"マイク・ラザフォード"はジェネシスのオリジナルメンバー。
マイク+ザ・メカニックスはその彼のソロ・プロジェクトのグループですね。バンド名ですが、最初は「Mike+The Mechanics」と「+」を使っていましたが、今は「&」を使っているようです。
最初のアルバム「Mike+The Mechanics」のシングル"Silent Running"が全米でトップ6に入ってきたときは結構シリアスな感じの曲で、"そういう感じのバンド"でプログレかな?と思ったのですが、次のシングルとなったこの曲で、イメージがガラッと変わりました。

◆とてもポップなこの曲。イントロから何かしらワクワクさせるものがあります。そしてコーラスの"All I need is a miracle、all I need is you…"のフレーズ、覚えやすくて忘れにくい。いつまでも頭のなかにしつこく(!)残ります。
作者を見てみると、マイクとクリストファー・ニール。
クリストファーは「Mike+The Mechanics」のアルバムプロデューサーであり、他のアーチストでも、ポール・ニコラス(Heaven On The 7th Floor etc.)やシーナ・イーストン(Modern Girl、Morning Train etc.)があり、その後もセリーヌ・ディオン(Where Does My Heartbeat Now etc.)などをプロデュースしていく人物。こうやって彼が手掛けた作品たちを俯瞰してみると…やはりポップな作品を仕上げて押し出すのにたけてそうな人物ですね。
◆また、最初はマイク・ラザフォードが歌ってるんだとばかり思ってたのですが、彼らはバンドのなかで、曲によってボーカルを変えています。

"Silent Running"を歌っていたのはAceで"How Long"を歌っていたポール・キャラック。ポールはソロでも1987年に"Don't Shed a Tear(涙に別れを)"の最高位全米9位のヒットを出したのち、1989年にMike+The Mechanicsでは"The Living Years"の全米No1ヒットを出しますね。(父と子の時代を越えた想いを歌ったこの曲は、僕の大好きな曲のベスト5を挙げるのであれば、きっと入ります!)
そして、"All I Need Is A Miracle"のヴォーカルは元Sad CafeのPaul Young。ポール・ヤングと言っても"Everytime You Go Away"の彼、"Do They Know It's Christmas"でトップバッターを務めた彼ではありません。
この人です。


左からポール・キャラック、マイク、そしてポール・ヤングです
でも実は僕は彼のことをほとんど知りません。サッド・カフェについてもセクシーなお姉さんがアルバムジャケットに映ってる「悲しき酒場の唄(FANX TA-RA)」というアルバムくらいしか知らないです。「10ccとイエスの融合」とも言われていたようなので今度聴いてみようかな。ポール・キャラックとポール・ヤングの声や歌い方を比べてみると、ポール・ヤングはロックテイストの曲が似合う感じがするので、この曲は彼が務めてライヴステージでも楽しく歌っているようですね。
ポール・ヤングは急な心臓発作で既に2000年7月にこの世を去ってしまっています。彼の訃報を告げるBBC Newsです(2000年7月17日)
◆マイク+メカニックスは2004年に活動を休止。ヴォーカリストの2人のポールは去りましたが、2010年にマイクを中心に再稼働。今でもドラマチックでメロディアスなロック作品を作り続けてくれています。(やはりヴォーカリストは2枚看板)

(Christopher Neil, Rutherford)
Released in 1986
US Billboard Hot100#5
From The Album“Mike + The Mechanics”
*原詞の引用は太字です
I said "Go if you wanna go
Stay if you wanna stay"
I didn't care if you hung around me
I didn't care if you went away
言ったんだ “行きたいなら行きな“
“いたいならいれば” ってね
きみがまとわりついても気にしなかったし
遠くに行っても気にしなかった
And I know you were never right
I'll admit I was never wrong
I could never make up my mind
I made it up as I went along
わかってる きみは決して正しくなかったし
僕も決して間違ってはいなかったと認めるよ
僕は決心がつかなかったのさ
成り行きまかせで切り抜けてきたんだ
And though I treated you like a child
I'm gonna miss you
for the rest of my life
僕はきみを子ども扱いしてきたんだけど
これからの人生
きみが恋しくなってしまいそうさ
All I need is a miracle,
all I need is you
All I need is a miracle,
all I need is you
All I need is a miracle,
all I need is you
僕には奇跡が必要なんだ
ほしいのはきみだけさ
必要なのは奇跡だけ
ほしいのはきみだけなんだ
奇跡だけを待ち望んでる
きみがほしくてたまらない
I never had any time
And I never had any call
But I went out of my way just to hurt you
The one I shouldn't hurt at all
僕はちっとも時間をかけたりしなかった
きみに電話をかけることもしなかった
きみを傷つけるために奔走してたんだ
傷つけてはいけない ただ一人の人だったのに
I thought I was being cool
Yeah, I thought I was being strong
But it's always the same old story
You never know
what you've got 'til it's gone
自分がカッコいいと思ってたよ
Yeah 強いヤツだとも思ってた
でもいつだって同じことさ
持っていたものの大切さがわかるのは
そいつを失ってしまったときなんだ
If I ever catch up with you
I'm gonna love you
for the rest of your life
もしきみに追いつくことができるなら
これからのきみの人生
ずっと僕が愛していくよ
All I need is a miracle,
all I need is you
(all I need is a miracle)
All I need is a miracle,
all I need is you
(all I need is a miracle)
All I need is a miracle,
all I need is you
僕には奇跡が必要なんだ
ほしいのはきみだけさ
必要なのは奇跡だけ
ほしいのはきみだけなんだ
奇跡だけを待ち望んでる
きみがほしくてたまらない
奇跡よ起きてくれ
僕にはきみが必要なんだ
And if I ever catch up with you
I'm gonna love you
for the rest of your life
もしきみと一緒に肩を並べていけるなら
僕はきみを愛するよ
きみの人生ずっとずっとだよ
All I need is a miracle,
all I need is you
(all I need is a miracle)
All I need is a miracle,
all I need is you
(all I need is a miracle)
All I need is a miracle,
all I need is you
(all I need is a miracle)
All I need is a, all I need is a,
All I need is you
(all I need is a miracle)
僕には奇跡が必要なんだ
ほしいのはきみだけさ
必要なのは奇跡だけ
ほしいのはきみだけなんだ
奇跡だけを待ち望んでる
きみがほしくてたまらない
奇跡よ起きてくれ
僕にはきみが必要なんだ
(Words and Idioms)
go out of one's way to わざわざ[無理してまで]~する、~するために尽力する
catch up with =~に追い付く、~について行く、~と肩を並べる
日本語訳 by 音時(On Time)

