2人の男の 優しい歌声が絡みあう名曲です。
 


 ジェイムス・テイラーとJ.D.サウザーの男性二人のデュエット曲です。

この2人のデュエット曲だということ自体、豪華さに驚きましたが、曲を聴いたとき、2人の優しい声を持つミュージシャンの声が絡み合ってさらに優しさが伝わってくるような曲になっていることに感動しました。もっとヒットすると思っていたのですが、全米チャートでは11位どまりでした。

 原題は"Her Town Too"。"Too"があるから、"彼女の町 でもあった"ってことですね。そして邦題は"憶い出の町"。"おもいで"に"追憶"の"憶"の字を使ったのがIPPON!でしょう。

おく〖憶〗 オク おぼえる・おもう
1. 心の中に保つ。おぼえる。「記憶」
2. 過去を思いやる。 「追憶・憶念」


「思い出の町」だといくつかの"風景"が頭に浮かぶかなと思いますが、「憶い出の町」と書くと、過去を思い出しながら懐かしがってる感が出てきますね。

◆作者にはジェイムスとJ.D.のほかに Waddy Wachtell"の名前があります。Waddyはスティーヴィー・ニックス(フリートウッド・マック)やリンダ・ロンシュタッド、ウォーレン・ジヴォンなどのギタリストとして知られているミュージシャンであります。

◆歌詞に出てくる主人公の"あの娘"は男性と別れてしまって、小さな町のゴシップとなって心痛めてます。この曲の流行してた当時はそんなこと僕はちっとも思いませんでしたが、ウィキペディアによると、ジェイムス、J.D.それぞれ自分のことを歌った歌じゃないのか?って多くの人が推測したとあります。ジェイムスはカーリー・サイモンとの結婚、J.D.はリンダ・ロンシュタッドとの恋...。

J.Dは2011年のインタビューで否定したようですが、ジェイムスのコメントはないようですね。でもこの曲の歌詞にある"あの娘は家と庭を手に入れて、彼は仲間たちをバンドに入れた"という部分はどうも自分達のことを歌ったんではないかと…そしてこの曲の収録されたジェイムスのアルバムのタイトル(原題)は..."Daddy Loves His Work"。ダディ(ジェイムス)は(家庭よりも)仕事(音楽)が好きなんだ…ですね。ジェイムスとカーリーは1983年に離婚しました…(-_-;)。
この曲を聴くのに、こんな話、聞かない方がよかったですかね(苦笑)

"誰かがきみを愛してるんだ"...それはきみじゃないのかな???


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Released in 1981
US Billboard Hot100#11
From The Album“Daddy Loves His Work”

Writer(s): James Vernon Taylor, John David Souther, Waddy Wachtel
"Her Town Too" Lyrics
:原詞は太字

She's been afraid to go out
She's afraid of the knock on her door
There's always a shade of a doubt
She can never be sure

あの娘は外に出るのを怖がってる
ドアを叩く音にも怯えてるんだ
いつも何かしらを疑って
何かに確信を持つことができないのさ

Who comes to call?
Maybe the friend of a friend of a friend
Anyone at all
Anything but nothing again


電話してくるのは誰?
それは友だちの友だちのまた友だち?
つまり それが誰であってもなんであっても
また何も起こったりしないのさ

It used to be her town,
It used to be her town, too
It used to be her town,
It used to be her town, too


以前はあの娘の町だった
そこはあの娘の町でもあったんだ
むかしはあの娘の町だった
そこはあの娘の町でもあったのさ

Seems like even her old girlfriends
Might be talking her down
She's got her name on the grapevine
Running up and down the telephone line


どうやら昔からの友だちですら
あの娘を見下しているらしい
自分の名前が噂になってるのを耳にするんだ
電話で話したり引っ込めたり

Talking 'bout
Someone said someone said something 'bout
Something else someone might have said about her
She always figured that they were her friends
But maybe they can live without her


誰かが言ってた
何だったっけ?
何だったか
誰かがあの娘のことを話してたかも?
あの娘はいつだって友だちだって思っても
その連中にはあの娘などいなくたって
問題なしなんだ

It used to be her town,
It used to be her town, too
It used to be her town,
It used to be her town, too

以前はあの娘の町だった
そこはあの娘の町でもあったんだよ
むかしはあの娘の町だった
そこはあの娘の町でもあったのさ

Well, people gotten used to
seeing them both together
But now he's gone and life goes on
Nothing lasts forever, oh no


ああ 誰もが二人が一緒にいるのを
よく見かけたたもんさ
でも彼は去ってしまった それでも暮らしは続く
永遠に続くものなど何もない

She gets the house and the garden
He gets the boys in the band
Some of them his friends, some of them her friends
Some of them understand


あの娘は家と庭を手に入れて
彼はバンドに仲間たちを入れた
何人かは彼の友だち
何人かは彼女の友だち
理解してくれる人たちもいるんだよ

Lord knows that this is just a small town city, yes
And everyone can see you fall
It's got nothing to do with pity
I just wanted to give you a call


確かに
この町はただの小さな田舎町だよ
そう きみがつまづいたことは
みんなが知ってしまってる
憐れみをかけるわけじゃないんだ
ただきみに電話をしたくなっちゃったんだ

It used to be your town,
It used to be my town, too
You never know until it all falls down
Somebody loves you, somebody loves you
Darling, somebody still loves you
I can still remember her
When it used to be her town, too


以前はきみの町だったよね
そして僕の町でもあったんだ
すべてが落ち着くまで
きみにはわからないだろうけど
誰かがきみを愛してるんだ
誰かがきみを愛してるんだよ
ねえ それでも誰かがきみを愛してるのさ
僕もまだあの娘を覚えてるんだ
以前はあの娘の町だったのさ
以前はきみの町だった
そして僕の町でもあったんだよ…

(Words & Idioms)
talk down to=上から物を言う、見下して話す

日本語訳 by 音時