いや~この曲も"M"の"Pop Muzik"に並んで"大嫌い"でしたね~(笑)

でもこういうディスコ曲のなかにあってこそ、キラリ☆と光るいい曲が出てくる感じがあるし、チャートの上でも「憎い敵」がいるからこそ、勝負に勝利したときの喜びもひとしおなのです。

でもさすがにこの曲は、4週も1位になりやがって…!"Pop Muzik"はまだ1位1週だから可愛げがあったのに、コイツめは…(-_-メ)

(5/31,1980)1位1週目 6週連続1位のブロンディより首位奪取!
-1 2 FUNKY TOWN –•– Lipps, Inc
-2 1 CALL ME –•– Blondie
-3 14 COMING UP –•– Paul McCartney and Wings

(6/7,1980)1位2週目 アンブロージアの動きがいいぞ!応援してる!
-1 1 FUNKY TOWN –•– Lipps, Inc.
-2 3 COMING UP  –•– Paul McCartney and Wings
-3 6 BIGGEST PART OF ME –•– Ambrosia 

(6/14,1980)1位3週目 ムムっトップ3は変わらず
-1 1 FUNKY TOWN –•– Lipps, Inc.
-2 2 COMING UP –•– Paul McCartney and Wings
-3 3 BIGGEST PART OF ME –•– Ambrosia

(6/21,1980)1位4週目 ムムッ翌週も変わらず…
-1 1 FUNKY TOWN –•– Lipps, Inc.
-2 2 COMING UP –•– Paul McCartney and Wings 
-3 3 BIGGEST PART OF ME –•– Ambrosia

そして翌週の6/28.ポールが憎き"Funky Town"より王座を奪取しNo1の座に就きます。そしてアンブロージアは…8位に大きく後退…。

この6/7から6/21の僕のじれったさの想像が付きますか?

ポール、もしくはアンブロージアの1位を見届けたい(聞き届けたい)と眠たいのに深夜まで頑張って起きていて"ファンキータウン"が1位!を4週に渡って繰り返し聞かされました。こうしたなかで僕は憎しみを募らせていきました…。(まあポールは自力で1位を奪い取りましたが、アンブロージアは力不足ではありました。でもこの"ファンキータウンに連れてって"を毎週聞いてると、"行きたかったら一人で行きやがれ!"という文句の一つでも言いたくなりますよね。

全米ならともかくとして、日本のトップ40リスナーなら 僕の気持ち、わかっていただけますよね…?

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Songwriters GREENBERG, STEVE
Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc.true
Released in 1980
US Billboard Hot100#1(4)
From The Album"MOUTH TO MOUTH"

:原詞は太字

{Intro}
Gotta make a move to a town 
that's right for me
Town to keep me movin', 
keep me groovin' with some energy

今の町を飛び出して
アタシにピッタリの町へと行くのよ
アタシを突き動かす町へ
エネルギーでアタシを
いい感じにさせてくれる町へ行くのよ

Well, I talk about it, talk about it
Talk about it, talk about it
Talk about, talk about
Talk about movin'

そう みんなで話そうよ
おしゃべりしましょ
そう みんなで話そうよ
おしゃべりしましょ
何のことを話すかって言うと
"ムーヴィング"ってことをね

Gotta move on
Gotta move on
Gotta move on

このままのノリで
ずっと感じてるのよ
進み続けるのよ

Won't you take me to Funkytown?
Won't you take me to Funkytown?
Won't you take me to Funkytown?
Won't you take me to Funkytown?

イカシた町に連れてって!
刺激的な町に連れてって!
ちょっと変わった町に連れてって!
カッコいい町に連れてって!

Won't you take me to Funkytown?
Won't you take me to Funkytown?
Won't you take me to Funkytown?
Won't you take me to Funkytown?

イカシた町に連れてって!
刺激的な町に連れてって!
ちょっと変わった町に連れてって!
カッコいい町に連れてって!

