シンコーミュージック・エンターテインメントさんから出版されているムック本「AOR AGE」。
最新号(Vol.17)はボズ・スキャッグスの「Middle Man」の特集です!
これは売り切れる前に買うべし! 
 ミュージシャンの林哲司さんのインタビューでは、冒頭のナンバーである「Jojo」について「すべてに対して完璧」との評が掲載されていました!(amazon.co.jp

AOR BOZ

◆“Jojo”=ジョジョ、ビートルズの“Get Back”の歌詞でその名前は初めて聞きました。
 1980年A.O.R全盛期のこの時期、その代表格として人気のあったボズですが、アルバム“Middle Man”のオープニングがこの曲。ここから2曲目の“Breakdown Dead Ahead”に続いていくとこがカッコ良かったなあ。アルバムジャケットも…。

演奏の方はトトのメンバーが全面的に参加していて、この曲“Jojo”も最初の方とかTOTOの“ジョージ―・ポーギー”みたいだったりする...。

Boz1980Japan


◆“ジョジョ”という名前が一躍有名になるのが…荒木飛呂彦先生作の「ジョジョの奇妙な冒険」ですね!(Wikipedia

 この作品は登場人物の名前やその登場人物の持つ能力(スタンド名)が洋楽アーティストの名前だったり曲目・アルバム名だったり…そんな楽しみもありますね。主人公“ジョナサン・ジョースター““ジョセフ・ジョースター”、"空条条太郎"また“ジョルノ・ジョバーナ”とか、略して“ジョ・ジョ”だったりします。女性もいたぞ、第6章ストーン・オーシャンの“空条徐倫”(くうじょう じょりーん)にはビックリ\(◎o◎)/!しました。(早くアニメ始まらないですかね)

◆ボズは、2013年のインタビューにて“Jojo”について次のように答えています。

音楽はデヴィッド・フォスターだよ。彼が弾き始めたので僕もそれに合わせて歌って、歌詞を書いていったんだ。そしてラズリーが歌詞を埋めていったのさ、デヴィッドはアース・ウインド&ファイヤーとか偉大なR&Bソングも手掛けていたよね。やっぱ彼はデヴィッド・フォスターだったよ。天才さ。

作者にはデヴィッド・フォスター、デヴィッド・ラズリー、ボズの3名の名前が。その役割分担はこんな感じだったんですね。歌詞はボズがメインなところをラズリーが埋めてくれましたが、やっぱりデヴィッド・フォスターの貢献度が高かった、というのがボズも認めてるところなんですね。

 ちなみにデヴィッド・ラズリーは、アメリカのシンガーソングライター。彼自身の作品としては、1982年に“If I Had My Wish Tonight”(全米36位)のヒットがあり、また、マキシン・ナイチンゲールの泣かせるバラード“Lead Me On”の作者でもあります。


100_SMEIG0100009123740


(Foster, David Lasley, Scaggs)

Released in 1980
US Billboard Hot100#17
From The Album“Middle Man”

:原詞は太字

Look out behind you
Jojo's got his gun
He wouldn't mean to do but
Ya know he likes his fun


後ろに気を付けるんだ
ジョジョが銃を持って立ってるぜ
まさか撃つ気はないだろうが
わかるだろ あいつは楽しみたいのさ

Jojo dig those spinning lights
Way out games and dizzy heights below him
Jojo dig those Broadway nights
Flashy lines, you know him
You know him

ジョジョはくるくる回るライトや
変わったゲームや高いビルを見下ろすのが好きなんだ
ジョジョはブロードウェイの夜に
光るネオンが好きなのさ わかるだろ
(それがヤツなのさ)

He's got you covered
You'll know it right out front
Hey fifty dollars
He'll get you all you want


ヤツはおまえの分までやっちまう
率直な言い方をするならばね
おい 50ドル持ってるか?
ヤツはおまえの欲しいものを手に入れてくれるんだ

Jojo dig those spinning lights
Way out games and dizzy heights below him
Jojo dig those Broadway nights
Flashy lines, you know him


ジョジョはくるくる回るライトや
変わったゲームや高いビルを見下ろすのが好きなんだ
ジョジョはブロードウェイの夜に
光るネオンが好きなのさ わかるだろ

Ever so rarely that man in a millon's born
Gentle and soft, but who'd just as soon off you
For looking the wrong way as not
Jojo, go Jo

これまでにないような 百万人に一人の男
上品で穏やか  でもすぐに目の前から消えるのさ
間違った考え方をしてるんだ そうじゃないだろ
ジョジョ なあ ジョー

His baby stays high
Got to keep her sweet
He keep her just right
Keeps her on the street


