INXSは「Listen Like Thieves」を経て1987年の「KICK」で全豪だけでなく、全米、世界の頂点に立ちました。
この曲「Suicide Blonde」は「KICK」の大成功から3年を経て発売されたアルバム「X」の1stシングルです。
イントロのブルースハープが始まったらすぐに躍動感のある曲が始まります。印象的な"Suicide Blonde"のフレーズが繰り返されます。INXSの曲は、途中途中で、バックでギターを"チャーチャカチャン"と入るカッティングも結構好きだなあ。(これ音楽用語では何て言うんだろう。"チャーチャカチャン"とか書くと、なんかお笑いっぽいけど(^▽^;)そういうんじゃなくて。)

(Andrew Farriss、Michael Hutchence)
Released in 1990
US Billboard Hot100#9
From The Album“X”
*原詞の引用は太字です
Suicide blonde, suicide blonde
Suicide blonde, suicide blonde
鮮やかな金色 スーサイド・ブロンド
ハッとする金色 スーサイド・ブロンド
Suicide blonde was the colour of her hair
Like a cheap distraction
For a new affair
She knew it would finish
Before it began
Something tells me you lost the plan
自殺しそうな金髪 それがアイツの髪の色
新しい楽しみのための
まるで安っぽい気晴らし
アイツはわかってるんだ
始まる前にもう終わってるって
おまえの計画はおじゃんになるって
そう教えてくれるんだ
You want to make her
Suicide Blonde
Love devastation
Suicide Blonde
アイツにそうさせたいのかい
鮮やかな金髪
愛の惨劇が繰り広げられるんだ
鮮やかな金髪
You want to make her
Suicide Blonde
Love devastation
Suicide Blonde
アイツにそうさせたいのかい?
スーサイド・ブロンド
アイツは愛の惨劇をもたらせる
スーサイド・ブロンド
She stripped to the beat
But her clothes stay on
White light everywhere
But you can't see a thing
Such a squeeze
A mad, sad moment
Glory to you, glory to you,
take me there
アイツはビートにのせて脱いでいく
でもまだ服は着ているよ
白い光があらゆるところに
でもおまえは何も見えない
ぎゅっと締め付けるんだ
狂ったような 残酷な瞬間さ
おまえすごくいいぜ 最高さ
俺を連れてってくれよ
Got some revelation
put into your hands
Save you from your misery
Like rain across the land
Don't you see
The colour of deception
Turning your world around again
いろんなことが発覚したけど
おまえの手の中にしまっておけよ
惨めな思いから救ってやるさ
大陸に降り注ぐ雨のようにね
欺瞞の色が見分けられないのかい
おまえの世界がまた
ぐるぐる回っちまうぜ
You want to make her
Suicide Blonde
Love devastation
Suicide Blonde
アイツにそうさせたいのかい
鮮やかな金髪
愛の惨劇が繰り広げられるんだ
鮮やかな金髪
You want to make her
Suicide Blonde
Love devastation
Suicide Blonde
アイツにそうさせたいのかい?
スーサイド・ブロンド
アイツは愛の惨劇をもたらせる
スーサイド・ブロンド
You want to make her
Suicide Blonde
Love devastation
Suicide Blonde
アイツにそうさせたいのかい
鮮やかな金髪
愛の惨劇が繰り広げられるんだ
鮮やかな金髪
You want to make her
Suicide Blonde
Love devastation
Suicide Blonde
アイツにそうさせたいのかい?
スーサイド・ブロンド
アイツは愛の惨劇をもたらせる
スーサイド・ブロンド
(Words and Idioms)
suicide blonde =〈俗〉金髪に染めた女
distraction=注意散漫.気晴らし,娯楽
devastation=荒らすこと; 荒廃; 惨害
cf.Glory to God =(神への賛美)
revelation=暴露,すっぱ抜き; 漏らすこと,発覚
deception=ごまかし、欺瞞
日本語訳 by 音時(On Time)

