“ロックエイジの吟遊詩人。エルトン・ジョンの熱唱”
エルトンのデビューアルバム「エルトン・ジョンの肖像(Empty Sky)」の帯にはそんなキャッチフレーズが付いていました。
このアルバムがエルトンの1969年6月リリースのファーストアルバム。(日本では翌年の1970年?)全曲がバーニーとエルトンのオリジナル曲です。でも…ヒットしなかったようです。
◆アメリカでの発売はエルトンがようやく人気が出てきた1975年。しかもアルバムジャケットもエルトンのイラストから、スフィンクスのような岩?のイラストに差し替えられて発売されました。このイラスト何なんでしょうね?
(一時期、輸入盤屋さんにはこの米盤のカットアウト盤~紙のジャケットに切れ目を入れた廉価盤~がよく見かけた気がします)
◆このアルバム自体は実は通して聴いたりはせず、高校の友達から「エルトンと言ったら“Skyline Pigeon”を聴いてくれ」と言われ、そいつからアルバムを借りて、カセットに録音して聴いた覚えがあります。
この曲を演奏する楽器は
「ハープシコード」(harpsichord)。
バロック音楽などで耳にする音でしょう。この鍵盤楽器がいい味を出してくれてます。
ドイツ語ではチェンバロ(Cembalo)
フランス語ではクラヴサン (Clavecin)
というそうです。
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Songwriters JOHN, ELTON / TAUPIN, BERNIE
Lyrics © Universal Music Publishing Group
Released in 1969
From The Album“empty sky”(amazon.co.jp)
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Songwriters JOHN, ELTON / TAUPIN, BERNIE
Lyrics © Universal Music Publishing Group
Released in 1969
From The Album“empty sky”
:原詞は太字
Turn me loose from your hands
Let me fly to distant lands
Over green fields, trees and mountains
Flowers and forest fountains
Home along the lanes of the skyway
きみの手から僕を放してよ
遠い土地へと僕は羽ばたきたいのさ
緑の野を越え 木々や山を越え
花が咲き乱れ 森の中に泉が湧いてる
僕の故郷は空路に沿った先にあるんだ
For this dark and lonely room
Projects a shadow cast in gloom
And my eyes are mirrors
Of the world outside
Thinking of the way
That the wind can turn the tide
And these shadows turn
From purple into grey
この暗くて淋しい部屋は
暗い影を映し出してる
僕の両目は外の世界を映す鏡さ
どうしたらいいんだろうか
風が潮の流れを変えるには?
この暗い影の色が
紫から灰色に変わるには?
For just a Skyline Pigeon
Dreaming of the open
Waiting for the day
He can spread his wings
And fly away again
Fly away skyline pigeon fly
Towards the dreams
You've left so very far behind
Fly away skyline pigeon fly
Towards the dreams
You've left so very far behind
地平線を飛ぶ鳩は
開かれた世界を夢見てる
翼を広げてもう一度飛べる日を
待ち続けてるのさ
飛び立て スカイライン・ピジョン
飛ぶんだ
遠い昔に置き忘れてきた
きみの夢を追いかけて
飛び立て スカイライン・ピジョン
飛ぶんだ
遠い昔に置き忘れてきた
きみの夢を追いかけて
Just let me wake up in the morning
To the smell of new mown hay
To laugh and cry, to live and die
In the brightness of my day
朝になったら起こしてよ
刈りたての干し草がいい匂いさ
笑って 泣いて 生まれてそして 死ぬ
輝く日々を送りたいんだ
I want to hear the pealing bells
Of distant churches sing
But most of all please free me
From this aching metal ring
And open out this cage towards the sun
遠くの教会から聞こえてくる
鐘が鳴っている音を聞きたいよ
でもまずはお願いさ
このうずくような痛みのする
重い鉄の足輪を外して
僕らを自由にしてほしい
そして太陽に向かって
この鳥かごを開けてくれ
For just a Skyline Pigeon
Dreaming of the open
Waiting for the day
He can spread his wings
And fly away again
Fly away skyline pigeon fly
Towards the dreams
You've left so very far behind
Fly away skyline pigeon fly
Towards the dreams
You've left so very far behind
地平線を飛ぶ鳩は
開かれた世界を夢見てる
翼を広げてもう一度飛べる日を
待ち続けてるのさ
飛び立て スカイライン・ピジョン
飛ぶんだ
遠い昔に置き忘れてきた
きみの夢を追いかけて
飛び立て スカイライン・ピジョン
飛ぶんだ
遠い昔に置き忘れてきた
きみの夢を追いかけて...
(Words and Idioms)
project=光や影を映す
gloom=陰気 暗がり
new mown hay=刈りたての干し草
pealing=遠い長い音
日本語訳 by 音時
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◆主人公は「鳩」でしょうか、それとも鳥かごの中の鳥に思いを馳せる囚人?いや例えているだけかもしれませんね。
でも「主人公」はもう一度飛び立って、自分のふるさとへ帰ることを夢見ています。足には重い鉄輪がついていますが。
そして、スカイライン・ピジョンは飛び立ちます。故郷は“地平線(Skyline)"の向こう。地平線すれすれを飛びながら、彼は自由な身になって、きっと故郷へ帰るのでしょう。名曲です。
◆ハープシコードをピアノに変えて再録音された“Skyline Pigeon”。シングルでは「ダニエル」のB面。アルバムでは「ピアニストを撃つな」のボーナス・トラック。
◆Live at the Playhouse Theater Edinburgh, Scotland September 17, 1976
(この記事で参考にしたページ)
・雑誌「レコード・コレクターズ」特集エルトン・ジョン1997年10月号
・Wikipedia チェンバロ
・Wikipedia Empty Sky
コメント
コメント一覧 (8)
音時
が
しました
昨日はバーニーの71歳の誕生日だったそうです。実は私の若い頃、エルトンの歌は数曲しか聞いたことがなかったのですが、ロケットマンを見てからいろいろ聞き始めました。そして、バーニーとの関係に感動すると共に、バーニーが紡ぐ言葉の深さ…上手く言えませんが…とにかく『凄い』と感じています。
これからもエルトンの歌を音時さんにたくさん訳していただければ嬉しいです!
音時
が
しました
音時
が
しました
パンデミックが早く収束するのを願いながら、Skyline Pigeon を聞いています。
音時
が
しました
音時
が
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skyline pigeon良い曲ですね。
当時、bernieが鳥を擬人化?した曲には印象に残る曲が多いですね。「ピアニストを撃つな」のラスト曲high flying birdやsomeone saved my lifeでのbutterfly等です。
音時
が
しました
音時
が
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『ロック・エイジの吟遊詩人』・・・そうそう!このレコードの帯にキャッチコピー輝いてましたね。
E・ジョンのセカンドアルバムを買って気に入ったので、この曲が聴きたくてファーストアルバムを買おうとしたら”米国盤仕様のスフィンクス岩ジャケット”しか売ってなかった!
仕方がないので中古盤でこのオリジナルジャケットを買いました。
ハープシコードとチェンバロが同じ楽器だとは知らず(汗)勉強になりました。
ハープシコード(ピアノの祖先)の音色がいいですよね。E・ジョンがバロック時代のモーツァルトのような感じがしました。
音時
が
しました