"ブルー・オイスター・カルト"は3曲しか知りません…(^▽^;) ファンの方すみません。今朝はそのうちの1曲、「死神」です。
エッ(゚Д゚)ノ
◆んーもう朝から不吉で怖いですねえ…!。でも大丈夫。邦題で「死神」と付けられてはいますが、勘違いしないでください。
原題は"(Don't Fear) The Reaper"=死神を怖がるな!って歌なんですよ。」

◆また、この曲は「ロミオとジュリエットは永遠に一緒にいる」と歌詞で歌われることから、この曲を聴いた多くのリスナーが"自殺を誘発"しているなどと解釈されてしまったようです。
作者であるバンドのギタリストであるドナルド "バック・ダーマ" ローザはこの曲についてこう言っています。
It's basically a love song where the love transcends the actual physical existence of the partners."
この曲は基本的にラブ・ソングさ。この曲で歌ってる愛は、愛する人が実際に物理的に生きているかどうか、その存在を超越する愛なんだ。
はい、そういう視点に立って、この曲を和訳してみたいと思います。

Songwriter(s)
Donald "Buck Dharma" Roeser
Released in 1976
US Billboard Hot100#12
From The Album“Agents of Fortune”
:原詞は太字
All our times have come
Here, but now they're gone
Seasons don't fear the reaper
Nor do the wind, the sun or the rain
寿命が訪れれば誰だって
ほら みんな天国に行ってしまうけど
季節は死神を恐れたりしない
風も 太陽も 雨も
死を恐れたりしないんだ
(We can be like they are)Come on, baby
(Don't fear the Reaper) Baby, take my hand
(Don't fear the Reaper) We'll be able to fly
(Don't fear the Reaper) Baby, I'm your man
La, la, la, la, la
La, la, la, la, la
(俺たちもそうなれる)だからベイビー
(死神なんて恐れるな)俺の手を取って
(死神なんて怖くない)俺たちは飛べるんだ
(死神なんて恐れるな)俺がおまえの運命の男さ
La, la, la, la, la
La, la, la, la, la
Valentine is done
Here, but now they're gone
Romeo and Juliet
Are together in eternity (Romeo and Juliet)
40,000 men and women everyday (Like Romeo and Juliet)
40,000 men and women everyday (Redefine happiness)
Another 40,000 coming everyday
ヴァレンタインは終わった
ここに あの二人はもういない
ロミオとジュリエットのことさ
彼らは永遠に一緒なんだ(ロミオとジュリエット)
4万人の男と女が毎日毎日(ロミオとジュリエットのように)
4万人の男と女が来る日も来る日も(幸せを見直してる)
そして別の4万人が毎日 天国に旅立ってるんだ
(We can be like they are)Come on, baby
(Don't fear the Reaper) Baby, take my hand
(Don't fear the Reaper) We'll be able to fly
(Don't fear the Reaper) Baby, I'm your man
La, la, la, la, la
La, la, la, la, la
(俺たちもそうなれる)だからベイビー
(死神なんて恐れるな)俺の手を取って
(死神なんて怖くない)俺たちは飛べるんだ
(死神なんて恐れるな)俺はおまえの運命の男
La, la, la, la, la
La, la, la, la, la
Love of two is one
Here, but now they're gone
Came the last night of sadness
And it was clear she couldn't go on
The door was open and the wind appeared
The candles blew and then disappeared
The curtains flew and then he appeared
2人の愛はひとつでも
今ここにロミオ達はもういない
昨晩はその悲しみに耐えきれなくなり
彼女はもう続けられなくなってしまった
ドアが開き 風が吹いてきた
ロウソクの炎が揺らいで消えて
カーテンがはためいたら..
すると そこに"運命のひと"が現れたのさ
(Saying, "don't be afraid") Come on, baby
(And she had no fear) And she ran to him
(Then she started to fly) They looked backward and said goodbye
(She had become like they are) She had taken his hand
(She had become like they are) Come on, baby
(Don't fear the Reaper)
(怖がるんじゃない)来るんだ ベイビー
(そして彼女は恐れずに)彼の元に駆けだした
(そして空へと飛び立った)ふたりはふり向きサヨナラを告げた
(彼女は季節のようになった)彼の手を取り
(彼女はロミオ達のようになった)そうさベイビー
(死神なんて怖くないんだ)
(Words and Idioms)
redefine=再定義する
日本語訳 by 音時

