思い出すなあ。この曲「ブリリアント・ディスガイズ」の入ったブルースのアルバム「Tunnel Of Love」を買って僕の一人暮らしのアパートに帰ったら、ちょっとした用事で後輩(男)が訪ねてきたんだよな。前触れもなく。
それで缶ビールを二人で飲んで話して用事は終わったんだけど、僕が買ってきたばかりのブルースのアルバムをかけたんだ。確かそのときはもう「ブリリアント・ディスガイズ」は先行シングルで聴いていたので、1曲目からじゃなく、ずっと欲しかった「ブリリアント・ディスガイズ」だけを何回かリピートして、日本語歌詞カードを見ながら、「愛」と「男と女の違い」について酔って語ったんだよなあ(^_^;)。
Now you play the loving woman
I'll play the faithful man
But just don't look too close
Into the palm of my hand
そしていま おまえは恋する女を演じてるから
俺は誠実な男を演じよう
でもそんなに近くから見ないでくれよ
俺のこの手のひらのなかを
はい、ちょうどこの歌詞について熱く語った記憶があります!たいした恋愛経験もしていない若造が二人で…!(^▽^;)

◆このPVも印象的です。部屋で弾き語るブルース。おまえの“素敵な見せかけ”について歌います。歌が進むにつれ、ブルースがだんだん近くに来て、最後には照れくさくなるほどのアップに。そして歌詞でも、最後には俺自身の“見せかけ”について歌うのです、、、。

Writer(s)
Bruce Springsteen
Released in 1987
US Billboard Hot100#5
From The Album"Tunnel Of Love"
:原詞は太字
I hold you in my arms
As the band plays
What are those words whispered baby
Just as you turn away
おまえをこの腕に抱きしめる
バンドの演奏を聴きながら
おまえがあっちを向きながらささやいた言葉
ベイビー なんて言ったんだい?
I saw you last night
Out on the edge of town
I want to read your mind
To know just what I've got
in this new thing I've found
昨晩 おまえに会ったよな
町のずっと外れたところで
俺はおまえの気持ちをつかみたかった
俺が見つけたこの新しいチャンスのなかに
何をつかんだのかってことを
So tell me what I see
When I look in your eyes
Is that you baby
Or just a brilliant disguise
だから教えてくれ
おまえの瞳をのぞくとき
そこに見えるものが何なのか
それはお前自身なのか ベイビー
それともただのきらりと光る仮面なのかい
I heard somebody call your name
From underneath our willow
I saw something tucked in shame
Underneath your pillow
ヤナギの木の下から
誰かがおまえの名前を呼ぶのを耳にした
おまえが枕の下に
恥ずかしがって何かをしまい込むのを目にした
Well I've tried so hard baby
But I just can't see
What a woman like you
Is doing with me
だからしっかり考えてみたんだ
ベイビー でもどうしてもわからない
おまえみたいな女が
どうして俺とこうしているんだろ?
So tell me who I see
When I look in your eyes
Is that you baby
Or just a brilliant disguise
だから教えてくれ
おまえの瞳をのぞくとき
そこに見えるものが何なのか
それはお前自身なのか ベイビー
それともただの美しい見せかけなのかい
Now look at me baby
Struggling to do everything right
And then it all falls apart
When out go the lights
I'm just a lonely pilgrim
I walk this world in wealth
I want to know if it's you I don't trust
'Cause I damn sure don't trust myself
さあ ベイビー 俺を見てみろよ
すべてがうまくいくように必死でもがいてる
でも 灯りがすべて消えてしまったら
何もかも砕け散ってしまうのさ
金に不自由なく暮らしてたって
俺はただの孤独な旅人に過ぎないんだ
俺は知りたいんだ
俺が信用してないのはおまえなのかい?
だって ひどいことに
俺自身が俺を信用してないんだから
Now
you play the loving woman
I'll play the faithful man
But just don't look too close
Into the palm of my hand
そしていま
おまえは恋する女を演じてるから
俺は誠実な男を演じよう
でもそんなに近くから見ないでくれよ
俺のこの手のひらのなかを
We stood at the altar
The gypsy swore our future was bright
But come the wee wee hours
Well maybe baby the gypsy lied
俺たちは祭壇の前に立ち
ジプシーは俺たちの将来は明るいと告げた
でも 翌朝の早い時間になると
ああ おそらくそうなんだ
ジプシーの嘘はばれてしまう
So when you look at me
You better look hard and look twice
Is that me baby
Or just a brilliant disguise
だから俺を見るときに
よく見たほうがいいさ
二度見してもかまわない
そいつが俺の本当の姿なのか
それともうわべが輝いてる仮面の姿なのか
Tonight our bed is cold
Lost in the darkness of our love
God have mercy on the man
Who doubts what he's sure of
今夜 ふたりのベットは冷たくなってる
愛の暗闇のなかで迷子になっちまったよ
神よ こんな男に憐れみをくれ
信じていたことすら
今では疑ってしまうこの俺に・・・
(Words and Idioms)
disguise=変装、見せかけ、仮面
pilgrim=巡礼者 旅人
wee hours=早朝
日本語訳 by 音時

