King Of Pop 逝く…
マイケルがこの世から旅立って、今日でもう12年になるのか...。
本日6月25日はマイケルの命日。今日はこの曲を聴きたいと思います。
◆“Black Or White”...この曲の作者はマイケルのほかに ビル・ボトレルの名前がありますね。
これは途中に挟むラップ部分の歌詞の作者なんですね。ビデオもテレビでよく観ました。最初の部分、映画「ホーム・アローン」に出演したマコーレ・カルキンくんがお気に入りのロックを聞いてたら、お父さんが「うるさい!」。
一番いいところを聞きそこなったマコーレくんはエレキギターのボリュームを最大限(Are you Nuts? / 気は確かか?)にして"Eat this!(これでも喰らえ!)。
大音量に乗った?お父さんはイスごとアフリカ?へ!"E.T"などのパロディの映像も挟みます。
…でも、これは子どもが悪いですよね(^_^;)
お母さんも"お父さんカンカンよ"なんて言ってる場合じゃないですよ(^▽^;)
◆歌詞にもあるようにマイケルは"人種なんて、黒や白なんて関係ないよ""簡単なことじゃないけど、僕ら乗り越えようよ"とメッセージを送ってくれます。
世界各地にて一緒に人々と踊るマイケル。みんな同じ(人間)なんだ、というマイケルのメッセージに応えるかのごとく、1人の人物が色んな顔に変わり別の人物になりますね。"モーフィング"という映像効果もこの場面で知りました。
Writer(s): Michael Jackson, Bill Bottrell
Released in 1991
US Billboard Hot100#1
From The Album“ Dangerous”
*原詞の引用は太字です
Turn' that noize off!
音を小さくしろ!
I thought I told you to turn them off!!
It's too late,It's too loud!!
前にも言ったはずだろ
もう遅い時間だし、うるさいんだよ!
But Dad, this is the best part!
でもお父さん 今がいいところなんだよ!
You are wasting your time with the garbage,
go to bed!!
こんなゴミのような歌を聞いて人生無駄にするつもりか!
早く寝ろ!
:::::::
OK ...オーケー…
Eat this!
これでも喰らえ!
(mother)
I'm afraid your father going to be very upset
when he gets back.
戻ってきたらお父さんもうカンカンよ…!
(Michael)
I took my baby on a Saturday bang
"Boy, is that girl with you?"
Yes, we're one and the same
Now I believe in miracles
And a miracle has happened tonight
But if you're thinkin' about my baby
It don't matter if you're black or white
あのコを土曜のパーティーに連れてったんだ
"よお そのコ 彼女かい?"って聞かれたよ
そうだよ 僕らはまったく同じ人間さ
いま僕は奇跡を信じてる
その奇跡が今夜起こったところなんだ
でも僕のあのコのことだったら
きみが黒でも白でも 気にしないよ
They print my message in the Saturday Sun
I had to tell them I ain't second to none
And I told about equality
And it's true
Either you're wrong or you're right
But if you're thinkin' about my baby
It don't matter if you're black or white
僕の言ったことが「Saturday Sun」に載る
別に特別なこと言ってないって
僕はそう言わなきゃならなかったんだ
僕が話したのは"平等"ってこと
それが本当のことだよ
きみが間違ってようと 正しかろうと
僕のあのコのことを言うんだったら
きみが黒だろうと白だろうと何の関係もない
I am tired of this devil
I am tired of this stuff
I am tired of this business
So when the going gets rough
こんなワルい奴との付き合いもうんざりさ
こんなくだらないもの いい加減にしてよ
こんな仕事はやってられないよ
そう 事態はどんどん悪くなってるんだ
I ain't scared of your brother
I ain't scared of no sheets
I ain't scare of nobody
Girl, when the goin' gets mean
きみの仲間なんて怖くない
ゴシップ誌なんて怖くない
僕は誰も怖くないんだ
そうさ どんなにみじめになろうとね
Protection for gangs, clubs and nations
Causing grief in human relations
It's a turf war on a global scale
I'd rather hear both sides of the tale
See, it's not about races
Just places Faces
Where your blood comes from
Is where your space is
