やっぱり今日はダンの曲を聴きたくなります…。
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この曲は1位になってほしかった曲!多くの人がそう思ったことでしょう。
1980年3月。クイーンの「愛という名の欲望」が4週連続No1、ダンが2位に迫ります。大きくなる期待!…そして翌週、3位だったピンク「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール Pt.2」に抜かれ2位で足踏み。そしてダウンしてしまうのです(悲)。これがその週のチャートです。
US Top 40 Singles For Week Ending March 15, 1980
1 1 CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE –•– Queen (Elektra)-13 (4 weeks at #1) (1)
2 3 LONGER –•– Dan Fogelberg (Epic / Full Moon)-14 (2)
3 6 ANOTHER BRICK IN THE WALL (Part 2) –•– Pink Floyd (Columbia)-9 (3)
4 4 DESIRE –•– Andy Gibb (RSO)-8 (4)
5 5 ON THE RADIO –•– Donna Summer (Casablanca)-10 (5)
6 8 WORKING MY WAY BACK TO YOU / FORGIVE ME GIRL (Medley) –•– The Spinners (Atlantic)-14 (6)
7 2 YES, I’M READY –•– Teri DeSario with K.C. (Casablanca)-18 (2)
8 9 HIM –•– Rupert Holmes (MCA)-9 (8)
9 10 THE SECOND TIME AROUND –•– Shalamar (Solar)-15 (9)
10 11 TOO HOT –•– Kool and the Gang (De-Lite)-9 (10)

◆僕や「全米トップ40」愛好家の皆さんが“チャート”と言っているのは基本的に米ビルボード誌の「Hot100」チャートのこと。ここでは“Longer”とダンは“悲劇の2位曲”と記憶されていますが、別のチャート誌「キャッシュ・ボックス」では、クイーンとピンクの隙間?に1週だけですが、3月15日付で見事1位に!
3月15日のチャートのNo1曲をクリックして見て!堂々としています。
ダン!天国で見てますか?(^▽^)
◆そうなんです。今日はダンの命日。2007年12月16日、闘病生活の末、ダンは天に召されました(享年56歳でした;前立腺癌)。今日はダンの最大のヒット曲“Longer”を取り上げます。(ダン、R.I.P)

Songwriters Fogelberg, Dan
Lyrics c EMI Music Publishing
Released in 1980
US Billboard Hot100#2
From The Album”Phoenix”
:原詞の引用は太字
Longer than
there've been fishes in the ocean
Higher than any bird ever flew
Longer than
there've been stars up in the Heavens
I've been in love with you
海に魚たちが泳ぎ出す前から
空に飛び立つどんな鳥よりも高く
天空に星が輝き出す前から
僕もあなたをずっと愛してきた
Stronger than any mountain cathedral
Truer than any tree ever grew
Deeper than any forest primeval
I am in love with you
山にあるどんな大聖堂よりも頑丈で
立派に育ったどんな木よりも誠実で
どんな太古の森よりも深深と
僕はあなたをいま 愛している
I'll bring fires in the winters
You'll send showers in the springs
We'll fly through the fallsand summers
With love on our wings
冬には僕が暖かい炎を持って来よう
春にはあなたが恵みの雨を降らせるんだ
夏と秋の間じゅう 二人で空を飛ぶんだ
愛を僕たちの翼にのせて
Through the years
as the fire starts to mellow
Burning lines in the book of our lives
Though the binding cracks
and the pages start to yellow
I'll be in love with you,
I'll be in love with you
長い年月を経て
炎の勢いが落ち着き始めるにつれ
生命の書の何行かが燃え始める
本の綴じしろがほつれて
ページが黄ばみ始めても
僕はあなたを愛していく
僕はこれからもあなたを愛す
Longer than
there've been fishes in the ocean
Higher than any bird ever flew
Longer than
there've been stars up in the Heavens
I've been in love with you,
I am in love with you
海に魚たちが泳ぎ出す前から
空に飛び立つどんな鳥よりも高く
天空に星が輝き出す前から
僕もあなたをずっと愛してきた
僕は あなたを心から愛している
(Words and Idioms)
mellow=円熟する 落ちつく
the book of life=(天国へ行く人の名を記した)生命の書
日本語訳 by 音時

