「悲しき願い」という邦題で想いだすのは、
サンタ・エスメラルダ? ハワード・ジョーンズ、どちら?
ハワード・ジョーンズに“悲しき願い”(No one is to blame)という邦題の曲がありましたが、“悲しき願い”というタイトルの曲は僕はこっちを先に聴きました。
サンタ・エスメラルダ...最初はこの名前を耳にしたとき、赤い服を着た優しいおじさんのイメージだったんですが、それはクリスマスでしょ!(^_^;)
アーティストの顔や恰好は思い浮かばず、ひたすらこの国内盤シングルジャケットの真っ赤なバラを持った情熱的な感じのおねえさんを思い浮かべておりました。
◆でも当時からこの曲はカバーであって、オリジナルは別なアーティストだと聞いていて、アニマルズだと記憶していたのですが、そっちは“朝日のあたる家”の方だったかな?
オリジナルはアニマルズではなく、さらに1年さかのぼり、ソングライターでピアニストだったニーナ・シモン(Nina Simone)の1964年の作品だったんですね。
◆“サンタ・エスメラルダ“はプロデューサーが集めた多国籍のスタジオ・ミュージシャンから構成されたグループで、ボーカルのリロ・ゴメスは元タヴァレス在籍のミュージシャンであるとのこと。(でもこの一作で交代⁉という話)
“悲しき願い”を、このフラメンコタッチのディスコサウンドに仕上げたのも、しっかりと仕掛け人がいたんですね。
Songwriter(s)
Bennie Benjamin、Horace Ott、Sol Marcus
Released in 1977
US Billboard Hot100♯15
From the album“Don't Let Me Be Misunderstood”
*原詞の引用は太字です
Baby, do you understand me now
Sometimes I feel a little mad
Well don't you know that no one alive
can always be an angel?
When things goes wrong I seem to be bad
ベイビー もう俺のことわかってくれ
時々 俺は カッとなってしまうんだ
でも誰もが いつだって
天使のようにいられるわけがないんだよ
うまくいかないと 悪く見えてしまうんだ
But I'm just a soul
whose intentions are good
Oh Lord,
please don't let me be misunderstood
だけど俺は根っから
悪気がある人間じゃないんだよ
なあお願いだ
俺を誤解しないでくれ
If I seem edgy, I want you to know
That I never meant to take it out on you
Life has its problems and I've got my share
And that's one thing I never meant to do
'Cause I love you
とげとげしく感じるかい でもわかってほしい
おまえにつらく当たるつもりはないんだ
人生には問題があって受け止めてきたのさ
何かあったとしてもわざとってわけじゃない
だって おまえを愛してるから
Baby, don't you know I'm just human
And I've got thoughts like any other man
Sometimes I feel myself alone and regretting
Some foolish thing, some foolish thing I've done
ベイビー 俺も普通の人間さ
考え方だって普通の男と変わらない
ときどき気が付くと一人で後悔してるんだ
ちょっとしたことや やらかしてしまったことを
'Cause I'm just a soul
whose intentions are good
Oh Lord,
please don't let me be misunderstood
だって俺は善意を持った
ひとりの人間なんだ
なあ 頼むよ
俺のことを誤解しないでくれよ
If I seem edgy, I want you to know
That I never meant to take it out on you
Life has its problems and I've got my share
And that's one thing I never meant to do
'Cause I love you
とげとげしく感じるかい でもわかってほしい
おまえにつらく当たるつもりはないんだ
人生には問題があって受け止めてきたのさ
何かあったとしてもわざとってわけじゃない
だって おまえを愛してるから
Baby, don't you know I'm just human
And I've got thoughts like any other man
Sometimes I feel myself alone and regretting
Some foolish thing, some foolish thing I've done
ベイビー 俺も普通の人間さ
考え方だって普通の男と変わらない
ときどき気が付くと一人で後悔してるんだ
ちょっとしたことや やらかしてしまったことを
'Cause I'm just a soul
whose intentions are good
Oh Lord,
please don't let me be misunderstood
だけど俺は根っから
悪気がある人間じゃないんだよ
なあお願いだ
頼むから俺を誤解しないでくれ
Baby sometimes,I'm so carefree
With a joy that is hard to hide
Then sometimes it seems that all I have is worry
And then you're bound to see my other side
ベイビー それでもときどきはお気楽な俺
隠しておけなくて喜んでるのさ
でも別なときには 悩んでばかりに見えるだろ
そんなとき おまえは俺の別な側面を見てるのさ
'Cause I'm just a soul
whose intentions are good
Oh Lord,
please don't let me be misunderstood
だけど俺だってよくありたいって
思っている一人の人間さ
ああ 神さま
お願いだ 俺を誤解されないようにしてください
Oh Lord,
don't let me be misunderstood...
神よ
俺を誤解されないようにしてくれよ...
