1984年の全米ヒット曲のなかでもこの曲はよく覚えていました。

◆以前歌詞をざくっと確認したときに、何を歌っているのかすぐにはつかめず、実は...和訳を途中でストップ&保留していた曲でもありました。

 今年は1984年のヒットを取り上げてブログで紹介されている星船さんが『この曲選ばなきゃいいなあ...』と内心思っていたのです...。
(星船ブログ紹介曲を和訳する、と僕は勝手に自分に課題を課しています 苦笑)
     当時もボーカルに気合いが入っていて、妙に印象的な曲でした。おそらく石田豊さんのリクエストアワーで流してくれて、カセットテープに録って、僕は何度も聴いていました。

◆今回、星船チョイスが実施され(!)、再度この曲の歌詞に向き合いました。PVを鑑賞し、この曲を理解する何かないかと、ネット検索...すると...ほぼ大意を掴めました。

◆まず、この曲が大好きで忘れられない曲だというこちらの方。この方はこの曲をこんな風に紹介しています。

僕の好きな曲"A Fine Fine Day"は1984年のアルバム"Some Tough City"からの曲です。僕は物語のある曲が好きなんですよ。この曲はソニーおじさん(Uncle Sonny)が刑務所から帰ってくるという物語なんです。歌詞では再会したあとどうなったかの結末はあいまいですが、ビデオとシングルのカバーアートを見ればソニーの運命について疑いの余地がありません...。

このカバーアートは、上の動画の静止画像で見ることができますね。

◆またもうひとつ。こちらのサイトでは、歌詞が掲載されている下に"Meaning"と題して、意見が書き込まれておりました。ここでこんな風に書いている人がいました。

PV(16秒後)に見られる新聞のヘッドラインによると、"ソニーおじさん"の"トラブル"は何だったかというと、彼が刑務所で刑期を終えたときに行方不明のままであったお金を盗んだことでした。 盗んだお金を、自分が共有する資格があると信じていた別の暴徒と山分けすることに失敗したので、彼は殺されたに違いない...。

うむ、確かに新聞の見出しに「SONNY LOMBARDINI Released  Money Still Missing」と書かれていますね。"LOMBARDINI"はおじさんの姓かな。PVに出てくるおじさんは、オシャレで気取った人物という印象があります。とても刑に服していたようには見えませんが...。でも、主人公はそんなおじさんがきっと好きだったんでしょうね...。

◆この曲の歌詞自体の設定は...当時、少年だった主人公の回想であると受け止められます。
 
 でもビデオの設定では、もう青年になった主人公がおじさんに会って、会話もし、撃たれた瞬間もその場にいて「第一発見者」。警察と思われる男の事情聴衆?に「ああ、おじさんと再会したのは、すごいいい天気の日だったよ...」と語っていますね。

 僕の解釈としては、主人公が子どものときに"ソニーおじさん"に「再会」した。その日は雲一つない快晴の天気。"A Fine Fine Day"だったことをよく憶えているよ。また一方で、おじさんを失ったのかな?と思った日も忘れられない。だってその日も"A Fine Fine Day"だったんだ...。
主人公は"A Fine Fine Day"になると...おじさんのことを今でも思い出すのでしょう...。

 うーむ、でもそうするとやっぱり、カバーアートで書かれている場面は何だろう?という疑問が湧いてきます。必ずしも歌詞とPVで描かれるドラマが一致していないことはこれまでも多々ありましたが...。主人公は実際に"撃たれて倒れたおじさん"に"再会"したのか?...はい、この辻褄合わせもあって、ちょっとサビの部分意訳するようにしました(^▽^;)

星船さん、やっぱりこの曲を選んでくれてありがとうございました!
この曲の物語を僕自身も理解することができて、とても嬉しいです!!
それでは、この曲の原詞と日本語訳(by 音時)です。

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(Tony Carey)

Released in 1984
US Billboard Hot100#22
From The Album“Some Tough City”
国内盤アルバムジャケットは、こちら

:原詞は太字

When my uncle Sonny blew back into town
Said, "I'll just go for a ride
and have a look around"
And he took off his fedora,
stuck his fingers in the crown
And he pulled out twenty dollars
and he laid that money down

ソニーおじさんが町に舞い戻ってきた
"ちょっとドライブして
周りの景色を見てたんだ"
帽子を脱いで
てっぺんを指でいじってたよ
そして20ドル取り出して
お金を前に置いたんだ

And he called out to a taxi cab, 
"Take me down to central park
And keep that meter runnin'
to the twenty dollar mark"
And he kept his eyes turned forward 
and he sat up straight and tall
And no one even noticed him, 
no one cared at all

おじさんはタクシーを呼んでこう言った
"セントラルパークに連れてってくれ"
"20ドルのところで止めといてくれよ"
ずっと前を向いていて
真っ直ぐに座りなおすと背が高いのがわかった
誰もおじさんをことさら気にしてなかったし
そう 誰もと気にとめてなんかいなかった

It's a fine, fine day
For a reunion
It's a fine, fine day
For comin' home

とても とてもいい天気の日だった
その日に僕とおじさんは再会した
すごく 晴れてていい天気だった
おじさんが帰ってきたのはそんな日だった


You did your sittin' you did hard time
But you ain't gonna sit no more
They can't keep you there no more

It's a fine, fine day
And nothing's gonna take you
Nothing's gonna take you away
It's a fine, fine day

あなたはただ座ってるだけだったけど
それまで大変だったからね
でももう座ってはいられない
もうそこにはいられなかったんだ

こんな晴れたいい日に
誰もあなたをつかまえないし
何もあなたを連れていったりしない
そんな晴れたいい日だったのに...