ヤツのカワいコちゃんはいつも上機嫌
優しくしてあげなきゃだめなんだ
ヤツはそのコを上手に扱ってるよ
ずっと道端で立ちんぼをさせてるのさ

Jo Jo dig those spinning lights
(Way out games and dizzy heights)
Oh below him
Jo Jo dig those Broadway nights
Oh you know him


ジョジョは回るミラーボールが好きなんだ
(おかしなゲームも高層ビルもね)
ああ みんな下に見るのさ
ジョジョはブロードウェイの夜が好きなんだ
ああ ヤツのことはわかってるだろ

Jo Jo dig those spinning lights
Way out games and dizzy heights below him
(Jo Jo dig those Broadway nights)
Broadway nights
You know him


ジョジョはくるくる回るライトが好きで
変わったゲームや高いビルを見下ろしちまうのが好き
ジョジョはブロードウェイの夜に
光るネオンが好きなのさ わかるだろ

Say what do you think
Of gentlemen wearing mink
Gentle and soft
But who'd just as soon off you
For looking the wrong way as not
(Jo Jo) Jo Jo


どんな風に思ってるんだい?
ミンクを着てる紳士のヤツら
上品で物腰が柔らかくたって
おまえさんの目の間からすぐいなくなるぜ
間違った考え方をしてるんだ そうじゃないだろ
ジョジョ…

So you can't hang you
Jojo guide them
Though he would'nt need to
He'd be love to, ahh


だからおまえは自分を罰せられないんだ
ジョジョがお膳立てしてるんだ
ヤツは必要なんてなくたって
愛することはできるからさ

Jo Jo dig those spinning lights
Way out games and dizzy heights below him
Man its way below him
Jo Jo dig those Broadway nights
Flashing lights below him
Yeah yeah
Jo Jo

ジョジョはくるくる回るライトが好きで
変わったゲームや高いビルを見下ろしちまうのが好き
ジョジョはブロードウェイの夜に
光るネオンが好きなんだ 下に見下ろすのが
Yeah yeah
ジョジョ…

(Words and Idioms)
dig=Love 、Like
way out=すぐれた、奇抜な、風変わりな
dizzy height=めまいのするような高さ
I got you covered=あなたの分もカバーしておいた、あなたの分もやっておいた
out front=先頭を切って、率直に
look at ~ the wrong way ~に対し誤った[間違った]見方[考え方]をする

日本語訳 by 音時

JojoBoz


◆肝心な和訳ですが…実はあまり自信ない。僕の頭のなかには、渋くてイケメン、かっこいい上にオシャレ、カネ持ってんぞ!、と黙ってても女性が近寄ってくる男。でも職業は“女ころがし”(!)、金のためなら恋人だって売ってしまう…そんな男の姿が浮かびます(顏を見ると、その男はボズなんです)。

BozJpa1980



◆“ジョジョ“が最高位3位を記録した全米チャートです。
US Top 40 Singles For Week Ending August 23, 1980

1位オリビア“マジック”は彼女自身が主演の映画「ザナドゥ」の挿入歌ですね。2位クリストファー・クロス。直近のビルボードライヴではいきなり2曲目で演奏するというセットリストだった様子。まだ和訳していないのは、3位のS.O.Sバンド、10位のキム・カーンズ(スモーキー・ロビンソンの曲)、14位ジェネシスだなあ。“ジョジョ”は17位を2週間というのが最高位でした。

-1 1 MAGIC –•– Olivia Newton-John
-2 2 SAILING –•– Christopher Cross
-3 3 TAKE YOUR TIME (Do It Right) (Part 1) –•– The S.O.S. Band
-4 4 EMOTIONAL RESCUE –•– The Rolling Stones
-5 5 UPSIDE DOWN –•– Diana Ross

-6 6 IT’S STILL ROCK AND ROLL TO ME –•– Billy Joel
-7 13 FAME –•– Irene Cara
-8 21 ALL OUT OF LOVE –•– Air Supply
 9 9 LET MY LOVE OPEN THE DOOR –•– Pete Townshend
10 10 MORE LOVE –•– Kim Carnes

11 15 GIVE ME THE NIGHT –•– George Benson
12 7 SHINING STAR –•– The Manhattans
13 29 LATE IN THE EVENING –•– Paul Simon
14 14 MISUNDERSTANDING –•– Genesis
15 16 TAKE A LITTLE RHYTHM –•– Ali Thomson

16 17 INTO THE NIGHT –•– Benny Mardones
17 19 JOJO –•– Boz Scaggs

◆“Jojo”のPVはこちら。



◆デヴィッド・フォスター&フレンズのステージにて、ボズが歌う“Jojo”.



◆アルバム“ミドル・マン”収録のこの曲もAORの代名詞、“You Can Have Me Anytime”。雰囲気重視(!)の邦題は「トワイライト・ハイウェイ」です。