大晦日は…「年越しそば」に“なめこそば!

”やはりこの曲を有名にしたのはタモリ倶楽部のこの空耳作品。
「花のパリ側、なめこそば~♪」






「オペラ座の夜」から「華麗なるレース」と聴いて、次のアルバム発売の前に、クイーンのニューシングルが「伝説のチャンピオン(We are the Champions)」と知りました。そしてそのシングル収録のニューアルバムのタイトルが「世界に捧ぐ(News Of The World)」で、そのジャケットが人を襲い、クイーンのメンバーの命も奪ってしまう巨大なロボット...。
 当時は意味がわかりませんでした...!(^▽^;)

◆アルバムのB面ラスト曲のこの「マイ・メランコリー・ブルース」もなんだこのしぶ~いジャズは...。ステージも終わり客もひけた後にピアノに向かって歌い弾くアーティスト...その心境を歌った曲なのかな。でも当時は「僕の好きだったクイーンはどこに行ってしまった?」という気がして、このB面はあまり聴かなかったですね...。

 でも次のアルバムが「ジャズ(Jazz)」ってタイトルになって、ちょっとだけ分かった気がしました。クイーンのデビューアルバム「戦慄の王女(Queen)」のラストに次の「クイーンⅡ」に収められる「輝ける七つの海」が入っていたり、クイーンがアルバムのラストに"予告"を入れるのは初めてではなかったと思うので...。

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◆また「マイ・メランコリー・ブルース」の歌詞を味わうと...ふっと気付いたのは
終盤の"I'm in the news"という歌詞で歌われた"news"というワード。そこで"News of the world"とアルバムを名付けた意味を僕なりに気付きました。

 A面がロックサウンドとポップな感じの曲が多いなか、B面はブラックな曲(Get down make love)や可愛い曲(Who Needs You)やジャジーでレトロ調(My Melancholy Blues)など、とくにバラエティに富んだ実験的なサウンドの曲が目立ちました。

 クイーンはこれまでの自分たちのイメージや殻を破った挑戦をしたかったのかな。そしてこうしたサウンドでバンドを続けていこうと意思表明を世界にしたんじゃないかな。アルバムジャケットはそんな今までの自分たちはいったん死んだものとして、このレコードを聴きなさい!と。
 そんなことを思ったら、この曲の物語の解釈ができたように思います。

(和訳はフレディが女形として歌ってる言葉遣いにしました)

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(Mercury)
 
Released in 1977
From The Album“News Of The World”

:原詞は太字

Another party's over
And I'm left cold sober
My baby left me for somebody new
I don't want to talk about it
Want to forget about it
Wanna be intoxicated with that special brew


また一つパーティーが終わり
すっかり酔いも醒めちゃった
わたしのあのひとはわたしを残して
誰かのところへ行ってしまった
もう何も話したくない
忘れたいの
いいお酒を呑んで酔ってしまいたい

So come and get me, let me
Get in that sinking feeling
That says my heart is on an all time low
So don't expect me to behave perfectly
And wear that sunny smile
My guess is I'm in for a cloudy and overcast
Don't try and stop me
'Cause I'm heading for that stormy weather soon

だから わたしを連れ出して  でも放っておいて
落ち込んだ気持ちのままにさせてよね
心が史上最低に落ち込んでるから
完璧な振る舞いなんて期待しないでよ
お日様みたいな笑顔もまとえない
たぶん曇って どんよりしたわたしのままよ
だからわたしを止めようとしないで
だってもう
嵐の天気に向かっていくところだから

I'm causing a mild sensation with this new occupation
I'm permanently glued to this extraordinary mood
So now move over and let me take over
With my melancholy blues


ちょっとしたセンセーションを巻き起こすのよ
この新しい仕事でね
わたし この素敵な雰囲気にずっと夢中なの
だから席を譲って わたしに任せてちょうだい
このメランコリー・ブルースと一緒に...

I'm causing a mild sensation with this new occupation
I'm in the news
I'm just getting used to my new exposure
Come into my enclosure
And meet my melancholy blues


このニューアルバムで 
ちょっとしたセンセーションを巻き起こすわ
わたしがニュースの中心よ
新しく披露したこのサウンドにも慣れてきたの
さあ わたしの取り巻きにおいで
味わってみてよ
わたしのメランコリー・ブルースを...

(Words and Idioms)
be intoxicated with= 陶酔する
sinking feeling=無力感、脱力感、沈むような気持ち
all‐time low= 最低記録,史上最低 -
overcast=曇った,陰気な
sensation=興奮、感動,驚き;大評判,大騒ぎ,センセーション
occupation=仕事、業務
glued to=〈くっついて離れないで, 集中して,夢中になって
extraordinary=異常な、風変わりな、とっぴな、並はずれた、驚くほどの
move over=席などを詰める,(後輩のために)地位を譲る
take over=〔義務や責任などを〕引き継ぐ、引き受ける
melancholy=憂鬱な、物悲しい
explosure=人前に出ること、公表、公開
enclosure=囲い、囲い地、包囲、囲い込み

日本語訳 by 音時

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◆"Melancholy"...憂うつな、物悲しい...といういう意味のブルース。これは作品を締めくくるにあたっての主人公(フレディ)の心境でしょうか。それとももしかして、実際にフレディの愛するひとが去っていたときの心境...?

この曲の原詞を引用させていただいたサイト“Genius.com”のコメント欄にこんなことが書いてありました。

 “Baby”は恋人とアルコールの両方を意味し、主人公は酔いと愛情の両方において「しらふ」の状態になった。「新しい誰か」は、恋人が語り手ではなく選んだ見知らぬ人物と、アルコールの効果が人の体から去った後にどこへ行くのかという未知の場所の両方を表している。
 この頃、マーキュリーとメアリー・オースティンの長年の交際は、彼女が彼がゲイであることを知ったことで終焉を迎えていた。この曲は、彼がその関係の終わりを受け入れることを暗喩していると言えるだろう。

うーん(-_-;)。この時のフレディの恋愛についての心境を表現した曲と言えるんでしょうね。いまはメランコリーな気分に浸っていたい…。へんに「憂鬱のブルース」など日本語にしたくはありません。ニュアンスも含めて、訳は「メランコリー・ブルース」のままにしておきます…。


◆メイキング・オブ・メランコリー・ブルース




◆梓みちよさんR.I.P...吉田拓郎作曲「メランコリー」。