おお、星船さんブログ、デニスの"Desert Moon"は前編に過ぎなかったんですね!
後半にトミー・ショウの"Girls With Guns"が控えていたとは…!
あらためて気づきました。この2人のソロは同時期1984年のことだったんですね。
チャート成績ではデニスが勝利しましたが、トミーのこちらの曲も楽しいロックナンバーでした。
冒頭のPVのトミーの笑顔がいいですね。うーむ、やっぱりStyxはデニス曲がヒットしたことから主導権はデニスだったから、トミーは自由にソロでやりたかった…んだろう。
「ビルボードチャート日記 」星船さんブログはこちら。
◆タイトル"Girls With Guns"で思い浮かべるのは…

はい、謎の女、セクシーな峰不二子!
いやいや...

カ・イ・カ・ン...の薬師丸ひろ子さんでしょう!
いずれの女性もきれい・セクシーでお近づきになりたい(笑)のですが、
キレると怖い…機関銃をぶっ放す女性。
歌詞でも
誰もが Don't go messing with a girl with gunsと言っているヤバいヤツです。
"Girls With Guns"は実際に銃を持っていなくても、
それくらいヤバい女、って意味なんだろうと解釈しました(^▽^;)

◆ただ国内盤シングルでは邦題が付いてます。"恋の標的"。
うーむ、はい、うむ、わかりますよ、わかりますけど、"ヤバい女"のニュアンスがなくなっちゃってるのが残念。
僕が邦題をつけるなら、、、"悪女が標的"、もしくは"ヤバい女"っていうのはどうでしょう。ちょっとシャ乱Qっぽいかな(笑)

written by Tommy R. Shaw
Released in 1984
US Billboard Hot100#37
From The Album“Girls With Guns”
:原詞は太字
I'll tell you now
And I won't tell you twice
Where, when, and how
I got some bad advice
さあ話してあげるよ
二度は言わないからね
どこで いつ どうやって
ロクでもないアドバイスを受けたかをね
I never thought I could handle
A girl with guns
And let me tell you
You can bet that I'm not the only one
僕に扱えるとは思ってなかったんだ
"銃を持ってるヤバイ女性"をね
もう一度言わせてよ
上手くいったのは僕だけじゃないのさ
Stand tall, don't think small
Don't get your back against the wall
Shoot straight, I can't wait
Aim for the heart and fire away
堂々としよう ちっちゃいことを気にするな
もうだめだなんて思わなくていい
まっすぐに撃つのさ じれったいな
ハートを狙って 撃ち続けるんだ
I've come around
I understand today
And she's the target now
I'm gonna have my way
遠回りをしてきて
やっと今日わかったのさ
そう あの娘が標的(ターゲット)さ
自分なりにやってみるよ
Everybody said
Don't go messing with a girl with guns
She don't need you
She couldn't love you
She couldn't be any fun
みんな言っていたよ
"ヤバい女とは付き合うな"って
あの娘だってお断りさ
きみなんて相手にされないよ
ちっとも楽しくないんだからね
Stand tall, don't think small
Don't put your back against the wall
Shoot straight, don't wait
To fire away
堂々と行こう うじうじしてるんじゃない
もうだめだなんて思わないことさ
まっすぐに撃つのさ もう待てないよ
ハートを狙って 撃ち続けるんだ
An innocent bystander
Who forgets to look both ways
Who never tries to understand her
Won't feel the heat 'til it's too late
ただの傍観者だよ
あの娘の一面しか見てないで
理解しようともしないヤツはね
火傷して熱さを感じた頃には
もう手遅れなのさ
So I tell you
Stand tall, don't think small
Don't put your back against the wall
Shoot straight, don't wait
To fire away
だから繰り返すよ
堂々といこう うじうじするな
あきらめてる場合じゃないよ
真っ直ぐに撃とう 待たなくていい
銃を撃ちまくれ
Stand tall, don't think small
Don't put your back against the wall
Shoot straight, I can't wait
Aim for the heart and fire away
Stand tall, don't think small
Don't put your back against the wall
Shoot straight, don't wait
To fire away
堂々と行くんだ 縮こまるんじゃない
まだ終わっちゃいないんだから
今やるんだ まっすぐ向かい合って
彼女のハートを打ち落とすんだ
Yeah
Give it to me
Come on!
そうさ
彼女のハートは僕のものさ
さあ行こう!
(Words and Idioms)
with (one's) back against the wall=窮地に陥って、追い詰められて
come around=回ってくる,遠回りをする.
bystander=傍観者、見物人
日本語訳 by 音時

