あの頃、ラジオが友だちだった…洋楽を教えてくれたラジオに感謝!
4月終盤の夜の部は「Radio Days」と題して、「ラジオ愛」「ラジオに感謝」する洋楽を1日1曲取り上げていくこととします。お楽しみに★。
ラジオをよく聞いていた世代の皆さんにはこの曲嬉しいですよね!
◆"Pilot Of The Airwaves"…当時は意味がよくわかってませんでしたが、ラジオのDJのことなんですね。
実際には"電波の操縦士"はDJってわけではないと思いますが(無粋)。邦題"涙のリクエスト"…チェッカーズじゃないですよ(^▽^;)。歌詞もとくに悲しいわけじゃないのですが、無理やり想像すると、このラジオ番組があと数回で終わってしまう、とかいう物語だったりして(無粋)。

◆歌詞に"you make the nighttime race"とありますね。
最初は「race」を「夜寝ないで起きてる競争」って意味かな?と思いました。僕の経験で僕と双子の弟はどっちが遅くまで起きてるか、毎日競争のようなものでしたから(^▽^;)…。
でも"race"に"人種"って意味があることを考えたら、深夜放送をよく聞いていた若者を「深夜族」って昔言いませんでした?人気DJの深夜放送があると、寝てから深夜に起きて聞く人もいますよね。(僕がそうでした)そういう意味なのかなと思いました。
◆チャーリー・ドアはイギリスのシンガー・ソングライター。マルチ・タレントでもあります。澄んだ歌声が気持ちいいですよね。カントリー系かなあと思う一方で、シーナ・イーストンのこの曲を別なソングライターと一緒に共作していたり、幅が広い..!Webサイトをのぞいてみましたが引き続ぎ様々な活動をしているようですね!(こちら)

Songwriter(s) Charlie Dore, Julian Littman
Released in 1980
US Billboard Hot100#13
From The Album"Where To Now"
:原詞は太字
Pilot of the airwaves
Here is my request
You don't have to play it
But I hope you'll do your best
I've been listening to your show on the radio
And you seem like a friend to me
"電波の操縦士"さん
これが私のリクエストなの
絶対にかけてとは言わないけど
でもそうしてくれたらと期待してます
あなたのラジオ番組をずっと聞いてきたから
もう友達のように思えてるのよ
Or a record of your choice
I don't mind
I'd be happy just to hear your voice
Saying this is for the girl
Who didn't sign her name
Yes, she needs a dedication just the same
あなたの選んだレコードでもいいわ
私は気にしない
あなたの声が聞ければハッピーなの
名前の書いていない彼女のために
この曲をかけるって言ってほしいな
そう 彼女は同じように
彼女のためだけに言ってほしいのよ
Late at night I'm still listening
Don't waste my time chasing sleep
People say I look weary
But that 's just the company I keep
夜遅くにまだ私も聞いてるの
眠ろうとして起きてるのもムダな時間だから
私のこと疲れてるんじゃない?って
みんな言うけど
ラジオは私の長い友達なのよ
Ooooh, you make the nighttime race
Ooooh, I don't need to see your face
You're sounding good
(sounding good)
Sounding good to me
ああ あなたは深夜族を生み出してるわ
ああ 顔を見たいわけじゃないのよ
あなたの声がとっても気持ちいいの
(気持ちよく響いてくる)
私にとって気が休まる声なのよ
Pilot of the airwaves
Here is my request
You don't have to play it
But I hope you'll do your best
I've been listening to your show on the radio
And you seem like a friend to me
"電波の操縦士"さん
これが私のリクエストなの
絶対かけてとは言わないけど
でもかけてくれると期待しちゃう
あなたのラジオ番組をずっと聞いてきたの
もう友達のように思えてる
[Instrumental Interlude]
Late at night I'm still listening
Don't waste my time chasing sleep
People say I look weary
But that's just the company I keep
