スクイーズ(Squeeze)来日が決まりました!
さっそく応募しました!
スタンディングがキツいかもしれないので指定席に…。抽選だ~当たるかな~。

東京 2027/4/8(木) EX THEATER ROPPONGI
OPEN 18:00 / START 19:00

大阪 2027/4/9(金) 梅田 CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00

SQUEEZE - CREATIVEMAN PRODUCTIONS


SQUEEZE
スクイーズは、英国屈指のソングライティング・デュオ、グレン・ティルブルックとクリス・ディフォードを中心とする、UKポップ史を代表するバンド。卓越したソングライティング、圧倒的なライヴ・パフォーマンス、そして音楽シーンへの多大な影響力により、50年以上にわたって高い評価を受け続けている。1978年から1996年にかけては全英シングル・チャートで11曲をトップ40入りさせ、そのうち6曲がトップ20を記録。さらに数多くの楽曲が、ザ・ビートルズやザ・キンクスと並び称される英国ソングライティングの系譜を築き上げ、リリー・アレンやザ・キラーズをはじめ、数多くのアーティストに影響を与えてきた。
2000年代初頭にはソロ活動に専念するため一時活動を休止したが、2007年に再結成しライヴ活動を再開。2015年には、BBCの同名シットコムのサウンドトラックとして制作された、実に17年ぶりのオリジナル・アルバム『Cradle to the Grave』を発表し、続く2017年には高い評価を得た『The Knowledge』をリリースした。 近年は結成50周年を迎え、イギリスとアメリカで大規模なツアーを敢行。英国を代表するライヴ・バンドとしての評価を改めて確かなものとしている。

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 数年前にFMで聴いたのがこの曲との出会いです。

間奏もほとんどなく淡々と物語が歌われていくようで、どんな内容の曲なんだろう?と興味を持ちました。スクィーズ(Squeeze)ってバンドの名前は知っていたのですが、この曲、全英でシングルチャートは2位という大ヒットした曲だったんですね。

Squeezeは歴史のあるイギリスのグループ。メンバーの交代や活動休止期間もありますが、今でも活動を続けています。詳しくはこちらをご参照ください。(ウィキペディア

◆タイトルの“Up the Junction”という歌詞は最終行まで出てきません。作者であるSqueezeのクリス・ディフォードは、タイトルが最後にしか登場しない、ロキシー・ミュージックの「Virginia Plain」からヒントを得たと言っているようですね。

◆とある女性と出会って、一緒に暮らし、そして子どもを授かるのですが、その彼女とは別れてしまい、一人取り残される主人公。
 さて、このタイトルにもなっている「Up the junction」というフレーズですが、この曲では2重の意味があります。

(1)「クラパムジャンクション」駅のそばに住んでる、という意味。

 英国で最も忙しい駅と言われる「クラパム・ジャンクション」駅。それは、乗降客数が多いという意味ではなく、通過する列車の本数と乗換客数が英国で一番ということのようです。
 クラパムジャンクション駅はイギリス、グレーター・ロンドン、ウォンズワース区バタシーの南西にある鉄道駅です。駅は、ロンドン中心部にターミナルを持つ2つの大幹線がx状にクロスする交点に位置する。駅名の由来はhill(丘)を意味する「clap」とhome(家)を意味する「ham」が一緒になってできた地名に、分岐点を意味するjunctionがついています。

(2)“Up the Junction”=“深刻な問題を抱えている“ということです。

「彼の思い込み(assumption)で、本当にジャンクションの上にいる=クラパムジャンクション駅の周辺に住んでいるという意味と、自分の人生が重大な問題になってるという意味での「ジャンクションの上」ということ、なんでしょう。


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Songwriter(s)
Chris Difford、Glenn Tilbrook

Released in 1979 
UK Single Chart#2
From the Album “Cool for Cats”

*原詞の引用は太字

I never thought it would happen
With me and the girl from Clapham
Out on a windy common
That night I ain't forgotten
When she dealt out the rations
With some or other passions
I said, "You are a lady"
"Perhaps," she said, "I may be"

こんな風になるとは思ってなかった
僕とクラップハムから来た女の子のこと
風の強い広場での出会い
その夜のことは忘れられないよ
彼女が配給を配ってくれたとき
ちょっと熱くなっちゃったか何かで
こう言ったんだ
 “きみって素敵な女性だ”って
“そうかな” って彼女
 “そうかもしれないわ…”

We moved into a basement
With thoughts of our engagement
We stayed in by the telly
Although the room was smelly
We spent our time just kissing
The Railway Arms we're missing
But love had got us hooked up
And all our time it took up

僕らは地下の部屋に引っ越した
結婚ってやつも頭に浮かべながら
テレビのある部屋で過ごしてたんだ
ちょっとヘンな臭いがしてたけどね
僕たちはキスばかりしながら過ごしてた
行きつけだったパブは懐かしかったけど
愛が僕らを結びつけてくれた
僕らはそうやっていつも過ごしてた

I got a job with Stanley
He said I'd come in handy
And started me on Monday
So I had a bath on Sunday
I worked eleven hours
And bought the girl some flowers
She said she'd seen a doctor
And nothing now could stop her

スタンレーの店で働くことになった
僕は重宝するって言われたよ
月曜から働き始めるから
日曜にはしっかりお風呂に入った
1日じゅう働きまくって
彼女に花を買って帰ってたんだ
彼女は医者に診てもらったって言った
もう止められるものは何もなかった
(赤ちゃん産みたいって)

