ジョン・ボン・ジョヴィのソロの全米No.1ヒットがこの曲“Blaze Of Glory”でした。
◆最初に聴いたとき、『なんだかボン・ジョヴィの“Wanted Dead Or Alive”みたいな曲だなあ...』と思ったのですが、実がそれが正解でした!( ゚Д゚)エッ?
実は1988年の映画「ヤングガン」はボン・ジョヴィの“Wanted Dead Or Alive”からインスパイアされた映画だったそうで、主演のエミリオ・エステべスは続編「ヤングガン2」にぜひ“Wanted Dead Or Alive”を使わせてほしい、とボン・ジョヴィ側に申し入れがありました。
ジョンは映画「ヤングガン」が好きだったこともあって、嬉しがって「それじゃあ“Wanted...”みたいな曲を書き下ろすよ!」となってこの曲が書かれた、とのこと。
そうなのか!なのでウエスタンタッチな感じが“Wanted..”にそっくりなわけだ。

◆ジョンはこの曲についてこのようにコメントしています。
“どうせなら映画の雰囲気とかストーリーに合った曲がいいんじゃないかと思ったんだ。それで電話でストーリーを聞いて「ブレイズ・オブ・グローリー”を書いたわけさ”
(雑誌「Music Life」1990年9月号 ジョン・ボン・ジョヴィへのインタビューより)
なるほど、そうなのか。映画「ヤングガン」および「ヤングガン2」は西部劇でビリー・ザ・キッドを題材にした映画。この曲“ブレイズ・オブ・グローリー”はエミリオ・エステべスが演じるビリーが主人公の歌詞となっているんですね。映画「ヤングガン2」はビリー・ザ・キッドの最期を描いてると聞きましたので、そんな歌詞なわけです。
ちなみに「ヤングガン」は“自警団”の名前。知事や保安官などが必ずしも正義ではない状況のなかで、自らの正義を貫き銃で守る若者たち、なんですね。
…映画を観たことがないので、いつか観たら必要な訂正します(^_^;)

◆冒頭のPVの雄大な景色は、ユタ州のモアブ(Moab)近くのレクトリー(Rectory)で撮影。ビデオには出てきませんが、ギターはジェフ・ベックが弾いてます!
◆この曲“Blaze Of Glory”は全米では1週間のみですがNo.1になりましたが、オーストラリアでは6週間 No.1の超大ヒットになったとのこと!

