今夜、この曲でアルバム「チェンジ・オブ・ハート」は締めくくりです。みなさま、いかがでしたでしょうか?
待ちに待ったエリックのサードアルバム「Change Of Heart」の発売日。当然すぐさまLPをゲットしました。
ファースト、セカンドともにジャケットがエリックの顔のアップだったのに、モノトーンで、しゃれて帽子をかぶったおぼっちゃま風エリック、裏面はタバコをくわえてワイルドな感じの写真。
A面1曲目「Desparete Fools Overture」。『ん?なんだインストゥルメンタルか』。オーケストラの弦楽器がメロディを奏でる…(始まるぞ…って感じ)…で、音が続いて、バーンとPOPな2曲目「二人のラヴ・ウェイ(Haven't We Come A Long Way)」が。エリックのPOPSの楽しさはこれですね~。「ハ~ン、ダーリン…」等のエリック節が冴えわたります。

◆このアルバム「Change Of Heart」はよく聴きました。ほとんどがハッピーないし、美しいラブ・ソングでハズレ曲なし。ただ…
ラストの「Desperate Fools」はエリック真骨頂のバラード曲で注目し、なかなか気にいったのですが、歌詞は悲観的で気になりました。エリック、大丈夫なのか...。ちょっとリアルな心のうちが出過ぎな感じがしました。
これまでのアルバムにも「All By Myself」や「Boats Against The Current」「Run Away」など、エリックの心象風景を表現したような内省的な曲は入っていたのでそんなに変わらないと言えばそうなのかもしれない。だけど、ファーストやセカンド以上に楽しいPOPSが多いので、最後に「馬鹿者達に囲まれている俺って何?」みたいな歌詞で、これまで楽しんできた思いが、ちょっと醒めて冷静になってしまった…という記憶もあります。
◆ですので、アルバム「Change Of Heart」を聴く際には、ラストの「Desperate Fools」の歌詞の意味はあんまり考えずに聴くのがいいかもしれないですね。
「かあさん、僕はいまでも都会で人々にもまれながら、一生懸命生きてるよ...」
という故郷の母親にしたためた手紙(今ではLINE?)くらいの大意にて(^▽^;)。

Songwriters: CARMEN, ERIC
lyrics © Universal Music Publishing Group
Released in 1978
From The Album“Change Of Heart”
:原詞は太字
I've been up too high
I've been down too low
I've been searchin' for somethin'
With nowhere to go
Thought I'd make it alone
But I'm so far from home
In a town full of desperate fools
舞い上がりすぎてしまったり
かなり落ち込んでしまったり
何かを探してきたけど
どこ行っていいのかわからない
一人でうまくやれると思ってたけど
故郷を遠く離れて
今は暮らしてるのさ
救いようのない馬鹿者たちの街で
Oh, the sun beats down
On the l.a. scene
But you can't feel the cold
When the grass looks so green
And the games that I've played
Were not worth what I paid
In a town full of desperate fools
ああ太陽はロサンゼルスの景色を
照らし出す
でも草木達が緑色だから
そんなに寒さは感じない
僕はゲームに興じていた
お金を払う価値もないゲームをね
どうしようもない馬鹿者達の
この街のなかで
I've been takin' my life
One day at a time
Tryin' to piece it all together
But I know in my mind
That I'm startin' to be
What they want me to be
And I wonder sometimes
What's becoming of me
ある日一度に
人生を賭けるつもりだった
人生の欠片を繋ぎ合わせようとしてたんだ
頭のなかでわかっていたけど
まわりが僕にこうあってほしいと
思うようなヤツになり始めてて
ときどき迷ってしまうよ
僕はどうしたらいいんだって...
'cause I've been up too high
I've been down too low
I've been searchin' for somethin'
With nowhere to go
And I suppose it's been fun
But I guess I'm just one
In a town full of desperate fools
A town full of desperate fools
だって
僕はものすごく陽気になったり
ものすごく落ち込んだりの繰り返し
何かを探してきたんだけど
行き先がまだわからない
楽しかったとは思うんだ
でも結局 僕はひとりの人間さ
救いようのない馬鹿者達にあふれた街で
どうしようもない馬鹿者達の街のなかで…
日本語訳 by 音時
◆こちらアルバムリリース時の雑誌広告。なんちゅうキャッチコピーなんだ(^▽^;)。でもこのコピーを考えた人は、"Desperate Fools"の歌詞から連想したのかな...なんて思いました。