(Words and Idioms)
edgy=とげとげしい、イライラした
日本語訳 by 音時(On Time)
◆ただ、ちなみにこの曲がどんな風に書かれたのかというと、この曲のWikipediaにこんな風に書かれておりました。
ソングライターのホレス・オットが、ガールフレンド(そして将来の妻)であるグロリア・コールドウェルと一時的に落ちた後、メロディーとコーラスの歌詞を思いついたと言います。その後、オットはそれをソングライティングのパートナーのベニー・ベンジャミンとソル・マーカスに持ち込み、完成させた...。
ちょっとちょっと!ホレスくん、グロリアとの間に何があったんだい?誤解されるようなことをしておきながら、人間誰も間違いを犯すものさ...という開き直りの曲かい?←この曲の雰囲気ぶち壊しなのでヤメテ。
◆ニーナ・シモン(1964年)。ゆったりと思いを込めて歌います。お願いだから、私のこと誤解しないで...と懇願するようなボーカル。作者ホレスが自分の体験を歌った作品がどうしてニーナ・シモンのこの作品になったのか、ちょっと興味があるなあ...。
◆ニーナの翌年(1965)年、アニマルズのバージョン。エド・サリヴァン・ショーから。
◆尾藤イサオさん 誰のせいでもありゃしないーみんなおいらが悪いから...。
サンタ・エスメラルダ? ハワード・ジョーンズ、どちら?
ハワード・ジョーンズに“悲しき願い”(No one is to blame)という邦題の曲がありましたが、“悲しき願い”というタイトルの曲は僕はこっちを先に聴きました。
サンタ・エスメラルダ...最初はこの名前を耳にしたとき、赤い服を着た優しいおじさんのイメージだったんですが、それはクリスマスでしょ!(^_^;)
アーティストの顔や恰好は思い浮かばず、ひたすらこの国内盤シングルジャケットの真っ赤なバラを持った情熱的な感じのおねえさんを思い浮かべておりました。
◆でも当時からこの曲はカバーであって、オリジナルは別なアーティストだと聞いていて、アニマルズだと記憶していたのですが、そっちは“朝日のあたる家”の方だったかな?
オリジナルはアニマルズではなく、さらに1年さかのぼり、ソングライターでピアニストだったニーナ・シモン(Nina Simone)の1964年の作品だったんですね。
◆“サンタ・エスメラルダ“はプロデューサーが集めた多国籍のスタジオ・ミュージシャンから構成されたグループで、ボーカルのリロ・ゴメスは元タヴァレス在籍のミュージシャンであるとのこと。(でもこの一作で交代⁉という話)
“悲しき願い”を、このフラメンコタッチのディスコサウンドに仕上げたのも、しっかりと仕掛け人がいたんですね。
Songwriter(s)
Bennie Benjamin、Horace Ott、Sol Marcus
Released in 1977
US Billboard Hot100♯15
From the album“Don't Let Me Be Misunderstood”
*原詞の引用は太字です
Baby, do you understand me now
Sometimes I feel a little mad
Well don't you know that no one alive
can always be an angel?
When things goes wrong I seem to be bad
ベイビー もう俺のことわかってくれ
時々 俺は カッとなってしまうんだ
でも誰もが いつだって
天使のようにいられるわけがないんだよ
うまくいかないと 悪く見えてしまうんだ
But I'm just a soul
whose intentions are good
Oh Lord,
please don't let me be misunderstood
だけど俺は根っから
悪気がある人間じゃないんだよ
なあお願いだ
俺を誤解しないでくれ
If I seem edgy, I want you to know
That I never meant to take it out on you
Life has its problems and I've got my share
And that's one thing I never meant to do
'Cause I love you
とげとげしく感じるかい でもわかってほしい
おまえにつらく当たるつもりはないんだ
人生には問題があって受け止めてきたのさ
何かあったとしてもわざとってわけじゃない
だって おまえを愛してるから
Baby, don't you know I'm just human
And I've got thoughts like any other man
Sometimes I feel myself alone and regretting
Some foolish thing, some foolish thing I've done
ベイビー 俺も普通の人間さ
考え方だって普通の男と変わらない
ときどき気が付くと一人で後悔してるんだ
ちょっとしたことや やらかしてしまったことを
'Cause I'm just a soul
whose intentions are good
Oh Lord,
please don't let me be misunderstood
だって俺は善意を持った
ひとりの人間なんだ
なあ 頼むよ
俺のことを誤解しないでくれよ
If I seem edgy, I want you to know
That I never meant to take it out on you
Life has its problems and I've got my share
And that's one thing I never meant to do
'Cause I love you
とげとげしく感じるかい でもわかってほしい
おまえにつらく当たるつもりはないんだ
人生には問題があって受け止めてきたのさ
何かあったとしてもわざとってわけじゃない
だって おまえを愛してるから
Baby, don't you know I'm just human
And I've got thoughts like any other man
Sometimes I feel myself alone and regretting
Some foolish thing, some foolish thing I've done
ベイビー 俺も普通の人間さ
考え方だって普通の男と変わらない
ときどき気が付くと一人で後悔してるんだ
ちょっとしたことや やらかしてしまったことを
'Cause I'm just a soul
whose intentions are good
Oh Lord,
please don't let me be misunderstood
だけど俺は根っから
悪気がある人間じゃないんだよ
なあお願いだ
頼むから俺を誤解しないでくれ
Baby sometimes,I'm so carefree
With a joy that is hard to hide
Then sometimes it seems that all I have is worry
And then you're bound to see my other side
ベイビー それでもときどきはお気楽な俺
隠しておけなくて喜んでるのさ
でも別なときには 悩んでばかりに見えるだろ
そんなとき おまえは俺の別な側面を見てるのさ
'Cause I'm just a soul
whose intentions are good
Oh Lord,
please don't let me be misunderstood
だけど俺だってよくありたいって
思っている一人の人間さ
ああ 神さま
お願いだ 俺を誤解されないようにしてください
Oh Lord,
don't let me be misunderstood...