◆歌詞のなかだと"a girl with gun"と特定の女性1名を指していますが、タイトルになると"Girls with Guns"複数形になります。少し拡大して解釈すると、危なっかしくて、キレやすい…でもそんな自分の想像の枠に収まりきらない女性。そんな風に自由に伸び伸びやっていっていいんだよ!というトミーの女性たちへのメッセージなのかな、と思います。
◆トミーの曲だと、好きなのはシングルだとやっぱり"Blue Coller Man"かなあ。
"Boats On The River"も別格で好きだし、でも"Renegade"もいいな。アルバム曲だと"She Cares"が好きですね。
このブログで取り上げてきたStyx(絡み)の曲の和訳記事はこちらです。

◆調べてみたらアルバムの邦題は「ガールズ・ウィズ・ガン」。なんだかなあ~。ネットで写真検索したら、トミーは早見優ちゃんとオリコンの表紙を飾っておりました(^▽^;)

◆プロモートでのTV出演。"GIrls With Guns"を歌い終わったあとはバンドメンバー紹介含み、トミーのインタビューが付いています。
◆楽しそうなトミー。Cleveland-based Contemporary Youth Orchestraとの共演です。
コメント
コメント一覧 (10)
色んな黒歴史!?がアーティストたちにもあると思いますが、そういったことをすべてひっくるめて僕は感謝したいです。トミーとデニスがもう共演することはないのかもしれませんが、いまそれぞれにやりたい音楽をやれているのも嬉しいことですね。
音時
が
しました
こんなトミーのソロを取り上げてくださってたなんて。星船さんのところもこれから読みにいきます!
このころのトミーは元気いっぱいですね~。チョーきゃわいい。
このあとのソロアルバムのwhat ifのころはすでにアゴを整形して、ますますいい男になっていくのですが。
Girls with Gunsの頃はまだ出っ歯です。彼の娘がこのころのトミーに今生き写しです。(猫のレスキューの活動をしています)
自身が言ってましたがCaught in the act(Kilroy was hereのライブ(舞台?)ではギターを取り上げられたトミーが舞台で演技せねばならず、ドラッグにまで手を出す始末だったとか。
ちなみにオリコンの表紙はトミーは絶対台に乗ってます。早見優より身長低いですw
CYOとの共演でも演奏してますが、Styx自体のコンサートでもちょこちょこギター一本でいろんなエピソードを話したり、ダムヤンキーズナンバーを演奏したり、このころのソロ曲をやったりしてます。
私はトミーのシングルになった曲では 断トツでFooling Yourselfが好きです。
音時
が
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音時
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私がStyxを最初に聞いたのは全米トップ40でのLady. その後Lorelieiを聞いてLPを買って、中古を探して1枚目から揃えて聞きました。かなり好きでした。けどキルロイのころはもう聞いていなかったのでデニス・デ・ヤングとトミー・ショーの確執は良く知りません。今から思うと、私にとってのStyxって、良くも悪くもアメリカ。いい曲がたくさんあるし素晴らしいんだけど、どこか垢抜けないところもある。そこがいい。大都会であってもどこかラストベルトの感じもするシカゴのバンドということが影響しているのでしょう。デニス・デ・ヤングは最初はアコーディオンを弾いていたわけで、そこにバンジョーを弾くジョン・クルワスキーが入って、その後にトミー・ショーが入ってメジャーになって行く。本質はハードロックでも、ましてやプログレッシブでもないと、私は思っています。
私もトミー・ショーで思い出すのはBoat On The Riverです。リズムセクションの兄弟がコントラバス (?) とタンバリンで、デニス・デ・ヤングがアコーディオン。トミー・ショーもマンドリンのような楽器を弾いていて、このあたりがStyxの面白さだと思います。
これを機会にほかのStyxの記事も拝見します。なつかしい。
音時
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音時
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音時
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この曲とデニスの曲が一緒にTop40に入っていましたが、「一緒にやってくれればいいのになぁ」とホント思いました。今この動画を見ると、トミーはデニスが目立つスティックスに我慢できなかったのでしょうね、画像から生き生きとしているのが良くわかります。一方で、デニスはトミーと一緒の方がよっぽど良い曲を書けたのではないでしょうか。グループを維持するのは難しいですね。
音時
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このアルバムはStyxでは表現できなかったものを伸び伸びと演っている感じが伝わってきますね。
ジャーニー等を手掛けたマイクストーンのプロデュースはややオーバー気味ですがポップなアレンジは今となっては逆に新鮮かもです。
先日KILROY WAS HEREのツアー映像の一部を見ましたがこの行き過ぎた演出が脱退を決めさせてしまったんだろうなと。
早見優とトミー?アイドル扱いですね(苦笑)
音時
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音時
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