この曲のタイトルの意味を知って、僕は洋楽って深いなあ!ひいは、英語に興味を持ちました。

つまりはコレです。("プリ―ズ・プリーズ・ミー"ウィキペディアより)

 「プリーズ・プリーズ・ミー」というタイトルは一種の言葉遊びになっている。最初の"Please"は「どうぞ~」と副詞的に遣われていて、2番目の"please"は「~を喜ばせる」という他動詞の意味で使われている。よって日本語訳では「どうぞ僕を喜ばせてください」という意味になる。

 中学生のときは「どうぞ、どうぞ、僕を!」と自己アピール(!)の歌だと思っていたのに、最初と2番目の"Please"の役割と意味が違っていたとは…!

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(John Lennon and Paul McCartney)

Released in 1962
UK Single Chart#2
US Billboard Hot100#3(1964)
From The Album"Please Please Me"

*原詞の引用は太字

Last night I said these words to my girl
I know you never even try girl
Come on, come on, come on, come on
Come on, come on, come on. come on
Please please me. 
oh yeah like I please you

昨日の晩 あの娘に言ったんだ
"ちっともやろうとしてくれないね"ってさ
おいでよ さあ たのむよ ねえ
おいでよ さあ たのむよ ねえ
お願いだよ 僕をよろこばせてよ
僕がきみをよろこばせてるように

You don't need me to show the way, love
Why do I always have to say, love?
Come on, come on. come on. come on
Come on, come on, come on. come on
Please please me, oh yeah like I please you

僕がやり方を教える必要なんかないよね
どうしていつも僕が口にしなきゃならないの?
おいでよ さあ たのむよ ねえ
おいでよ さあ たのむよ ねえ
お願いだ 僕をよろこばせて
僕がきみをよろこばせてるように

I don't want to sound complaining
But you know there's always rain in my heart
I do all the pleasin' with you
It's so hard to reason with you
Oh yeah why do you make me blue

文句のように受け取ってほしくはないけど
僕の心にはいつだって雨が降ってるんだ
すべてきみのためにやってるんだ
きみを納得させるって難しいよ
ああ なんで僕をがっかりさせるんだい?

Last night I said these words to my girl
I know you never even try girl
Come on, come on, come on, come on
Come on, come on, come on. come on
Please please me. 
Oh yeah like I please you

Oh yeah like I please you
Oh yeah like I please you

昨日の晩 あの娘に言ったんだ
そうさ
きみはちっともやろうとしてくれないんだ
おいでよ さあ たのむよ ねえ
おいでよ さあ たのむよ ねえ
お願いだよ 僕をよろこばせてよ
僕がきみをよろこばせてるように

僕がきみをよろこばせているように
僕がきみをよろこばせているように

(Words and Idioms)
reason with … 説得する

日本語訳 by 音時

◆ウィキペディアには次のようにも書かれていました。

 ジョン・レノンはpleaseを別の意味で2度用いるレトリックのアイデアを、ビング・クロスビーの楽曲"Please"から得ている("Please"の歌詞の"Please lend your little ear to my pleas"という部分で、「プリーズ」は別の意味で2回使われている。)。

 "plea"は"嘆願; 請願"という意味だから、"お願いだよ 僕のお願いにちょっと耳を傾けて"ってとこでしょう。Johnは"面白い!"って思ったんですね。

◆デビュー曲"Love Me Do"は1962年12月の"ニュー・ミュージカル・エキスプレス"誌のチャートで17位になりました。ジョージ・マーチンは2枚目のシングルでは14位以上を狙い、ミッチ―・マレー作の「How Do You Do It」を選びました。

 しかし、ビートルズは与えられた曲ではなく「"Please Please Me"を聴いてくれ!」とジョージ・マーチンを説き伏せました。彼らは自分達の作った曲、にこだわったんですね。

◆これが"How Do You Do It".たしかに、うーむ(-_-;)




◆今でさえ新鮮な"Please Please Me"。1962年当時はポップスもお行儀のいい曲?がほとんどのなかで"Come on(Come On)、Come on(Come on)"やら、"Please Please Me"やらのフレーズはきっと"ちょっと意味深なエッチな感じ"を若者に与えたんだろう、それが時代のなかでのビートルズの魅力だったんだろうなあなんて思ってしまいます...!

 "Please Please Me"はジョージ・マーチンの敷いた作戦(チャートの14位以上)を大きく飛び越えて、チャートの1位になりました。(UK Single Chartでは最高位2位)

今聴いても、おそらくこのあといつ聴いても、"勢い""新しさ"を感じる曲ですね。



◆ビング・クロスビー"Please"、ジョンはこの曲を聴いたんだな。




◆ポールのソロ。The last song from Paul's DVD ''The Space Within Us''. 



◆このカバーは知らんかったな〜。梓みちよさん、マイ・ボ〜イ!と歌ってます。発音もいいし、ハモリも1人2役でなかなかいいですね!(この“おかあさん”のレコードに入ってるのかな。すごく範囲が広い)