◆↑↑↑↑ おいおい、仕事さぼって居眠りしてちゃ、奇跡は起きっこないぜ。(この曲のシングルのジャケットです)
◆“All I Need Is A Miracle”が最高位1位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending June 7, 1986
ホイットニーに代わりマドンナ"Live To Tell"が首位。
Nu ShoozとかOMDとかLevel42とか、いろんなグループの中ヒットが沢山ありました。
9位と10位は泣かせるバラードが並んでますね…。"All I Need…"はこの週の5位が最高位、翌週は9位にダウンします。
-1 2 LIVE TO TELL –•– Madonn
-2 3 ON MY OWN –•– Patti Labelle & Michael McDonald
-3 1 GREATEST LOVE OF ALL –•– Whitney Houston
-4 5 I CAN’T WAIT –•– Nu Shooz
-5 6 ALL I NEED IS A MIRACLE –•– Mike + The Mechanics
-6 4 IF YOU LEAVE –•– Orchestral Manoeuvres In The Dark
-7 7 SOMETHING ABOUT YOU –•– Level 42
-8 11 CRUSH ON YOU –•– The Jets
-9 13 THERE’LL BE SAD SONGS –•– Billy Ocean
10 15 A DIFFERENT CORNER –•– George Michael
◆この曲のPVです。最初と最後にゴニョゴニョとある物語仕立てです。
◆All I Need Is a Miracle Mike + the Mechanics Live Ohne Filter 1999
◆マイク&ザ・メカニックスの1stアルバムからはまずはこの曲がシングルになり全米6位に。"Silent Running"。Vocalはポール・キャラックです。
コメント
コメント一覧 (8)
音時
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音時
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音時
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音時
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ボーカルの中村さんは色々あって(^^;脱退されて、今は別なボーカルとなって活動していられるようですね。“何も言えなくて、夏“もいい曲でした。カラオケで歌ったなあ。
音時
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二人のボーカルを迎えて大ヒットは、ビックリしました。
ヒットした頃は、ベストヒットUSAくらいしか、映像が観れなかったので、毎回サビの映像ばかりでしたが、サイレント~ミラクル~テイクインまでの、3曲の映像が繋がってるので、まとめて観ると面白いですね。
音時
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リンクされている、サッドカフェ。放題:「悲しき酒場の唄」原題: Fanx Ta-Ra = ありがとう、さようならの意、
はプログレ好きだった僕には、とても印象的なバンドでした。何がスゴイってアルバムジャケのおねいさんが……いや曲のバラエティさが半端なく、イイ意味で掴み所ないです。3枚目のアルバムからは10ccのエリック・スチュアートがプロデュースするようになりポップ性が増しました。ポール・ヤングのポップさと、マイクのそれが融合してメカニックス結成につながっていったと思います。
今の時代、本当に便利になりました。かつて好きだったアルバムがほとんど聴けるようなりました。
早速、マイク&ザ・メカニックスとサッドカフェ久しぶりに聴いてみよう。
Fanx Ta-Ra!懐かしいよな~!ジャケのおねいさ……いや、素晴らしい曲の数々(汗)。
音時
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Silent Running もインパクトがありましたね
イントロもかっこ良くてゾクゾクっとしていました(笑)確か映画で使われたとか、従兄が言ってました。映画自体はいまひとつだったとも。
私もボーカルは一人だと思っていました。音時さんの記事を読むまでは!!
マイクラザフォードはイメージ変わらず素敵ですね♡J-Walkのボーカルの方にちょっと似てる気がするけど、、、
Living Years は音時さんの想いが深い曲ですね
前の記事鮮明に覚えています
音時
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