うーむ(-_-;) 確かに「死神」などにマケズに"二人は愛を貫いた"という結末にしたのですが、そうすると"死など恐れずに二人は天国に行った"的な解釈も可能だなあ…。
でも和訳しながらちょっとした疑問も。
ドアが開き風が吹き、ロウソクの炎が揺れてから消え、カーテンがはためいて現れたのは"he"。
僕はこの"彼"を「運命のひと」と解釈しましたが、この"he"が"死神"って説は取れないかな…?
うん、でもその場合でも、死神の手を握り空へと旅立つって…やっぱり…(^▽^;)。
まあ、作者が「永遠の愛を歌ったラブ・ソング」って言ってるんだからそうなんです!(最後は強引)。

日本ではシングルは「罪深き恋」(Sinful Love)がA面で、「死神」はB面でした。
◆"Blue Oyster Cult"ってグループ名はどういう経緯で付いたのでしょうか?
ウィキペディアによると、バンドを名づけたサンディ・パールマン(結成時のプロデューサー)によれば、ブルー・オイスター・カルトとは、パールマンの詩「イマジノス」で語られる「地球の歴史を監視するエイリアン組織」の名称である、とのこと。これだけだと「ふーん」で終わるのですが、「"Cully's Stout Beer (カリー黒ビール)"のアナグラムから造られた」とも述べている、とのこと。
思わず、
"Cully's Stout Beer"のアルファベットを入れ替えると、"Blue Oyster Cult"になることを確認して「おおっ!」と声を出してしまいました。

◆B.O.Cと言えばこの曲も有名です!「Godzilla」、そう「ゴジラ」です!
2分15分過ぎから日本語のセリフがあります。
臨時ニュースを申し上げます
ゴジラが銀座方面に向かっています
大至急避難してください・・・
って聞こえます?(^▽^;)
◆もう1曲のトップ40ヒットはこの曲「Burnin' For You」。1981年最高位40位でギリギリ滑り込みセーフ!? ポップでヒット性はあったけどな。
コメント
コメント一覧 (12)
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2020年:19年ぶりのスタジオ作「シンボル・リメインズ」発売。
2024年:4年ぶりのカバー含むスタジオ作「ゴースト・ストーリーズ」発売。
そして、ここ数年流行の「アルバム完全再現ライヴ」+アルファを3種類発売。
ファースト、セカンド、サードの完全再現+アルファのCD+DVDが輸入盤で出ています。
購入したいのですが、お金が追い付きません笑。
彼らの代表曲は、この曲と「ゴジラ」「バーニン・フォー・ユー」になるのでしょうが、
もう1曲オススメしたい曲が、1984年の「シューティング・シャーク」です。
ドナルド・ローザーとパティ・スミスの共作で、パティは3曲BOCの曲を共作しています。
ドナルドのソフトなヴォーカルと、ギター&サックスソロを交えた宇宙的な7分超えの曲です。
チャートは83位に終わってますが、メインストリームでは16位を記録しています。
オリジナルメンバーはエリックとドナルドの2人ですが、現在の充実ぶりがうれしい限りです。
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Pretenders - Back on the Chain Gang
を検索してたどり着いたのですが
まさかのブルーオイスターカルト「死神」の歌詞!有難うございます
出会って30年以上経っても、普通に聴いてる曲です
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ブルーオイスターカルトは僕が大好きなザ・カルトをブラウザで検索したりする際に真っ先に出てきて、肝心のカルトの曲が埋まってしまって嫌っていましたが、曲を聴いたら好感触を持てたのでオンタイムさんに感謝です笑
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YouTubeを見ていて最近知ったTop40を聞く飲み会でもどなたかが紹介されており当時アメリカでは放送禁止になったというような話をされていました。
まだTop40の曲も知らないものが多い中、見つけたこの曲はこの後洋楽にはまっていった人生のスタートの曲といえるものでとても思い出深いものです。
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デビットボウイも日本語で歌っている曲ありますね。ネット記事で(既にご存知かもですが)音楽ジャーナリストの高橋芳郎氏が、日本語が使われている曲を紹介しているラジオ番組の記事(2017発信)を見かけました。デビット、ポリス、例のあの曲について語っています。「高橋芳郎 デビットボウイ 日本語」で検索すれば見れるはずです。
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