「Isolation(孤独)」は「ジョンの魂」のA面ラストの曲。

静かなピアノの四つ打ちで最初に語られるのは、ただの少年少女(ジョンとヨーコ)が平和を我らにと主張したことから金持ちになって成功したんじゃないかと思われていることに対して、傷ついた心の内面を歌い始めます。
そしてサビの「I don't expect you to understand.」でその内面が怒りで爆発します。ピアノの鍵盤を強く叩き、コーラスも二重に厚くなって。ただその怒りも冷静に飲み込みます。誰もがこの社会の犠牲者なんだと。
ただし、isolationを「孤独」と邦題を付けたところが、拍手すべきところでもあるし、一方で罪もありそうです。
本来の意味は「孤独」と邦題をいうよりも「孤立感」なんでしょうね。和訳でいうと(僕とヨーコは)「みんなから孤立して」というのが主題かと思います。本当は孤独でないのですが、“違い“を感じてしまったり、うまく理解されてないように思ったり、、。
(和訳をだいぶ修正しました 20221017)
ただ、このアルバムの曲はタイトル含めて皆シンプル。「ジョンの魂」とはよくぞ邦題をつけたと思います。聴けば聴くほど味の出てくるアルバムです。

Songwriters: LENNON
lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC, Universal Music Publishing Group
Released in 1970
From The Album
"John Lennon and Plastic Ono Band"(ジョンの魂)
:原詞の引用は太字
People say we got it made
Don't they know we're so afraid?
Isolation
みんなが言う 僕たちは成功者じゃないかって
僕らがこんなに怖がってるのを知らないのかな?
僕たちは孤立してないか?
We're afraid to be alone
Everybody got to have a home
Isolation
僕らはひとりになるのが怖い
誰もが帰るべき家がほしいんだ
人と違うのは怖いから
Just a boy and a little girl
Trying to change the whole wide world
Isolation
ただの少年や少女なんだよ
この大きな世界を変えようとするのは
みんなから孤立して
The world is just a little town
Everybody trying to put us down
Isolation
世界は小さな街なんだ
誰もが僕らを抑えつけようとする
僕らは孤独を自覚する
I don't expect you to understand
After you've caused so much pain
But then again, you're not to blame
You're just a human
a victim of the insane
きみに理解してくれなんて期待しない
きみだって沢山傷ついてるんだしね
でも きみには罪はないんだ
きみもただの人間
狂気の世界の犠牲者なんだから
We're afraid of everyone
Afraid of the sun
Isolation
僕らは人間どうしが怖いんだ
太陽も恐れている
みんなから離れてる
The sun will never disappear
But the world may not have many years
Isolation
太陽は決してなくならないだろうけど
世界はもうあと何年も続かないだろう
僕とヨーコだけが気付いてる
日本語訳 by 音時

コメント
コメント一覧 (6)
はい、ジョン・レノン、素晴らしいです。当時、ジョンが思っていたこと、ヨーコとなぜ一緒にいるのか、そんなことが伝わってきます。
音時
が
しました
音時
が
しました
音時
が
しました
ご指摘の内容について、浅く調べてみました。
「孤独」…… 一人で寂しい 煩わしくない自由
「孤立」…… 独りぼっち 支えがない 理解者がいない
※ 自分の意図に反して助けが得られない状態 そのため精神的に追い詰められる
そもそも、「isolation」の意味は、「分離 隔離 孤立 絶縁」だそうです。
「孤独」という言葉もいいのですが、ジョンの心境を考えると、やはり「孤立」の方が適切ですね。
音時
が
しました
本来の意味は「孤独」と邦題をいうよりも「孤立感」なんでしょうね。和訳でいうと(僕とヨーコは)「みんなから孤立して」というのが主題かと思います。本当は孤独でないのですが、“違い“を感じてしまったり、うまく理解されてないように思ったり、ちょっと和訳を修正したくなりました→少し修正しました。
音時
が
しました
ジョンも孤独を感じていたんですね。ザ・ビートルズのリーダーとして、常に周りに人々がいて…。誰もが知っている存在で…。
たしかに、「ピッチャーは孤独」とか「社長は孤独」とか聞くことがあります。その立場にならないと分からないものがあるのでしょう。特別扱いされたり、疎外されたりするのかも知れません。ナイーブの感性を持つジョンには、耐えがたいものだったのでしょう。
最後の方に、「世界はもうあと何年も続かないだろう」とあります。1970年当時、何を伝えたかったのでしょう?
音時
が
しました