DECEMBER, 1963 (Oh, What a Night) - The Four Seasons 
-4 1 THEME FROM “S.W.A.T.”- Rhythm Heritage 
-5 7 TAKE IT TO THE LIMIT - Eagles 

-6 8 DREAM WEAVER - Gary Wright
-7 9 LONELY NIGHT (Angel Face) - The Captain and Tennille
-8 2 50 WAYS TO LEAVE YOUR LOVER - Paul Simon 
-9 10 LOVE HURTS - Nazareth
10 6 YOU SEXY THING - Hot Chocolate 

ビルボードは2位でしたが、。キャッシュ・ボックスのチャートでは見事1位(3月13日:1週のみですが)になっています!
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◆エリックのピアノソロが完全収録されてるアルバムバージョンです。



◆2005年のラズベリーズ復活のステージでの"All By Myself"