マイケル・ハッチェンスは歌が上手い、とは思わないけど(ファンの方、ごめんなさい🙇)
、インエクセス(小林克也さんは"イネクセス"と発音します)の歌はやっぱり彼じゃないと歌えない。
セリフのような歌詞とメロディ。MTVで見ることが多かったのですが、やっぱり表現者、アーチストなんだよな~と思います。
◆「スーサイド・ブロンド」とは…和英辞典で俗語で「金髪に染めた女」とされています。
もともとは金色ではない髪を自分で金色に「染める(dyed)」ことから"自分でdied"=自殺(Suicide)ということになったんですね。これも英語の語源としてなかなか面白い。ただなんとなく"単純な金髪"というよりも「鮮やかな金髪」を想像させるような言い方だな~と思って、和訳としては"鮮やかな金色""ハッとする金色"、飛躍して"自殺しそうな金色"などと意訳を入れてみました。

◆またウィキペディアによると、この曲"Suicide Blonde"ができた背景には、マイケルとその恋人だったカイリー・ミノーグの会話があるとも言われています。カイリーの髪型はもともとはプラチナ・ブロンド=白に近い金髪でしたが、主演映画の役作りのために染めなければいけませんでした。

それをカイリーがマイケルに "I'm going suicide blonde today."と言ったとか。つまり美容院などでやってもらうのではなくて"自分で染める"ってニュアンスが入って"suicide"と表現してるのかな。マイケルはこの言葉に何かピンとくるものがあったのでしょう。そのインスピレーションで曲が作られたようです。しかし…マイケルとカイリーの交際は15カ月、2人は別れ(マイケルの浮気が原因?)、マイケルも別な女性と結婚します。
カイリーがマイケルとの交際についてコメントしているWeb記事がありました。
(NME-jp)
...「セックスに愛、食べ物、薬物、音楽、旅行、本、彼はどんなことも経験したがったの」とカイリー・ミノーグは語っている。「彼のパートナーとして、私も同じくらいたくさんのことを経験することになった。官能的な人ってすべての感覚が刺激されたいと思うのよ。彼は間違いなく、私の世の中に対する欲望を目覚めさせたわ」
こちらのサイトにはカイリーと写った写真が多数掲載...カイリー以外の金髪女性もいるけど(^_^;)
(Strawberige)
◆ご存じのとおり、マイケルは37歳の若い生涯を閉じてしまいました(1997年11月22日没)。首をつっていたことから"自殺(Suicide)"と断定されました。ヒット曲"Suicide Blonde"があるだけに...皮肉です。マイケルが歌って踊るインエクセスのライヴを生で観たかったな…。
◆今回の記事を書くのに、偶然見つけたこのサイト。髪の毛の色が違うって人間(生き物)の神秘の一つだな。
<世界が嫉妬する美しい髪色9選>
◆“Suicide Blonde”が最高位9位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending October 27, 1990
うぅ…9位インエクセスの上に、8位にジョージの"Praying For Time"がある…偶然とはいえ、泣けてきます…。
-1 2 BLACK CAT –•– Janet Jackson
-2 1 I DON’T HAVE THE HEART –•– James Ingram
-3 4 ICE ICE BABY –•– Vanilla Ice
-4 7 GIVING YOU THE BENEFIT –•– Pebbles
-5 12 LOVE TAKES TIME –•– Mariah Carey
-6 9 CAN’T STOP –•– After 7
-7 5 CLOSE TO YOU –•– Maxi Priest
-8 3 PRAYING FOR TIME –•– George Michael
-9 11 SUICIDE BLONDE –•– INXS
10 8 EVERYBODY EVERYBODY –•– Black Box
◆"Suicide Blondes" Live Baby Live! ウェンブリー・アリーナ。
◆スキャットが印象的な第二弾シングル"Disapear"。全米8位を記録しました。
◆イギリスでのサードシングル"By My Side"(全米チャートは42位でした)
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