この曲は当時初めてきいたときに、マイケル・マクドナルドの“あの声”をたっぷり聴ける、「この曲にこの声!」ってピッタリの名曲だなあと思いました。ソウル、ジャズ風のおしゃれなサウンドでもあります。
そのあとこの曲の入ったソロアルバム「思慕(If That’s What it takes)」をレンタルレコードで借りて(買わんのかい)カセットに録音して聴いたのですが、なんかアルバム1枚通してこの声を聴くのは辛かったなあ…ワンポイントで聴くのが一番いいっていうか…(決してアルバムがダメだったというわけではないんですよ)。僕にとってマイケル・マクドナルドのこの声は「シングル向き」というか…(^_^;)。

◆アルバムタイトル「If that's what it takes」とは“ 必要とあらば““それが必要なら“という意味(英辞郎 on the webより)。B面に収録された同曲がタイトルになっています。でも邦題は「思慕(ワン・ウェイ・ハート)」となっていて、“One Way Heart“”は歌詞に出てくるのでわかるけど「思慕」(しぼ)=思い慕うこと。恋しく思うこと(goo辞書)って何でそう付けたのかは意味がわからないかったなあ。

◆演奏は、TOTOのスティーブ・ルカサーがギター、ジェフ・ポーカロがドラム、ベースはブラザーズ・ジョンソンのルイス・ジョンソンが担当しています。また、後半2登場する女性ボーカルは、マイケルの妹のモーリーン・マクドナルド。
この妹さんのボーカルを、バック・ボーカルとして捉えるのか、それとも、この曲を最初は男性側の視点で歌われ、後半は女性側の視点から、実は同じように思っているんだ、と捉えるのかでこの曲の解釈は違ってくるようにも思います。
僕は…同じように思っていてもすれ違って別れていく二人の曲…としました(-_-;)。

Songwriter(s)
Michael McDonald、Ed Sanford、Jerry Leiber and Mike Stoller
Released in 1982
US Billboard Hot100#4
From the Album “If That's What It Takes”
*原詞の引用は太字
I keep forgettin'
we're not in love anymore
I keep forgettin'
things will never be the same again
I keep forgettin'
how you made that so clear
I keep forgettin'
忘れるようにするんだ
僕たちはもう恋人じゃないんだから
忘れたままでいよう
物事は前のように二度と同じにならないんだ
忘れ続けるんだ
きみがきれいさっぱりしちゃったことを
思い出さないようにするんだ
Everytime you're near
Everytime I see you smile
Hear your "hello"
Saying you can only stay a while
きみがそばに来るといつも
きみの笑顔をみるといつだって
“ハロー”って声が聞こえてくる
“ちょっとだけならいられるわ“って囁く声が
Hey, I know that it's hard for you
To say the things that we both know are true
But tell me how come (I)
ああ きみにとっては難しいことだよね
僕たちが知ってるのは真実なんだって口にすることは
だけど教えてよ どうして僕は…
I keep forgettin'
we're not in love anymore
I keep forgettin'
things will never be the same again
I keep forgettin'
how you made that so clear
I keep forgettin'
忘れ続けるんだ
僕たちはもう恋人じゃないんだ
忘れたままでいるよ
覆水盆に返らずっていうじゃないか
忘れるようにするんだ
きみが僕らの関係をスパッと思い切ったのか
思い出さないようにするんだ
Everytime I hear
How you never want to live a lie
How it's gone too far
And you don't have to tell me why
いつだって聞いてるよ
きみが嘘をついて生きていたくないってことを
きみがもう手遅れよって言ってることを
そしてきみはその理由を話す必要はないさ
Why you're gone and why the game is through
If this is what's real, if this is what's true
Tell me how come (I)
どうしてきみは去り 恋を終わらせたのか
これが現実で これが真実ならば
僕はどうしたらいいんだい?
I keep forgettin'
we're not in love anymore (Baby)
I keep forgettin'
things will never be the same again
I keep forgettin'
how you made that so clear (Yeah)
I keep forgettin'
忘れるようにするわ
私たちもう恋人じゃないんだから
忘れたままでいるわ
物事は前のように二度と同じにならない
忘れ続けるのよ
あなたがきれいさっぱりしちゃったことを
思い出さないようにするの
Don't say that, don't say that, don't say that
I know you're not mine anymore-anyway-anytime
But tell me how come (I)
そんなこと言わないでくれ 頼むから
きみが僕のものじゃないってわかってる
これ以上 どうしても これからどんな時も
だけど僕はどうしたらいいんだい?
I keep forgettin' we're not in love anymore
(How come I )
I keep forgettin' things will never be the same again
I keep forgettin' how you made that so clear
(I keep forgettin')
(Everytime you're near)
I keep forgettin' we're not in love anymore
I keep forgettin' things will never be the same again
I keep forgettin' how you made that so clear
(Everytime you're near)
I keep forgettin'
忘れるようにする
私たちもう恋人じゃないんだから
(僕はどうしたらいい?)
忘れたままでいるわ
物事は前のように二度と同じにならない
忘れ続けるのよ
あなたがきれいさっぱりしちゃったことを
思い出さないようにするの
(忘れたままでいよう)
(きみがそばに来るといつも)
忘れるようにする
私たちもう恋人じゃないんだから
(僕はどうしたらいい?)
忘れたままでいるわ
物事は前のように二度と同じにならない
忘れ続けるのよ
あなたがきれいさっぱりしちゃったことを
(きみがそばに来るといつも)
思い出さないようにするの
日本語訳 by 音時

◆この曲、作者はマイケルとサンフォード・タウンゼンド・バンドのエド・サンフォード。(Smoke From a distant fireのヒットがありますね)の共作。おや?ちょっと待てよ、さらに“Jerry Leiber and Mike Stoller“の名前が作者クレジットについてます。

◆この曲、作者はマイケルとサンフォード・タウンゼンド・バンドのエド・サンフォード。(Smoke From a distant fireのヒットがありますね)の共作。おや?ちょっと待てよ、さらに“Jerry Leiber and Mike Stoller“の名前が作者クレジットについてます。
この曲がヒットしていたときは、この曲がカバーだっていう認識は僕にはなかったなあ。でも今では、1962年に全米55位となっている、CHUCK JACKSON - I Keep Forgettin' のカバーということになっているようですね(^_^;)。
◆この曲をサンプリングして1994年に大ヒット(全米2位)した“Regulate”。アーティストはWarren G フューチャリング ネイト・ドッグ。(1990年度の初期に、Warren Gと、Nate Dogg、Snoop Doggは“213”というトリオで活動していました)
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