神よ
俺を誤解されないようにしてくれよ...
(Words and Idioms)
edgy=とげとげしい、イライラした
日本語訳 by 音時(On Time)
◆ただ、ちなみにこの曲がどんな風に書かれたのかというと、この曲のWikipediaにこんな風に書かれておりました。
ソングライターのホレス・オットが、ガールフレンド(そして将来の妻)であるグロリア・コールドウェルと一時的に落ちた後、メロディーとコーラスの歌詞を思いついたと言います。その後、オットはそれをソングライティングのパートナーのベニー・ベンジャミンとソル・マーカスに持ち込み、完成させた...。
ちょっとちょっと!ホレスくん、グロリアとの間に何があったんだい?誤解されるようなことをしておきながら、人間誰も間違いを犯すものさ...という開き直りの曲かい?←この曲の雰囲気ぶち壊しなのでヤメテ。
◆ニーナ・シモン(1964年)。ゆったりと思いを込めて歌います。お願いだから、私のこと誤解しないで...と懇願するようなボーカル。作者ホレスが自分の体験を歌った作品がどうしてニーナ・シモンのこの作品になったのか、ちょっと興味があるなあ...。
◆ニーナの翌年(1965)年、アニマルズのバージョン。エド・サリヴァン・ショーから。
◆尾藤イサオさん 誰のせいでもありゃしないーみんなおいらが悪いから...。
コメント
コメント一覧 (12)
音時
がしました
原曲の題名は「我が主よ、私が誤解されたままにならない様にして下さいませ」とか言う意味になるとか。受動態の準動詞の祈願文になるそうです。
音時
がしました
音時
がしました
音時
がしました
音時
がしました
洋楽といっても、米国、英国がメインの日本ではラテン・ミュージックはマイナーな存在
ポルトガルのファド、ボサノバ以外のMPBなども同様で愛好者は少ないですね
でも戦後の混乱を経て落ち着きを取り戻したこの国で、日本人の心をとらえたのはロス・パンチョスのようなラテンのメロディーだった
果たして日本人とラテンミュージックの相性は?
Morena(2007)「TBS 世界ふしぎ発見!テーマ」
ROCKAMENCO
(https://www.youtube.com/watch?v=PnZpaTmo0EY)
まんまのバンド名で、さすがに笑うけど曲の構成は確かで感心します
日本語の歌詞とフラメンコが見事に融合している
音時
がしました
“おまえをべいびー俺のものにすることはむなしい悲しい願いなのか“と言っています。
“愛しあえぬ悲しき願いの恋だった”んですねえ…。
音時
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オリジナルは、ニーナ・シモンという方なのですね。知りませんでした。
この曲と言えば、ボクはアニマルズかな。尾藤さんの方もインパクトがあります。でも、「あしたのジョー」のテーマを歌っていた渋いイメージが崩れてしまったかも…。
サンタ・エスメラルダのフラメンコっぽいバージョンも明るくて好きです。
サンタ・エスメラルダは「俺を誤解しないでくれ」 誤解しないでね、という「悲しき願い」なのですね。
尾藤さんは「みんなおいらが悪いのか」 えっ。 コレってお願い!?
音時
がしました
音時
がしました
音時
がしました
この曲はYoutubeで検索したところ、約10分、タランティーノ監督の「キル・ビル」サントラバージョンがあまりにカッコ良く、思わずどんな素晴らしい映像に使われるのか、とDVDを購入してまで観たら、なんだかなあ・・・と思った経験があります。
演歌にも通じる短調、ラテン風の日本人好み(私好み)の曲ですが、「悲しき」といえば、街角に天使でしょうか。特に後者のメリー・ホプキンは、シビレます。「悲しきシリーズ」まとめ、はされておられましたっけ。
音時
がしました
ビルボードチャートでは、記録ないかと思ってましたが、1978年2月18日付15位まで上がったんですね。
朝日のあたる家のサンタエスメラルダバージョンもあるけど、こっちは余りヒットしなかったのかな?
ディスコの曲がピンからキリまであんなにラジオから流れた後に、AOR ブーム。
やっぱり飽きちゃった?
音時
がしました