I worked all through the winter
The weather brass and bitter
I put away a tenner
Each week to make her better
And when the time was ready
We had to sell the telly
Late evenings by the fire
With little kicks inside her

僕は冬の間ずっと働いた
天気はひどい寒さでツラかったけど
毎週10ポンドずつ貯金したよ
お腹の子のためにね
いよいよ生まれそうになったとき
僕らはテレビを売払った
夜遅くにストーブのそばで
赤ちゃんが彼女のお腹をキックしたんだ


This morning at 4:50
I took her rather nifty
Down to an incubator
Where thirty minutes later
She gave birth to a daughter
Within a year a walker
She looked just like her mother
If there could be another

今朝がた 午前4時50分
僕は計画通り手慣れた感じで
彼女を産婦人科まで連れて行った
そこで待つこと30分
彼女は娘を産んでくれたんだ
一年も経たずにと歩き出した
彼女は母親にまさにそっくりだった
でももしかして 
お相手は別なヤツの可能性もある

And now she's two years older
Her mother's with a soldier
She left me when my drinking
Became a proper stinging
The devil came and took me
From bar to street to bookie
No more nights by the telly
No more nights nappies smelly

それから今  娘は2歳になった
その母親は兵隊と暮らしてる
彼女は飲んだくれの僕を捨てたのさ
心にしっかりぐっさり刺さりやがった
悪魔がやってきて僕を連れ去った
酒場から 通りから ギャンブルまで
テレビのそばで過ごす夜はもうないよ
オムツの臭いのする夜ももうやってこない

Alone here in the kitchen
I feel there's something missing
I'd beg for some forgiveness
But begging's not my business
And she won't write a letter
Although I always tell her
And so it's my assumption
I'm really up the junction

ひとり広場の配給に並んでる
何かを失くした淋しい気持ちがする
物乞いしなきゃ暮らしていけないけれど
それは僕がすることじゃない
彼女は手紙を出してはこないんだ
いつだって手紙をくれって言ってるのに
だから僕はこう思い込んでる

沢山の人たちが行き交う駅にいる僕は
マジで人生の最大のピンチなんだって

(Words and Idioms)
common=公共の土地[広場],共有地
deal out=配布する、分配する
ration=一定配給量,定量,食料,糧食
telly=(英)テレビ
The Railway Tavern(旧 Railway Arms)=クラップハムにあるパブ
come in handy=〔物・人が〕役に立つ、役立つ、重宝する
cf.Brass monkey〈英俗〉猛烈に寒い◆【語源】昔の帆船に積んであった砲丸をピラミッド型に積み重ねるためにデッキに置く真ちゅうの型枠で、あまりの寒さに型枠が収縮して砲丸が転がり出すさまから来たとされる。
tenner=10ポンド札
nifty=〔行動などが〕素早い、手際が良い、颯爽とした
incubator=孵卵器、〔早産児用の〕保育器
proper 〜適した、適切な
bookie=ブックメーカー=欧米における賭け屋、ノミ屋。賭博行為の胴元。
Nappies=イギリスでは「おむつ」のスラング
beg forgiveness= 許しを請う, 許しを乞う
assumption=〔証拠のない〕仮定、前提、想定

日本語訳 by 音時

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CoolFortheCat


◆この曲、物語の展開に沿って、長調から短調、そしてまた長調に戻ったりします。“出産の喜びを伝える“歌詞の部分は長調の明るい感じになったり…。和訳していて、物語の進行が突然で唐突な感じではあったのですが、5番の最後のフレーズ、

She looked just like her mother
If there could be another

の部分は悩みました。女の子が生まれ、母親とそっくり…なのはいいんですが、“If there could be another”というのを僕は“お相手は別なヤツの可能性もある“と和訳してみました。

ちょっとその前の前のverseの歌詞でも最後の部分で

And nothing now could stop her

と歌われていて、この部分、愛し合ってる二人の間に宿った子どもだったら、こんなふうに「今や何も彼女(が子どもを産んで育てるという決意をしているのを)を止められるものはなかった」なんて言うのかな?と…。

◆また最後の“verse”の最初に出てくる“kitchen”。これも普通に、彼女がいなくなって一人でキッチンで佇んでいるのでもいいのですが、彼の生活は崩壊しているわけなので、そんな落ち着いて一人自炊しているわけなかろうと考えました。最後のverseの舞台は、1番最初の歌詞の舞台に戻っている方が物語としてもオチになります。そこでここでいう“kitchen“を「配給をもらう場所」と考えたのが僕の説です…(^_^;)。ちょっと行き過ぎの解釈かな…?

◆この主人公、でもまだ自分がどういう状態なのか、しっかり理解していないように思えます。最後のヴverseでもまだプライドを捨てきれていないような…最後の最後にクラパムジャンクション駅にいる自分を“Up the Junction”と表現して口にしてつぶやいたときに、同じフレーズでイコール“にっちもさっちもいかなくなってしまった”自分と同じだと気づき、それがダジャレ?(ダブルミーニング)になっているのを自嘲しているような光景も目に浮かびました…。

◆こういう「物語」を語る歌っていうのも、結構僕の好みです…!
(この曲で参考にしたページ)
・Wikipedia Up the Junction
・“Up the Junction”Songfacts