あなたの好きな「雨のうた」が登場しましたでしょうか?
(これまでに取り上げた「雨のうた」はこちらです)
サイモン&ガーファンクルの"Flowers never Bend with a Rainfall"。
邦題は「雨に負けぬ花」です。

(Paul Simon)
Released in 1966
From The Album“Parsley, Sage, Rosemary and Thyme”
:原詞は太字
Through the corridors of sleep
Past shadows dark and deep
My mind dances and leaps in confusion
I don't know what is real
I can't touch what I feel
And I hide behind the shield of my illusion
眠りの回廊を抜けて
暗く深い闇のなかを通り過ぎる
僕の心は混乱のなかで踊ったり跳ねてみたり
何が真実なんだろう?
感じているものには触れられない
自分の幻想のなかの楯に身を隠してる
So I'll continue to continue to pretend
My life will never end
And flowers never bend
With the rainfall
だから僕はずっと演じ続けるんだ
人生は終わることなんてないって
そして花も決して折れたりしないんだって
どんなに雨が降ろうとも
The mirror on my wall
Casts an image dark and small
But I'm not sure at all it's my reflection
I'm blinded by the light
Of God and truth and right
And I wander in the night without direction
僕の壁の鏡には
暗くちっぽけな姿が映し出されてる
でもそれが自分を映し出したものかどうか
わかりやしない
神と真実 そして正義の光が眩しすぎて
見えなくなってしまってるんだ
僕はあてもなく夜を彷徨ってる
So I'll continue to continue to pretend
My life will never end
And flowers never bend
With the rainfall
だから僕は繰り返し演じ続ける
僕の人生は決して終わらない
花も折れ曲がったりしないんだ
たとえ どんなにひどい雨が降ったとしても
No matter if you're born
To play the king or pawn
For the line is thinly drawn
'tween joy and sorrow
So my fantasy
Becomes reality
And I must be what I must be
and face tomorrow
人は生まれたら 演ずるのが
キングでもポーンでも大した問題じゃない
だって歓びと悲しみの間に引かれた線は短いんだ
だから僕の空想は現実のものとなる
僕は自分がなるべき姿になって
明日に向かい合わなくちゃならない
So I'll continue to continue to pretend
My life will never end
And flowers never bend
With the rainfall
そして僕は今日も演じ続けていくんだ
どんなに辛いことがあったって
僕の人生は決して終わらないのだと
どんなに雨が降ろうとも
花は折れ曲がったりせずに咲き続けるのだと
(Words and Idioms)
cast=〔影を〕投げ掛ける
日本語訳 by 音時

◆この曲のサビコーラスはこの曲がメッセージのある曲だとすると、確かに一番いい部分であります。
"continue"を2回繰り返し"Pretend"するんですね(ふりをし続ける 演じ続ける)。
何を?というと、
「僕の人生は決して終わらない」
「花も折れ曲がったりはしない(折れても咲き続けるっていう意味かな?)」
どんなに雨が降ろうとも…!
◆ポールの歌詞はポールの"厭世的"な世界観を示すことが多いので、100%前向きにとらえるのもどうかなあと思いますが、
世界がどんなんであっても、"僕は僕"だし
人生いつ死ぬかなんてわからないけど、
何か悪いことが起ころうとも人生が終わるわけじゃないって思えばいい
花だって、激しい雨に折れ曲がらないはずがないけれど、折れないんだと演じ続けているんだよ
そういう「ふだん通りで今日を生きればいいんだ…って自分を冷静に保とうとしている、
そういう意味では前向きな歌詞なんだろうととらえました。
…でも曲の最後の終わりの音が「不安」を表している音のように思うのですが,,,(^▽^;)。
◆僕の好きな日本の「雨のうた」ベスト3。年齢相応でしょう。
第3位:山下久美子さん「雨の日は家にいて」。
◆第2位:雨の日にはこの曲をフンフン歌ってることがあります。山下達郎さん「Rainy Walk」。(ご本人の音源がなかったのでカバーの方のYouTubeを貼りました)
第1位:やっぱりこの曲かな!杉真理さん「バカンスはいつも雨(レイン)」。洋楽が大好きな杉さんが作ったポップスだから、僕が嫌いなはずがないじゃないですか!(^▽^;)
*気が向いた方は、邦楽でも洋楽でもいいので、あなたの好きな「雨のうた」教えてくださいね!!
コメント
コメント一覧 (7)
音時
が
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音時
が
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ただ好きな雨の曲でコメント残すなら、音時さんが知らなかったあれとか、洋楽ならドラマチックスのインザレインはヒットしてかなり後に聴いたけど、印象に残ってます。日本人なら稲垣のドラマチックレインですね。
しかし、梅雨なのに以前とは降り方が変で、曇になるけど降らない。土砂降りでなくていいから、降らないと困りますね。住んでるとこは、雨がほとんど降らないで夏になるような、困ってます。
音時
が
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「雨上がりの夜空に」は「トランジスタ・ラジオ」と並んで、僕も忘れられない一曲です!【雨のうた】といっても"雨上がり"の歌はなんか印象が違いますね!まして、"こんな夜いお前に載れないなんて~♪"は"雨のうた"ジャンルじゃない!やっぱり学園祭やライブで聴きたい一曲ですね!(学園祭のRC、観たかったなあ)
音時
が
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達郎さんの "Rainy Walk"…梅雨ももう少し続き、今年もまだ聴く日がありそうですね…。
音時
が
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月曜日に 雨が降ると この曲を 思い出します。
邦楽だと RCサクセションの 「雨上がりの夜空に」です。
大学の時 学園祭に 来てくれて 講堂で ノリノリで聞いてました。
音時
が
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確かこの曲は、S&Gデビュー後に、ファーストアルバムが売れなくて失意のままイギリスに渡り、一人ライヴハウスツアーをしながら歌っていた曲をまとめた「ポールサイモン・ソングブック」に収められている初期の頃のナンバーですね。
そんな時代の彼の心情を綴った内容なので、「どんなに雨が降ろうとも、僕の人生は終わらない。花も折れ曲がったりはしない」と歌っているのだと思います。
初めて買った達郎のアルバムが「MOON GLOW」。発売されてすぐ買いました。
「Rainy Walk」も大好きです! アルバム聴きながら、つい一緒に、口づさんでいますよ〜。
音時
が
しました