太陽☀は輝き明るいだけじゃなく「あったかい」もの。
生まれつき目が見えないスティービーだからこそ、そのことを体に知っている。愛する大切な人は太陽のような存在なんですね。
僕が中学生のときに書いた訳詞では、the apple of my eyeを「目の中のリンゴ」と訳してましたが、高校の時に「apple」が「瞳」を意味していて、「目の中の瞳」=「かけがえのない存在」という意味の言葉であることを知って書きなおしました。英語の表現の面白さを教えてくれた歌でもあります。

◆アルバム「Talking Book」のA面1曲めのこの曲を最初に聴いたとき、「You are the apple of My eye…」の部分は女性が歌っているのはわかりましたが、歌い出しの「You are the sunshine of my life…」のところはスティービーが声を変えて歌っているのかと思ってました。でも最初の部分も別な男性が歌ってたんですね。そんなこと思ってもいませんでしたが、別な男性の声と思って聴くと「そりゃそうだよね」と、スティービーの声とは全然違うことがわかります。
最初の部分は歌っているJim Gilstrapは「Talking Book」と次作「Innnervisions」でもバックボーカルを務め、個人としては1975年に「Swing your Daddy」という全英4位のヒット曲があります。(この曲の作者は“I like Dreamin'"のヒットを持つKenny Nolan)。また女性ボーカルはLani Groves。こちらはソロでのヒットはないようです。
Released in 1973
US Billboard Hot100#1
From The Album"Talking Book"
:原詞は太字
You are the sunshine of my life
That's why I'll always be around
You are the apple of my eye
Forever you'll stay in my heart
きみは僕の人生の太陽
だから僕はそばにいるよ
きみが僕の大切な宝物
ずっと僕の心のなかにいる
I feel like this is the beginning
'though I've loved you
for a million years
And if I thought our love was ending
I'd find myself
drowning in my own tears
Whoa whoa
まるで始まったばかりのような恋
もう百万年もきみを愛してるというのに
この恋が終わることを考えると
僕は悲しみの涙の海に溺れてしまうよ
You are the sunshine of my life
That's why I'll always stay around
You are the apple of my eye
Forever you'll stay in my heart
That's why I'll always stay around
You are the apple of my eye
Forever you'll stay in my heart
きみは僕の人生の太陽だ
だから僕はそばにいる
きみは僕の大切な宝物
ずっとずっと
心のなかにいてほしい
You must have known
that I was lonely
Because you came to my rescue
And I know that this must be heaven
How could so much love
be inside of you
孤独な僕をきみは知ってたんだね
だって僕を助けに来てくれたから
ここはまるで天国に違いない
きみはどれだけ愛を持っているんだい
だって僕を助けに来てくれたから
ここはまるで天国に違いない
きみはどれだけ愛を持っているんだい
You are the sunshine of my life
That's why I'll always stay around
You are the apple of my eye
Forever you'll stay in my heart
That's why I'll always stay around
You are the apple of my eye
Forever you'll stay in my heart
きみは僕の人生の太陽
だから僕はそばにいる
きみは僕の大切な宝物
ずっとずっと
心のなかにいてほしい
(Words and Idioms)
the apple of my eye
=かけがえのないもの
日本語訳 by 音時

◆歌の背景について紹介するwebsiteのSongfactでは以下のようなことが書かれていました。
・スティービーは当時の妻だったシリータ・ライト(Syreeta Wright)に向けて、彼の想いを込めてこの曲を作った。
・ただし2人の結婚は1970年に始まり、1972年には離婚したと報じられているが、シリ―タは1975年と主張した。シリ―タは自分自身も歌手活動をしていたが、その結婚生活については"I was always living in his shadow"と言っている。
・ただし2人の結婚は1970年に始まり、1972年には離婚したと報じられているが、シリ―タは1975年と主張した。シリ―タは自分自身も歌手活動をしていたが、その結婚生活については"I was always living in his shadow"と言っている。
自分自身も歌手でいるなか、どうしてもスーパースターの夫の陰になってしまう自分がいて、辛い結婚だったようです。
(この話は野暮で無粋だったかな。Songfact見なきゃよかった...←んじゃ、記事に書くなよ)
(この話は野暮で無粋だったかな。Songfact見なきゃよかった...←んじゃ、記事に書くなよ)
◆White HouseでSunshine Of My Lifeを歌うStevie。観客にはオバマ大統領夫妻の姿も見えます。
コメント
コメント一覧 (8)
音時
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子供の頃からモータウンでベリー・コーディーjrからスタンダードを聴かされてたし、ソウル歌手としてはあまり「黒くない」歌手、アーティストだと思うけどなぁ〜。「黒い」のは黒人なんだから、それで普通かと。
音時
が
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音時
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スティービーは盲目だったこと忘れていました。
彼にとってeyesという言葉特別な思いがあったのかも知れませんね。
音時
が
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音時
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私もこの歌詞にへーっと思った1人でした。
an appleがりんごではない意味を持った単語や慣用句をよく見かけますよね。 The Big Appleがニューヨークの愛称だったり。聖書のアダムとイブの物語から来ているんでしょうね。
音時
が
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音時
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私にはちょっと”黒っぽ過ぎ”てて苦手です。
ですが、この曲と「愛するデューク」は大好きです。
ハンデを負っているからだと思いますが、その分、他の感性が素晴らしいですよね。
不自由ない私には想像もつきません。
音時
が
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