夜遅くても私は起きて聞いている
眠ろうとして時間を過ごすのは嫌なのよ
寝不足じゃない?って言われるけど
それが私の元気の素なんだから
Ooooh, you make the nighttime race
Ooooh, I don't need to see your face
You're sounding good (sounding good)
Sounding good to me
ああ あなたは"夜寝ない族"を生み出すの
ああ 顔をあかす必要なんてないのよ
あなたの声が心地いいの(とっても心地いい)
私にとって心の安らぎなのよ
Pilot of the airwaves
Here is my request
You don't have to play it
But I hope you'll do your best
I've been listening to your show on the radio
And you seem like a friend to me
(Oooooh, I been)
listening to your show on the radio
And you seem like a friend to me
ああ いつも聞いてるDJさん
今晩もリクエストしちゃうわね
曲がかかるかなって
期待しないって思ってるけど
やっぱり期待しちゃうのよ
ずっとあなたのラジオ番組を聞いてきたから
友達のように思えてならないの
あなたの声をずっと聞いてきたから
もう古くからの友人みたいなの
Oooooh-ooooh-oooooh
Oooooh-ooooh-oooooh
Oooooh-ooooh-oooooh
Play that song for me
Oooooh-ooooh-oooooh
Oh, won't you just play that song for me
だからお願い
あの曲を私のためにかけてね
日本語訳 by 音時

***************
さて、今日6月15日はケーシー・ケイスンの6回目の命日(2014年6月15日 84歳にてこの世にさよならを告げました)
(American Top 40 80's 矢口清治さん)
(US radio star Casey Kasem dies at 82)
*Casey's daughterさんより、ケーシーの追悼でこの曲のリクエストをいただきました。
***********
僕もラジオから流れる原盤ディスクジョッキーのケーシーの声を聞いて「育ち」ました。
「全米Top40」の湯川さんや坂井さんの曲紹介や解説はもちろん楽しかったけど、ケーシーの話す英語を聞くのも好きでした。
◎曲をかけるまえにやはりケーシーが若干解説するんです。そのときに、次の曲はあの曲だ!と1秒でも早く気が付きたい!って思いがヒヤリング力を向上させました!
◎原盤の番組では、想い出の曲を紹介するコーナーが英語版のTop40にあるのですが(Long Distance Dedication)、リスナーの想い出を読むケーシーの声が優しいんです。
◎なんといっても1位を紹介するときのコールが好きでした。その日の「全米トップ40」を寝ずに1位まで聴いて、2位までの解説を終えた湯川さんが「ナンバーワン!」と日本語でコールすると、原盤の音でドラムロールが鳴り「Here is the New Number One song in U.S.A. (曲目)」とケーシーが紹介してイントロがかかる。この瞬間だけ録音し続けたテープがまだ残ってます!聞き逃した週のNo1コールはケーシーのマネして自分でしゃべってるので恥ずかしくて人には聴かせられない(-_-;)。
彼の声で洋楽を知り、彼のDJがどんなこと言ってるのかなと興味が沸き学校の英語も一生懸命勉強しました。(そんなに英語力はあがらなかったけど)
僕にとっての英語のDJと言えば、やっぱりケーシーでした。だから…訃報を耳にしたときには、とても残念でなりませんでした。
このブログ"Neverending Music"は、50年以上聴き続けている洋楽の思い出、そして「全米トップ40」の思い出、ケーシーの思い出をなんとなく形にしたくてを続けています。ケーシーに感謝して、これからも頑張っていきたいと思っています。
Casey Kasem R.I.P.
Keep your feet on the ground!
Keep Reaching For the stars!
コメント
コメント一覧 (16)
音時
が
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だから「涙のリクエスト」なのかな、と。
writeではなくsignなので、契約書などの公式な書類に署名する感じがして… 婚姻届ならしっくりくるなー、とまあ憶測です。
音時
が
しました
Saying this is for the girl
Who didn't sign her name...の部分ですね。
僕はリクエストハガキに名前がない彼女と解釈しましたが、婚姻届にサインしてくれない彼女のために、ということですね。なかなか楽しい解釈です!