The first time I saw Sonny 
I was just about this tall
And he always made my momma kinda crazy 
when he'd call
Him and my old man would stand 
and whisper in the hall
Then they'd disappear 
and maybe not come home at all

ソニーおじさんに初めて会った時
僕の背はこんなものだった
おじさんが電話をかけてくると
僕の母さんはいつも大騒ぎだった
おじさんと僕の父さんが
玄関で立ったまま小声で話してた
そして姿を消したんだ 
もうたぶん家に帰ることないみたいに

Then one day Sonny stopped comin' around
Heard he'd gotten himself 
into a little trouble out in town
Sometime after that he finally disappeared for good
Then he pulled out ol' Houdini 
like we always knew he would

そしてある日からソニーおじさんは来なくなった
町の外で何かトラブルに巻き込まれたって聞いたよ
しばらくして 永遠に姿を消したんだ
フーディーニみたいに魔法を使ったのかな
おじさんはそうするんじゃないかって
僕たちはいつもそう思ってたから

It's a fine, fine day
For a reunion
It's a fine, fine day
For comin' home

とてもとてもいい天気の日
僕はおじさんと「再会」した
すごくいい天気の日だったんだ
おじさんは還ってきたんだ...

You did your sittin' you did hard time
But you ain't gonna sit no more
They can't keep you there no more
It's a fine, fine day, oh yeah

And nothing's gonna drag you
Nothing's gonna drag you away, oh yeah
It's a fine, fine day, a fine day

ただ座ってるだけだった
刑期を終えてきたばかりだったし
でもあなたはもう座ってはいられない
そこにいるのはもう許されなかったんだ

こんな晴れたいい日に oh yeah
誰もあなたを引きずりまわしたりしない
何もあなたを連れていったりしない
そんな晴れた とてもいい日だったんだ...

Ooh ooh ooh, a fine, fine day, a fine day
Ooh ooh ooh, a fine, fine day, a fine day

I see you made it back alright, alright
I see you're none the worse for wear
It's been a long time comin'
Nothing's gonna drag you away from here

おじさんが元気になったのを見たよ とてもね
おじさんは普通にそこにいたんだよ
久しぶりに思い出したんだ
あなたをここから連れ出すものは
何もなかったはずなのに...

A fine, fine day, oh yeah
And nothing's gonna drag you
Nothing's gonna drag you away, oh yeah
A fine, fine day, oh yeah

とても とてもいい天気の日
何もあなたを引きずるものは何もなかった
誰もあなたを連れ出すものはなかったはずだ
すごく 晴れてていい天気だった

A fine, fine day (Ooh ooh ooh, a fine, fine day)
And nothing's gonna drag you (a fine day)
Nothing's gonna drag you away, away (a fine, fine day)
A fine, fine day, a fine day
A fine, fine day

とても とてもいい天気の日
何もあなたを引きずるものは何もなかった
誰もあなたを連れ出すものはなかったはずだ
すごく 晴れてていい天気だった

今でも思い出せるよ
こんなに晴れて いい天気の日だったんだ...


(words and Idioms)
fedora 【名】フェドーラ◇柔らかなフェルトの中折れ帽子
stick one's finger in=~に自分の指を突っ込む
crown=最も高い部分、(頭・帽子などの)てっぺん
sit up=上体を起こす.きちんと座る
sometime after=~の後しばらくして
nòne the wórse for…=…しても平気で[同じ状態で].

日本語訳 by 音時




◆こちらのアーティスト表記は「トニー・ケアリー」。

この曲を歌ったときに、日本ではそのようにカタカナ表記がされました。でもトニーのプロフィールを見ていたら...なんと、僕の好きなアルバム「Rainbow Rising(虹を翔ける覇者)」でレインボーのキーボーディストだったアーティストなんですね!(あのよく聴いた"Tarot Woman"や"Stargazer"のシンセサイザーを弾いてたのがトニーだったとは!)
 でも、そこでは「トニー・カレイ」と表記されています。(でもマライヤも名前は"Carey"で"キャリー"と表記されていますよね。その当時の日本語読みの流行?でそうなったのかな)

ちょうどその頃ののレインボーの写真やインタビューなどがこちらのページに載っていました。トニーについてもああ言った、こう言ったという話が出てますね。英文なので、ざっと読みだけです(^▽^;)。興味のある人はどうぞ。

一番最初にあるメンバーの写真でコージー・パウエルの隣り、一番左はしがトニーですね。

 僕の持っている「虹を翔ける覇者」のライナーノーツにメンバー紹介があって、トニーはこう書かれています。

(トニー・カレイ)1953年10月16日、カリフォルニア州セントラル・ヴァレイで生まれる。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに参加したこともある。レインボーにはジミーの紹介で参加したが、1977年秋に脱退している。

なんと短かったレインボー歴。ウィキペディアではリッチーの怒りを買って辞めさせられたという説が濃厚のようです。「紫の一族」を名乗るのには短すぎるぜ(^▽^;)。でもトニーは未だに現役、頑張っているようですよ。

◆これは貴重。ファンの方の撮影のものでしょうか。アコギ1本で"A Fine Fine Day"歌うトニー。感情を込めて歌い切りました...。