◆こちらはアルバム「チェンジ・オブ・ハート」のオープニング。インストゥルメンタルの「Desperate Fools Overture」(2分ほど)。
◆アルバムタイトル曲「チェンジ・オブ・ハート」。これ会場収録の歌番組ゲスト出演みたい。「紅白歌のベストテン」?あたりかな?
コメント
コメント一覧 (8)
でも、、、こうして海を越えて、エリックの曲を聴き続けてる海外のファンも大勢いるんだってことだけは知っておいて欲しかったな、と思ったりも。
どうしようもない馬鹿者たちばかりの町、と、エリックは思ったことがあるかもしれないけど、そんな町でも楽しいことも沢山あって、あなたのファンもいるんだよ、と、もしエリックが自信をなくしていたら、そのことだけはつたえたかった。そう思っています。
音時
が
しました
エリックの曲、色々好きだったけれど、やはりこの曲が聴きたくて。。
エリックの晩年はどんなだったのかな。
素敵な曲たちをありがとうございました。
R.I.P. エリック・カルメン
音時
が
しました
で、結論は、“かあさん、僕はこんな作品を作りながら、いろんな人間に囲まれても、頑張ってるよ。母さんも元気かい?そろそろ桜の咲く季節だね...“的な、故郷の母親への手紙説に行き着いたわけです!^_^。
音時
が
しました
しっとりとした曲のエリックの声が大好きです。この曲も哀愁たっぷりの曲想で、何とも言えない充足感に包まれます。いいアルバムでした。ただ…
アルバム全体で9曲。それに30分より短いのですか!! もっといろいろな曲を聞きたいものです。(ビートルズのアルバムの曲数を見習ってくれるといいですね)
そうは言っても、素敵なアルバムに出会うことができました。発売されて45年ですが…。
この曲で伝えたいことはどんなことなのだろう? ちょっとキツい言い方に目が行ってしまいます。
ここは、音時さんのアドバイスに従って「故郷の母親にしたためた手紙」として受け止めておきます。
音時
が
しました
音時
が
しました
あっ!そうかぁ~次のアルバム"Tonight You're Mine"のプロモーションも兼ねた構成だったんですね~。なんと40年後に真相を知ることになるとは‥あの頃は夢にも思わなかったなぁ。でも40年経っても同じライブや好きな曲を共有していた方とネット上で出会って語り合えるなんてすごく幸せなことですよね。
"Tonight You're Mine"はジャケットからしてそれまでの3枚のアルバムとはちょっと感じが違うように思いました。「このエリックにお尻を突き出してお辞儀してるみたいな女は何??エリックのポーズも微妙にエロいっ!」と妙な気恥しさを感じてました。エロエリック(^^;)もこの路線の予告だったのかも。で、肝心なサウンドも、より力強い大人のロック、ポップス志向になって80年代半ば以降の作品へと繋がるターニングポイントだったように思います。(再びラフマニノフがモチーフに使われたエリックの正統派バラード"Foolin' Myself"もありましたが‥この曲大好きなので和訳希望です!よろしくお願いします。)
音時
が
しました
あと、観客の女の子の名前を聞いて、その女の子の名前を叫ぶ、エロエリック(^_^;)の姿も見せてくれましたね。
音時
が
しました
このアルバム私も大好きで全曲なんとなーく歌えるぐらいまで聴きこんでました。A面最初に針を落としてインストバージョンが聴こえてくるとと何故かB面最後まで通しで聴きたくなる‥そんな名曲揃いのアルバムでした。"Desperate Fools"の歌詞の内容は"All by Myself"の延長で捉えていたかなぁ‥エリックの孤独感を歌ってるんだと。でもエリックの故郷オハイオ州クリーブランドを想う望郷の歌だったのかもしれませんね。
ところで私が洋楽アーティストの来日公演に初めて行けたのが1980年2月9日神奈川県民ホール、エリックカルメンの横浜公演でした。バラードのイメージが強い彼でしたが、公演では思いのほかロックンロールナンバーが多くてピアノよりギターを弾いて歌うほうが多かったかな‥全米トップ40でも湯川さんが「大ロックンロール大会を開いてくれました。」とおっしゃっていたほどです。なのでこの曲は聴けませんでしたが、紫のふわっとした王子様的衣装でシャウトする彼にJKの私は♥♥♥でした。(^^;)
音時
が
しました