Gotta make a move to a town 
that's right for me
Town to keep me movin', 
keep me groovin' with some energy

今の町を飛び出して
アタシにピッタリの町へと行くのよ
アタシを突き動かす町へ
エネルギーでアタシを
いい感じにさせてくれる町へ行くのよ

Well, I talk about it, talk about it
Talk about it, talk about it
Talk about, talk about
Talk about movin'

そう みんなで話そうよ
おしゃべりしましょ
そう みんなで話そうよ
おしゃべりしましょ
何のことを話すかって言うと
"ムーヴィング"ってことをね

Gotta move on
Gotta move on
Gotta move on

このままのノリで
ずっと感じてるのよ
進み続けるの

Won't you take me to Funkytown?
Won't you take me to Funkytown?
Won't you take me to Funkytown?
Won't you take me to Funkytown?

ファンキータウンに連れてって!

Won't you take me to Funkytown?

ファンキータウンに連れてって!

Won't you take me down to Funkytown?
(Won't you take me to) Funkytown?
Take me, won't you take me?
I wanna go to Funkytown

連れてって
ファンキータウンに行きたいのよ

(Words and Idioms)
Make a move=措置を講じる,行動を起こす

日本語訳 by 音時

◆アーティスト"リップス・インク(Lipps,Inc)"のウィキペディアから。

リップス・インクはアメリカの音楽ユニット。ユニット名は英語で「口パク」を意味する、リップシンク(Lip Sync)に因むものである。(中略)
ミネソタ州・ミネアポリスにて、マルチ・インストゥルメンタル・プレーヤーとして活動し、オクトーバー・レコードなるレーベルの設立者でもある「スティーブン・グリーンバーグ」が、女性シンガーでサックス・プレーヤーの「シンシア・ジョンソン」と共に結成し、そこにセッション・ギタリストの「デイヴィッド・リヴキン」が加わるカタチで1979年にアルバム「MOUTH TO MOUTH」でデビューを果たす。
 後にこのアルバムに収録されている"FUNKY TOWN"が2枚目のシングルとしてカットされると、これが全米ダンスシングルチャートで急上昇し、その余波により、翌1980年に全米シングルチャートで1位を記録する大ヒットとなった。その後も3枚のアルバムを制作するなどしたが、1983年にはシンガーのシンシアがグループを脱退し、活動を休止。中心人物のグリーンバーグは、その後ミネアポリスでWebデザインを手掛けるDesignSteinなるオフィスを興す一方、ブロードウェイで上演されるミュージカルに楽曲を提供するなどしている。(中略)
 1986年にオーストラリア出身のロックバンド、スード・エコーによりカヴァーされて、全米シングルチャートの6位を記録するヒットとなる。

◆スティーヴン・グリーンバーグは"Funky Town"の背景を次のように語っています。

歌詞にある“Gotta make a move to a town that’s right for me,”だけど、基本的に、僕は住んでる町を出ていきたかったんだ。目の前の風景もとてもつまらないもの(Bland)で、そこにはブラックミュージックをかける放送局もなかった。ミネアポリスの地方放送曲がちょっとかけてくれるくらいだった。僕はテンプテーションズやモータウン系の音楽、アース・ウインド&ファイアなんかを聴いて育ったのに、その町じゃ耳にすることがなかった。白人の音楽(Vanilla)ばかりだったんだ。

こういう背景を知ると、ちょっとだけ愛着が沸いてきますね!?(^▽^;)


◆さいごに..."Funky"って言葉はよく耳にしますが、" (よい意味で)一風かわった,いかす."といった意味のほかに、"おじけづいた,おびえている"という意味、"いやなにおいのする,悪臭のする"という意味、もあるんですね。さすがに、悪臭のする町へは誰も行きたがらないよね(^▽^;)。

◆この曲の「空耳」作品も出ました~(^^)/

「特盛り!特盛り!特盛り!特盛り!」

(Well, I talk about it, talk about it 
Talk about it, talk about it )ですね(^▽^;)


◆スタジオで踊るヘンテコなお姉さん3人組です。




◆スード・エコー(Pseudo Echo)の "Funky Town"。ノリノリ(死語)のロックサウンドになっています!



(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia ファンキー・タウン
・ビルボード・ナンバー1ヒット1971-1985(音楽之友社)