◆ブルースの「トンネル・オブ・ラヴ」。
スタジオアルバムとしては「Born In The U.S.A」の次作になります。サウンドがあまりにも変化したので、このアルバムをしっかり聴いたかどうかでボスのファンか、洋楽一般のファンかが分かれるところでしょう・・・。しばらくして、中古レコード屋に行くと、このアルバムがたくさん放出されていたのを思い出します(^_^;) まあ、そう書いておきながら、僕もよく聴いたか・・・というと疑わしいかな・・・。
でも「愛」について、「結婚」や「人生」について、ブルースが飾ることなく、また、コマーシャリズムにも冒されることなく、ありのままの自分を出したアルバムなのかな、と思いました。
このアルバム作成当時、ブルースは38歳で既婚。とくにタイトル曲"Tunnel Of Love"では、結婚という"愛のトンネル"のなかで関係を維持していく難しさを歌い始めた、と言います。(レコードコレクターズ1992年6月号「ブルース・スプリングスティーン」"トンネル・オブ・ラヴ"解説 五十嵐正さんより)
しばらく聴いてなかったけど、また聴いてみようかな。
◆“Brilliant Disguise”が最高位5位を記録した週のチャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending November 21, 1987
1位はビリー・アイドル“モニー・モニー”イエー・イエー!2位は映画「ダーティー・ダンシング」より。3位べリンダ、カッコいい。4位は1位からダウン、ティファニーちゃん(このときは可愛くて、ちゃん付で呼ぶ)。6位 SOS(スウィング・アウト・シスターのことです)、大好きな曲だ!なんかいい曲ばっかり。
-1 2 MONY MONY - Billy Idol
-2 3 (I’VE HAD) THE TIME OF MY LIFE - Bill Medley & Jennifer Warnes
-3 5 HEAVEN IS A PLACE ON EARTH - Belinda Carlisle
-4 1 I THINK WE’RE ALONE NOW -Tiffany
-5 7 BRILLIANT DISGUISE - Bruce Springsteen
-6 6 BREAKOUT - Swing Out Sister
-7 10 SHOULD’VE KNOWN BETTER - Richard Marx
-8 4 LITTLE LIES - Fleetwood Mac
-9 12 I’VE BEEN IN LOVE BEFORE - Cutting Crew
10 19 FAITH - George Michael
◆サード・シングルは「ワン・ステップ・アップ(One Step Up)」でした!(全米13位)
(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Tunnel Of Love
・Wikipedia Brilliant Disguise・レコードコレクターズ1992年6月号「ブルース・スプリングスティーン」
コメント
コメント一覧 (4)
音時
が
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個人的にはこのアルバム、スプリングスティーンの中では、たぶん一番多く聴いてます。
前作、前々作のめちゃくちゃ売れたヤツとCD3枚組(LP5枚組)のライブ盤から比べると、落ち着いた感じで、当時とても聴きやすかったです。
もっとも、大枠でのアルバムイメージはわかっていても、輸入盤で聴いていたため、英語の歌詞はわかっても、詳しい意味が解らずに、この歳になってしまっています。
また、他の曲で、勉強させてもらいます。
音時
が
しました
音時
が
しました
この曲がリリースされた頃にギターを弾き始めて、その後楽器はコロコロと変えてきましたが、いまだに音楽にとりつかれている50男です。よろしくお願いします。
この曲、買いました! その頃EP盤が700円でしたが、A面のみで400円というシリーズが出始めており、この曲もそのバージョンで購入。PVを見て気なっていたんだと思います。
アフターBorn in the USAで、確かLP5枚組のライブ盤もあったりと、第一期スプリングスティーンが一段落ついた頃、初めて新譜として届いたのがこの曲やアルバムでした。
そういう「リアルタイム一発目」って、ちょっとマイナーでもなんか個人的には大切なものだったりします。
他の歌詞もいろいろ覗いてみます。ありがとうございました。
音時
が
しました