I've seen the bright get duller
I'm not going to spend my life being a color
ギャングや団体、国家を守ろうとして
人間どうしの関係に悲しみを産んでる
地球規模の縄張り争いなんだ
僕はできたら双方の主張に耳を傾けたい
わかるだろ 問題は人種の違いじゃないんだ
ただの「地位」や「体裁」だろ
どこの出身かなんてこだわってると
それだけ世界が狭くなってしまうんだ
輝いてたものも くすんでいってしまうんだ
僕は肌の色で自分の人生を決めたくないんだ
Don't tell me you agree with me
When I saw you kicking dirt in my eye
僕と同じ意見だなんて言わないでくれよ
だってきみが僕の目に泥を蹴り上げたのを
僕は見たんだから
But if you're thinkin' about my baby
It don't matter if you're black or white
でもきみが僕のあのコのことを言うんなら
きみが黒でも白でも 関係ないことさ
I said
if you're thinkin' of being my baby
It don't matter if you're black or white
I said
if you're thinkin' of being my brother
It don't matter if you're black or white
僕ははっきり言うよ
僕の恋人になりたいんだったら
僕は きみが黒でも白でも 気にしない
僕の仲間になりたいんだったら
人種なんて関係ないんだよ
Ooh, ooh
Yeah, yeah, yeah, now
Ooh, ooh
Yeah, yeah, yeah, now
It's black, it's white
It's tough for you to get by
It's black, it's white, woo
黒い人 白い人
違いを乗り越えるのは簡単なことじゃない
ブラック そしてホワイト…
(Words and Idioms)
garbage=ごみ、がらくた
a bang=刺激,興奮; 衝撃.
one and the same=まったく同一の.
second to none 誰にも負けない◇【直訳】誰に対しても2番目にはならない
devil=(ひどい)腕白,いたずら者.
sheets=(低級な)新聞
turf war =〔暴力団などの〕縄張り争い
日本語訳 by 音時(On Time)
◆曲の冒頭の場面、"よお、それ彼女かい?"と誰かに聞かれます。場面としては、黒人の仲間が集っている脇を、白人の彼女を連れて(マイケルが)歩いていたんでしょうか?
そう聞かれて答えます。"we're one and the same…"と。
"僕たちは同じなんだ"、黒も白もない、"同じ人間なんだ"。
それでも"Black or White"の問題は簡単に解決しません。"It's tough for you to get by"。簡単なことじゃないけど、たたかい続ける…マイケルに励まされますね。
あらためて言います…この曲、大好きです!
◆“Black Or White”が1位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week December 7, 1991
マイケルは、Hot100に初登場35位で急上昇の3位に上がり、3週目にして首位に立ちます。年末から年始にかけて7週連続No1になりました。貫禄…でも首位にふさわしい楽曲ですよね。4位はボーイズⅡメン、この曲、じっくり聴いてしまうアカペラナンバーです。9位エイミーグラント、これも名曲。
-1 3 BLACK OR WHITE - Michael Jackson
-2 2 WHEN A MAN LOVES A WOMAN - Michael Bolton
-3 1 SET ADRIFT ON MEMORY BLISS -P.M. Dawn
-4 4 IT’S SO HARD TO SAY GOODBYE TO YESTERDAY - Boyz II Men
-5 7 ALL 4 LOVE - Color Me Badd
-6 6 BLOWING KISSES IN THE WIND - Paula Abdul
-7 5 CREAM - Prince & The N.P.G.
-8 17 CAN’T LET GO - Mariah Carey
-9 11 THAT’S WHAT LOVE IS FOR - Amy Grant
10 8 O.P.P. - Naughty By Nature
◆こちら6分23秒で終わらない完全バージョン。全部で11分あります。黒いパンサーはマイケルになり…。最後はシンプソンズのアニメ。
◆マイケルの30th アニバーサリーライヴにスラッシュが登場!
◆Michael Jackson - Black Or White - Live Munich 1997
◆この曲も1972年に全米No1になりました。"Black And White" by Three Dog Night
コメント
コメント一覧 (2)
音時
がしました
Godley & Creme の「Cry」('85年16位)でしたがこれを初めて観た時は「すげぇ」って思いましたが'91年マイケルの時には技術もかなり進歩していますね。顔の移りがスムース(笑)。
Wang Chung の大ヒット「Everybody Have Fun Tonight」('86年2週2位
)も凝りに凝ったPVでしたがこのPV の監督も Godley & Creme でしたね。
音時
がしました