スティーヴ・ペリー(Steve Perry)と、カントリー音楽のレジェンドであるウィリー・ネルソン(Willie Nelson)がコラボレーション曲として、ジャーニーの「Faithfully」の新ヴァージョンをリリース。このミュージックビデオも、コンサート続きの人生のなかでの愛…2人に共通した想いなんだろうなあ…これもいい!
ニュースはこちら(amass.jp) (2025.5.14)
こちらからが通常和訳記事です。
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(Live in Tokyo 1983 日本武道館)
このブログで取り上げてきたジャーニーの楽曲の和訳記事はこちらです。
スティーヴ・ペリーの声とこの曲はピッタリに思います。「Faithfully」…心から誠実に…。邦題は「時への誓い」と付けられています。
◆歌詞ですが、最初は「Circus life…」という単語からそのまんま、「旅芸人さんの悲哀」を歌ったのかなと思いましたが、Musicianの生活をサーカスに例えたんですね。そのあとのピエロ役(Clown)にもつながり、なかなか素敵な言いまわしだと思います。
PVもほぼ歌詞通り。Steve Perryが最初はヒゲなんだけど、途中にヒゲ剃るのが非常にリアルな感じ。この曲の作者、ジョナサン・ケイン(キーボード)も自分達自身の日常と恋愛をリアルに歌にしたのだろうな。でもwikipediaでは、“その数年後ジョナサン・ケインは離婚した、I'm forever yours、Faithfullyではなかった…”などといらん情報も目に入った(;一_一) 無粋じゃ!
「Open Arms」といい、ジョナサン・ケインはいいバラードを書く。(もちろんこれが商業ロックなどと言われたりするわけだし、The BabysのJohn Waiteと方向性が違った原因なんだろうけど)

Songwriter(s) Jonathan Cain
Released in 1983
US Billboard Hot100#12
From The Album“Frontiers”
:原詞は太字
Highway run
Into the midnight sun
Wheels go round and round
You're on my mind
ハイウェイを走っていく
真夜中の太陽へ向かって
車輪をぐるぐる回して進む
きみを心に思いながら...
Restless hearts
Sleep alone tonight
Sendin' all my love
Along the wire
心は落ち着かない
今夜は一人で眠るんだ
僕の愛のすべては
この電話線が伝えてくれるはず...
They say that the road
Ain't no place to start a family
Right down the line
It's been you and me
And lovin' a music man
Ain't always what it's supposed to be
Oh girl you stand by me
I'm forever yours
...faithfully
ライヴのロード生活じゃ
"家庭を始めることなんて無理"だってさ
どう考えても
きみと僕もその例に当てはまる
ミュージシャンの恋はいつも
思うようにはいかないもんさ
でもきみが僕のそばにいてくれる
僕は永遠にきみのものだ
...心からそう思うんだ
Circus life
Under the big top world
We all need the clowns
To make us smile
サーカスのような人生
でっかい世界の頂点の下には
ピエロ役が求められているのさ
みんなを笑顔にするために
Through space and time
Always another show
Wondering where I am
Lost without you
場所と時間を越えて
いつも別なショーが行われる
僕は自分がどこにいるのか迷ってしまう
きみがいないと僕は途方に暮れる
And being apart ain't easy
On this love affair
Two strangers learn
to fall in love again
I get the joy
Of rediscovering you
Oh girl, you stand by me
I'm forever yours
...faithfully
僕らの恋にとって
離れ離れなのは簡単じゃないんだ
僕ら2人は離れてはまた
恋することをを学ぶんだ
僕は嬉しいんだよ
だってきみを再発見できるから
ああ きみにそばに来てほしいよ
僕は永遠にきみのものだ
...心からそう思う
Oh, oh, oh, oh
Faithfully, I'm still yours
I'm forever yours
Ever yours...faithfully
Oh, oh, oh, oh
心から誓う 僕はきみのものだ
永遠に きみのものだよ
...心を込めて
日本語訳 by 音時

その他、ウィキペディアに面白い情報がありました。「Faithfully」豆知識です。
(その1)Bryan Adamsのヒット曲「Heaven」。Bryan自身もこの「Faithfully」にだいぶ影響されたと言っている。「Heaven」のレコーディングにはジャーニーのドラマ―のスティーヴ・スミスが参加している。
(その2)Princeの名曲「Purple Rain」。この曲ができたときにPrinceは自らジャーニーのジョナサン・ケインに電話をかけ「この曲、Faithfullyに似てるかな?」とPurple Rainを発表していいかどうか事前確認?をとったそうだ。...確かに似てる。

◆アーネルの歌うFaithfully。Wow wow wow~の観客とのシンガロングがいいです。
(2009年のマニラでのライヴから)
◆GleeのFaithfully。女の子がoh girl you stand by meをboyに変えて歌う。高音の伸びすごい。
コメント
コメント一覧 (8)
音時
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音時
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音時
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英語版ウィキにあるように、2020年から今年にかけて何と9作のアルバムを出してます。
最新作「Oh What A Beautiful World」は77作目!
しかも衰えるどころか、アルバムの出来もよくなっているように思えるのが驚異です。
若い頃はドラッグ、アルコール、タバコ等の「よからぬもの」にも手を出してましたが
さすがに現在は節制しているようですね。
因みにウィリーの息子マイカ・ネルソンは、ニール・ヤングとバンドを組んでます。
日本にも「すごい92歳」がいます。「サンタナ」の記事にコメしますね。
音時
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ジャンルから言って、不似合いに感じる二人。でも、なかなか良い!
(個人的には…。久々のスティーヴの歌声に感動しています。)
年齢の話ですが…。
スティーヴは、1949年1月生まれの76歳。まあ、ナットク。
もう一方のウィリーは、1933年4月生まれの。92歳!(きゅ、きゅうじゅうにさい!!)
本当に今年の作品なのですか?
音時
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その昔、スティーヴ・ペリーがソロコンサートで来日すると
ジャーニーファンの夫がチケットを購入し私も見に行く予定でした。
ところが体調不良(喉の痛み?だったか)で中止になり、
ジャーニーを脱退(記憶が曖昧でスミマセン)
とても楽しみにしていた夫は数年にわたりガッカリしていました。
その後アーネル・ピネダが加入、東京国際フォーラムで加入後初の
ライブに行きました。
演奏は勿論、アーネルの迫力ある声に満足して帰宅しました。
Faithfully、大好きな曲の一つでジョナサンの話(確かに無粋(笑))や
プリンスの真面目(?)さをお知らせいただき、久しぶりに聞きたくなり
音時様の訳を拝見しながらYouTubeを見ました。
ジョナサンの曲、私も大好きです(^-^)
音時
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音時
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一つのライブをやるだけでも相当なエネルギーを消費するんのでしょうね。増してやバンドでツアーをやるのって、体力的にも精神的にもキツそう。そんな彼らの生活を垣間見ることができる曲です。
やっぱ、スティーヴ・ペリーの声は凄い。ちょっとハスキーでパワフルでハイトーンで…。それでもって抒情的で情感たっぷり。素晴らしいアーティストだと思います。
「ローリング・ストーンの選ぶ偉大な100人のシンガー」において第76位。ボクの中では、もっともっと上なんだけどなあ。
音時
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