音時
が
しました
この歌詞は、男性リスナーから女性DJに届いた「婚姻届に署名してくれない彼女(もしかしたらDJ本人)に向けてこの曲をかけてほしい」という手紙をDJが読んでいると解釈していたんですが、どうなんでしょう。
音時
が
しました
音時
が
しました
「涙のリクエスト」に誘われて、
ついつい来てしまいました。
素敵な記事ですね。
1970年代後半から1980年代の洋楽ポップスが、
私のコア時代です。
ラジオのFENで流れる「全米TOP40」を頼りに、
ディスクユニオンで輸入盤を買いまくっていた時期を、
ついこの間のように、思い出しました。
本当にステキな記事、
ありがとうございました。
音時
が
しました
音時
が
しました
引地秀司(ひきじ・しゅうじ)と申します。通称:JJ。長崎在住の72歳。男、既婚。アメリカンポップス開眼は、小学校高学年で見ていたNHK「夢で逢いましょう」。中尾ミエ歌う「かわいいベイビー」、弘田三枝子の「バケーション」等々が紹介されていました。中学生になると小島正雄司会の「9500万人のポピュラーリクエスト」。英語学習用に買ってもらったオープンリール・テープレコーダに録音して楽しんでいました。
“Pilot of the Airwaves” by Charlie Dore
グアム島での日曜午後でした。慣れない海外の現場で疲れてしまい、エネルギー回復のために寝ていたところ、ラジオから流れてきたのです。リリースされたばかりの曲をいち早く放送してくれたのでしょう、思わず聞き耳を立てました。
一服の清涼剤!
繁華街から車で30分ほどの小さな集落に、エアコンなしの一軒家を借りました。海が近いので潮騒の音が聞こえ、他人様のニワトリがあたりを走り回るという、のどかな環境でした。この歌を聞けば、20代後半の私が蘇ってきます。
音時
が
しました
音時
が
しました
最近、クラシック・アメリカン・トップ40と称してケーシーの当時の声がネットラジオで聴けることを知り、BGMがわりにずっと流しています。
今日(2021年6月18日)の18:30からの放送が1980年5月10日のチャートで、懐かしいこの曲がかかったので曲名で検索したらこのサイトがヒットしました。
ケーシーの優しい声が大好きでした。
多分、すごくわかりやすくゆっくり話してくれてますよね。でもわからないんだけど、これはもう私の能力の問題。
ケーシーの命日がいつなのか知らなかったけど、6月15日だったんですね。
今、ネットラジオで当時のケーシーの声がこんなふうに聴けるなんていい時代になりました。
あと、番組のCUEシートも全部PDFで置いてあって感動しています。
ご存じだとは思いますが、ネットで当時のAT40が聞けるサイトのURLを貼っておきます。
http://stream.revma.ihrhls.com/zc6545
CUEシートがある場所は以下のURLで、最後のところを日にちにすればOKです。
張ったのは1980年5月10日のCUEシートです。
チャーリードアの涙のリクエストは13位です。
http://www.charismusicgroup.com/Cue%20Sheets/05-10-80.pdf
音時
が
しました
「来年でもよかった」…んですね(^▽^;) でも、コメントをいただいた際の僕は、「すぐに取り掛かりたい宿題」を出されたときの、やる気スイッチの入った小学生のようで、夢中になって記事を仕上げました(笑)。
もともと英語力があるわけではないので、和訳のリクエストをいただいても自分の想いが重ならないと上手くいく自信がありません。でも、今回はストレートに入ってきたリクエストでありました!!
アメリカのラジオ放送ではいまだにケーシーの声と音楽が聴かれ続けているんですね。毎週欠かさずに…はムリっぽいですが、土曜・日曜のひとつの楽しみになりました。ご紹介いただきありがとうございます。
これからも「全米トップ40」を聴いていた方には特に…楽しんでいただけるようなレア曲!?も取り上げてまいります。よろしくお願いいたします。
音時
が
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みんなラジオを聴いていたあの時代だからこそ、そしてあの楽曲とチャーリーの声の巡り合わせ、偶然が作った名曲、だったんですねえ!
音時
が
しました
こちらの動画(ニコニコ動画)で懐かしい声とオープニングが聴けますよ。(しかもジョン・レノンの冥福を祈って…の回です)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm31112899
別なところからは、石田豊さんはすでにお亡くなりになられたという情報も…ありがとうございました。R.I.P…。
音時
が
しました
ふと、思ったのですが、音時さんに和訳のリクエストをして、それが叶って幸せ気分な私ってこの曲の"the girl"そのものだなぁ‥と。音時さんは差し詰め "pilot of the net webs" (←英語もIT用語も自信ないです(>_<))といったところでしょうか‥
音時
が
しました
懐かしいですね。
確かに、AT40を聴いていないと、知らない曲かもしれません。
彼女はイギリス出身でしたか?
アメリカの人だと思ってました。
音時
が
しました
音時
が
しました