Songwriter(s) Jon Bon Jovi
Released in 1990
US Billboard Hot100♯1
From the album“Blaze of Glory”
*原詞の引用は太字です
I wake up in the morning
And I raise my weary head
I've got an old coat for a pillow
And the earth was last night's bed
朝 目を覚まし
疲れはてた頭を持ちあげる
着古したコートを枕にして
大地が昨夜のベッドだった
I don't know where I'm going
Only God knows where I've been
I'm a devil on the run
A six gun lover
A candle in the wind
自分がどこに向かっているのか
どこにいたかは神様に聞いてくれ
俺は逃亡中の悪魔さ
六連発の銃を愛してるが
いのちは風前の灯さ
When you're brought into this world
They say you're born in sin
Well at least they gave me something
I didn't have to steal or have to win
人はこの世に生を受けたときから
罪を背負ってると言われるが
ああ 少なくとも
意味ある生をいただけてるはずさ
盗んだり勝ち取ったりしたわけじゃない
Well they tell me that I'm wanted
Yeah, I'm a wanted man
I'm a colt in your stable
I'm what Cain was to Abel
Mister catch me if you can
ああ お尋ね者になっちまった
そうさ 俺は追われる身なんだ
おまえの馬屋にかくまわれる仔馬
カインとアベルの関係さ
アンタも できるもんなら捕まえてみな
I'm going out in a blaze of glory
Take me now but know the truth
I'm going out in a blaze of glory
Lord I never drew first
But I drew first blood
I'm no one's son
Call me young gun
俺は逝く 栄光の炎に包まれて
命を奪えばいい でも真実を知ってくれ
俺は逝く 栄光の輝きをまとって
神よ 誓って銃を先に抜くことはなかったが
最初に血を流すのは相手だった
俺は一匹オオカミなのさ
“ヤング・ガン”って呼んでくれ
You ask about my conscience
And I offer you my soul
You ask if I'll grow to be a wise man
Well I ask if I'll grow old
俺に良心を問うのかい?
そしたら この魂を捧げよう
俺は賢い者になれるのかって聞くのかい?
ああ俺が聞きたいよ
俺は生きながらえるのかって
You ask me if I've known love
And what it's like to sing songs in the rain
Well, I've seen love come
And I've seen it shot down
I've seen it die in vain
俺は愛を知ってるのか
雨のなかで歌を歌うのはどんな気持ちか
問うのなら そうさ 俺は
愛が訪れたのは見たことがある
そしてその愛は撃ち落されて
虚しさのなかで死んでいったよ...
Shot down in a blaze of glory
Take me now but know the truth
'Cause I'm going down in a blaze of glory
Lord I never drew first
But I drew first blood
I'm the devil's son
Call me young gun
撃たれるのさ 栄光の炎に包まれて
命を奪えばいい でも真実を知ってくれ
俺は逝く 栄光の輝きをまとって
俺が銃を先に抜くことはなかったが
最初に血を流すのはいつだってヤツらさ
俺は天涯孤独
俺を“ヤング・ガン”って呼んでくれ
Each night I go to bed
I pray the Lord my soul to keep
No I ain't looking for forgiveness
But before I'm six foot deep
Lord, I got to ask a favor
毎晩 眠りに就く頃に
この命をお守りくださいと願うんだ
いや 許してほしいって言うんじゃない
だけど墓穴に入る前に
神よ 一つだけ聞いてくれ
And hope you'll understand
'Cause I've lived life to the fullest
Let this boy die like a man
Staring down a bullet
Let me make my final stand
アンタにはわかってほしい
俺が精いっぱい生きてきたってことを
だからこのガキを
一人前の男として死なせてほしい
銃弾を目の前にした男の
最期の戦いを見届けてくれ
Shot down in a blaze of glory
Take me now but know the truth
I'm going out in a blaze of glory
Lord I never drew first
But I drew first blood
And I'm no one's son
Call me young gun
I'm a young gun
Young gun, yeah yeah yeah
Young gun
銃声が響く 栄光の炎に包まれて
命を奪えばいい でも真実を知ってくれ
俺は逝く 栄光の輝きをまとって
俺が銃を先に抜くことはないが
最初に血を流すのはいつだってヤツらさ
俺には親はいない
俺は“ヤング・ガン”
“ヤング・ガン” 俺は
“ヤング・ガン”として生き抜いたんだ
(Words and Idioms)
cf.six feet under
埋葬されて、死去して◆【語源】死体を埋めるための穴の深さが6フィートということから
colt=colt雄の子馬、初心者、子馬
stable=家畜小屋、きゅう舎、馬小屋、馬屋
blaze=(激しく燃え立つ)炎、(銃の)連射、(…の)強い輝き[光,きらめき],燃えるような色彩;(栄光などの)輝き
go out=意識をなくす、死ぬ
(「go out」は「die」の遠回りの表現)
draw first blood=相手に最初に痛手を負わせる、先制点を挙げる
to the fullest=十分に,心ゆくまで,最大限に
make a final stand= 最後の抵抗を試みる
日本語訳 by 音時(On Time)

◆歌詞に出てくる「カインとアベル」については詳しくはこちらをどうぞ。聖書では、兄カインが弟アベルを殺害し、それが人類初めての「殺人」となった、とのこと。兄弟のように仲が良くても、明日には殺しあう運命...そんな意味で歌詞に使われたのかな、と思いました。

◆当初、ジョンは“Blaze Of Glory”をソロアルバムとして発売する予定はなかったようです。
前述のジョンへのインタビューを読むと、彼自身は次のように言っているようです。
“曲は全部俺が書いたし、レコーディングしたのも俺だから、俺のアルバムであることには違いないけど、ボン・ジョヴィの時のように自分の体験を基に...というのではなく、映画のストーリーに合わせて曲を書いたわけだから、いわゆるソロ・アルバムと呼ぶものでもない。じゃサントラか?というと、そうでもないんだ。実際に映画に使われているのは2曲だけだし...。だから正確に言うと、「ヤングガン2」にインスパイアされて書いたアルバムってことになるかな。”
ちなみにジョンは、映画にも30秒程度ですが出演している模様です。でもセリフもなくて出たとたんに打ち殺されてしまう役、とのこと(^_^;)。
◆1995年のロンドンでのBon Joviのライブから。ギターはリッチー...!
◆アルバムのオープニングを飾る“Billy Get Your Guns”。軽快な曲で僕は好きだな。
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