B面に移りましょう!これまたヒット曲ですね。
いや~ポジティブ!山の手のお嬢がダウンタウン・ボーイを好きになるって信じ込んでる楽天性!たしかにこれくらい前向きに生きられれば幸せだねえ~(^▽^;)
◆この曲の当初のタイトルは“Uptown Girls”で「s」の複数形がついていました。当時、ビリーの周りには、クリスティ・ブリンクリー、ホイットニー・ヒューストン、当時のガールフレンドだったエル・マックファーソンなどがいました。ビリーへの多数のインタビューによると、この曲は当初はエルとの関係について書かれたものであるようです。しかし最終的には、まもなくして彼と結婚するクリスティについて書かれたものとなりました。
…いやー、愛と結婚が歴史を変えてしまうんだ…(^▽^;)。そんなわけで、この曲のPVにもクリスティ自ら出演してます!
◆ビリーはこの曲はフランキー・ヴァリとフォーシーズンズに影響されて書いたものだと言っていますね!
Songwriters JOEL, BILLY
Lyrics c Universal Music Publishing Group
Released in 1983
US Billboard Hot100#3
From The Album“An Innocent Man”
:原詞の引用は太字
Uptown girl
She's been living in her uptown world
I bet she's never had a backstreet guy
I bet her momma never told her why
アップタウン・ガール
あのコは山の手に住んでるお嬢様
裏通りの男とは付き合ったこともないし
あのコのママも理由なんか語ったこともない
I'm gonna try for an uptown girl
She's been living in her white bread world
As long as anyone with hot blood can
And now she's looking for a downtown man
That's what I am
僕はアップタウン・ガールにアタックするんだ
あのコは刺激のない世界に住んできたんだ
熱い血を持ってる男なら誰でもいい
そしていまダウンタウンの男を探してる
そいつが僕なんだ
And when she knows what
She wants from her time
And when she wakes up
And makes up her mind
あのコは知るんだよ
人生のなかで何を求めるべきか
そして目を覚ますんだ
決断することになるのさ
She'll see I'm not so tough
Just because
I'm in love with an uptown girl
You know I've seen her in her uptown world
She's getting tired of her high class toys
And all her presents from her uptown boys
She's got a choice
あのコは知るんだ
僕がそんなにタフじゃないって
だって 僕は
アップタウン・ガールに恋しちゃったんだ
山の手の世界にいるあのコを見かけたよ
あのコは高級なおもちゃや
山の手のお坊ちゃまからのプレゼントには
飽き飽きしてるんだ
あのコも選ぶ権利があるんだよ
Uptown girl
You know I can't afford to buy her pearls
But maybe someday when my ship comes in
She'll understand what kind of guy I've been
And then I'll win
アップタウン・ガール
僕はあのコに真珠を買ってやれない
でもいつかきっと金持ちになって
あんなだった僕のようなヤツが
どうなったかを悟るだろう
そのとき僕は成功者になるんだ!
And when she's walking
She's looking so fine
And when she's talking
She'll say that she's mine
あのコは歩くだけで
とてもイカしてるのさ
あのコの話を聞くのさ
僕のものになるって言ってくれるよ
She'll say I'm not so tough
Just because
I'm in love
With an uptown girl
She's been living in her white bread world
As long as anyone with hot blood can
And now she's looking for a downtown man
That's what I am
“あなたはそんなにタフじゃない”
そうあのコは言うだろう だって
僕はアップタウン・ガールに恋してるんだ
刺激のない世界で暮らしてきて
血の燃えたぎる男を探してるんだ
そしていま ダウンタウンの男を求めてる
それが僕ってわけさ
Uptown girl
She's my uptown girl
You know I'm in love
With an uptown girl
アップタウン・ガール
僕の山の手のお嬢様
僕が恋してるのは
そんなアップタウン・ガール
(Words and Idioms)
white bread=単調な 味気ない 刺激のない
afford=金に余裕がある
When one's ship comes in =金持ちになったら
日本語訳 by 音時
◆“Uptown Girl”が最高位3位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles November 12, 1983
リチ男の“オール・ナイト・ロング”が1位。ポールとマイケルの「Say×3」が4位に迫ってて、ビリーは抜かれちゃうんだね。7位クワイエット・ライオット、気合い充分。10位モーテルズ。幻想的な曲です。
-1 2 ALL NIGHT LONG (All Night) - Lionel Richie
-2 1 ISLANDS IN THE STREAM - Kenny Rogers with Dolly Parton
-3 5 UPTOWN GIRL - Billy Joel
-4 6 SAY SAY SAY - Paul McCartney & Michael Jackson
-5 3 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART - Bonnie Tyler
-6 4 ONE THING LEADS TO ANOTHER - The Fixx
-7 12 CUM ON FEEL THE NOIZE - Quiet Riot
-8 8 DELIRIOUS - Prince
-9 7 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL - Air Supply
10 11 SUDDENLY LAST SUMMER - The Motels
◆Billy Joel - Uptown Girl Live Rome 2006
-2 1 ISLANDS IN THE STREAM - Kenny Rogers with Dolly Parton
-3 5 UPTOWN GIRL - Billy Joel
-4 6 SAY SAY SAY - Paul McCartney & Michael Jackson
-5 3 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART - Bonnie Tyler
-6 4 ONE THING LEADS TO ANOTHER - The Fixx
-7 12 CUM ON FEEL THE NOIZE - Quiet Riot
-8 8 DELIRIOUS - Prince
-9 7 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL - Air Supply
10 11 SUDDENLY LAST SUMMER - The Motels
◆Billy Joel - Uptown Girl Live Rome 2006
“Walk Like a Man”(恋のハリキリ・ボーイ)和訳 です。
コメント
コメント一覧 (4)
音時
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ビリーは前妻であるエリザベス・ウェーバーとの離婚後、その傷を癒すためにクリスマス休暇を利用して、サン・バルテルミー島にあるリゾートホテルでバカンスを楽しんでいました(そのホテルを紹介したのが、盟友のポール・サイモンだったとか)。
ビリーはそのホテルのバーで何気にピアノを弾いていたら、そこにクリスティ・ブリンクリーと当時駆け出しだったエル・マクファーソンに話しかけられ、そこから話が弾んだということです。
なお、クリスティもエルも、彼がビリー・ジョエルだとは知らなかったということですが、本当でしょうか?
それでもビリーは、2人の美女に話しかけられてうれしくないはずがなく、そのまま話が盛り上がったとか。
そこへ、1人の女の子がビリーに歩み寄ってきて、「私の歌を聞いてください」と、無理やり会話に割って入ったのだそうです。
ビリーにしてみれば、「せっかく人が楽しく会話をしているのに」ということだったのでしょう。
「お前、あっちへ行け」と言ったかどうかは知りませんが、ビリーはその女の子を軽くあしらったのでした。
そのビリーとの会話に割った入った女性こそ、ホイットニー・ヒューストンだったのです。
のちにビリーは、あの時のことをかなり後悔しているそうです。
音時
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音時
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この曲、いろんな逸話があるのですね。面白かったです。
曲としてはメロディが明るい曲で、歌詞も明るい前向きな曲で、ビリーらしくとっても良い曲ですよね。
音時
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