◆この曲のSongfactsにあったエピソードです。
:ダンは70年代を通じてややロック志向の曲を作っていました。“ロンガー”については彼のある懐古的なアルバムのライナーノーツには“この曲は僕をエレベーターに乗せてくれる”と冗談で書いています。彼はマウイ島でのバカンスの最中にこの曲を書きました。“ある夜にハンモックに揺られて空を見ていたら、僕にはこの曲が宇宙を漂っているように思えたんだ。そしてこの歌が僕を見つけて、僕ならその曲にいい居場所をくれると決めたみたいなんだ”
…冗談で言っているのか?本気で言っているのか?わからない話ですね(-_-;)。でも何か人力での創作だけでなく、ひらめきがあって書いた曲だというのがわかります。それは天?宇宙?からのサジェストがあったってことなんでしょう。
◆歌詞は「~er」の「~よりも」という比較級で表され、愛の深さや長さを表現していますね。僕はそれとともに、1st verseから
I've been in love with you(過去から現在まで)
↓
I am in love with you(現在)
↓
I'll be in love with you(未来)
↓
I've been in love with you(過去から現在まで)
↓
I am in love with you(現在)
と曲のラストまで、ずぅっと「あなたを愛す」一文を「時」を変化させて歌っているのに気づいたとき、震えが止まりませんでした。素晴らしい曲であると同時にスゴい曲だと思いました。日本語でない英語ならではの妙。Lyricのテクニック...!
海外では結婚式に使われることも多く、世界中で多くの人がこの曲を愛しているんですね。
コメント
コメント一覧 (16)
“Longer”は記事でも書いたのですが、“あなたを愛す”「時制の変化」の歌詞が深すぎて、僕は聴いて飽きることがありません。あとこの曲好きというひとには、ほぼこの「時制の変化」の話をして、引かれることしばしば…です。
音時
が
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日産自動車のCMに使われてたくらいしか印象がない。
単純に愛を歌う歌なんだけど詩も平凡すぎてある意味ダンらしくない。
環境問題や民族問題の社会問題も皮肉なく歌った彼は異性に対しての愛に
ついてはちょっと控え目だった印象。
家族への愛や人生について素直に歌うのが彼の真骨頂のように私は思う。
なんか通ぶったような言い方が気に障ったらごめんなさい。
最近はセールスに囚われず作りたかったと言われるカントリーアルバム
「High Country Snow」を聴いてます。
音時
が
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音時
が
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なにかしら、ふと、音時さんを見たく、聴きたく、探したくなるんですよ。
そしたら、今日は「Longer」でした。
1980年でしたか。
前にも少し話しましたが、この年はジョンが亡くなった年でもあるし、個人的にもいろいろあった年でした。
素敵な詞をありがとうございます。コモドアーズの「three times a lady」を思い出しました。40年以上たった今、初めてこの曲がわかった気がします。
それとレンタルレコードの「ユーアンドアイ」を思い出したこと、ジョニ黒さんのコメントが見れたことがよかったです。
音時
が
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音時
が
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全米トップ40の番組で、ボクのハガキが読まれたのでした。詳細はよく覚えていませんが…。「海にいる魚より長くきみを愛する」って、どういうこと? みたいな内容を書いた記憶はあります。(答えは、音時さんの和訳のとおりですね)
大好きな番組の放送中に、あの湯川玲子先生に読んでいただいたのです。その夜は感動でなかなか寝付けせんでした。
この名曲を作って、宝物となる思い出をボクにくれたダンに感謝します。
ありがとう、ダン・フォーゲルバーグ。 どうか、安らかに…。
音時
が
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音時
が
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音時
が
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音時
が
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この曲は当時高校生だった自分でも理解しやすく、とても勉強になる、と言う意味でも名曲でしたね。
時制の変化もそうでしたが、~er than anyという比較級を使って最上級を作るという技法、早速英作文の練習問題で使ってみたら、先生が舌を巻いていたのを思い出しました。
音時
が
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“Longer”の「きみを愛してる」が過去から現在へ…と表現が変化している、という発見は、和訳しよう、と思ってからの気づきでした。この曲は当時から好き、でしたが、その発見をしてからは、より“Longer”が好きになりました。ほんとビルボードチャートでも1位になってほしかった曲ですよね!これからもよろしくお願いいたします。
音時
が
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湯川玲子さんのトップ40を聞き始めたのは、中学3年生の4月。1976年だったと思います。「Disco Lady」が1位の時でした。
それから、4年間くらいチャートをノートに書き続けました。時々、寝てしまってぬけた所はありましたが、ほとんどは書き留めました。それでも、次の日は早起きして部活動に行っていました。(あの頃は、体力があったなあ)
洋楽を聞き始めてから45年。未だに1965年から1985年の音楽が大好きです。(あの頃は、いい曲がたくさんあったと思います)
「Longer」がお気に入りの曲で、1位になるよう祈りながら聞いていました。(残念ながら2位止まりでしたね)
アルバムも買いました。「フェニックス」は、1曲目から最後までいい曲ぞろいで、何度も何度も聞きました。アルバムのコレクションは「フェニックス」と「イノセント・エイジ」を買ってから、それ以前のアルバムを買っていきました。
この「Longer」は優しい気持ちにしてくれるメロディに加えて、歌詞が素晴らしく私の結婚式にも使いました。(たしか、エリック・クラプトンの「Wonderful Tonight」とクリストファー・クロスの「Sailing」も使いました)
音時さんの訳を拝見し、「なるほど」と感心しながら読ませていただきました。素晴らしい解釈だと思います。(私の訳は幼なすぎでした)
今後とも、よろしくお願いします。
音時
が
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音時
が
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当時は受験生でウンウンうなっている時に何て優しい曲なんだと感動していました。
さすがにレコードは買えなくて「麗紅堂」(合ってるかな)でからだと記憶しています。
今は大人ですからライブ盤まで揃えましたが^_^
ドラムがない曲となのにこんなにヒットする曲は大変珍しいですね。
彼には他にもたくさんの名曲がありますね。
中でもWindows and Wallsも大好きな曲です。(内容は暗いのですが、、、)
音時
が
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ガックリというよりも、嘘だろ?って驚いて固まってしまいました!
音時
が
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この曲はDanの作品の中でもソフト側の極に寄ったものだと思います。それにしても、今の目で見るとフロイド1位、Longer2位って振れ幅すごいな、と感じますが、ヒットチャートってそんなこともありますよね。あと、確かこの曲は2位からの落ち方がでかかったような…。
音時
が
しました