1972年にアルバム「Sometime in New York City」発表、1973年3月アメリカ移民局から「国外退去」を命じられ、4月には架空国家「ヌートピア」誕生を宣言。ほかにも著作権侵害、前マネージャーからの訴訟など諸問題があり、1972~1973年頃はJohnの精神は相当まいって病んでいったようです。自暴自棄になったJohnにヨーコは「別居」を言い渡し、いわゆる「失われた週末(Lost Weekends)」の時期になります。
アルバム「心の壁 愛の橋(Walls & Bridges)」はそんななかで作成されたアルバムで、この「愛の不毛(Nobody Loves You)」の歌詞やサウンドからはJohnのその時の状況が伝わってきます。
誰も愛してくれないよ きみが落ち込んでいたって…
誰もきみのことなんか気にしない いい事があったって…
誰もきみのことなんか気にしない いい事があったって…
ヨーコの愛がない今 彼は本当に孤独を感じていたのだろう...。
僕はこの曲にはちょっとした想い出があります(続きは後半で)

Writer: Lennon, John
Lyrics c EMI Music Publishing, Sony/ATV Music Publishing LLC
Lyrics c EMI Music Publishing, Sony/ATV Music Publishing LLC
Released in 1974
From The Album“Walls & Bridges”
From The Album“Walls & Bridges”
:原詞の引用は太字
Nobody loves you when you're down and out
Nobody sees you when you're on cloud nine
Everybody's hustlin' for a buck and a dime
I'll scratch your back and you scratch mine
打ちひしがれていたって...誰も愛してくれない
とても幸せなときだって...誰も見てくれない
誰もが金を稼ぎに大騒ぎなんだ
お前の背中を引っ掻くけどお前も引っ掻き返すんだ
I've been across to the other side
I've shown you everything,
I got nothing to hide
And still you ask me do I love you,
what it is,
what it is
All I can tell you is it's all show biz
All I can tell you is it's all show biz
僕はあちら側にも渡って行ったよ
すべてを君に赤裸々に見せたのさ
なにも隠すものもない
きみはそれでもまだ
僕がきみを愛してるか尋ねてくる
それって何だい?
それって何だい?
すべてはショービジネスなんだ
すべてはショービジネスの世界なんだ
すべてを君に赤裸々に見せたのさ
なにも隠すものもない
きみはそれでもまだ
僕がきみを愛してるか尋ねてくる
それって何だい?
それって何だい?
すべてはショービジネスなんだ
すべてはショービジネスの世界なんだ
Nobody loves you when you're down and out
Nobody knows you when you're on cloud nine
Everybody's hustlin' for a buck and a dime
I'll scratch your back
and you knife mine
Nobody knows you when you're on cloud nine
Everybody's hustlin' for a buck and a dime
I'll scratch your back
and you knife mine
誰も愛してくれない きみが落ち込んでいたって
きみのことなんか気にしない いい事があったって
誰もがお金を稼ぎにあくせくして
きみの背中を引っ掻いたら
きみはナイフで突き刺してくる
きみのことなんか気にしない いい事があったって
誰もがお金を稼ぎにあくせくして
きみの背中を引っ掻いたら
きみはナイフで突き刺してくる
I've been across the water now so many times
I've seen the one eyed witchdoctor
leading the blind
And still you ask me do I love you,
what you say,
what you say
Everytime I put my finger on it,
it slips away
Everytime I put my finger on it,
it slips away
I've seen the one eyed witchdoctor
leading the blind
And still you ask me do I love you,
what you say,
what you say
Everytime I put my finger on it,
it slips away
Everytime I put my finger on it,
it slips away
海の向こうに 今やもう何回も行ったさ
盲目の人を導く片目の妖術師が
そこにはいたんだ
きみはそれでもまだ
僕がきみを愛してるか尋ねてくる
それって何だい?
それって何だい?
指で触ろうとするといつも
すり抜けていってしまう
指で捕まえようとするといつも
すり抜けていってしまう
Well I get up in the morning
and I'm looking in the mirror to see,
ooo wee!
and I'm looking in the mirror to see,
ooo wee!
Then I'm lying in the darkness
and I know I can't get to sleep,
ooo wee!
and I know I can't get to sleep,
ooo wee!
ああ それで朝起きた僕は
自分を見ようと鏡を見るんだ
ああなんてことだ!
自分を見ようと鏡を見るんだ
ああなんてことだ!
そして 暗闇のなかで横たわる
ああ 眠れるわけがない
ああなんてことなんだ!
ああ 眠れるわけがない
ああなんてことなんだ!
Nobody loves you when you're old and grey
Nobody needs you when you're upside down
Everybody's hollerin' 'bout their own birthday
Everybody loves you
when you're six foot in the ground
Nobody needs you when you're upside down
Everybody's hollerin' 'bout their own birthday
Everybody loves you
when you're six foot in the ground
誰もきみを愛してくれない 年を取ったきみのことなんて
誰もきみを必要としない 慌てたままのきみなんて
誰もが自分の誕生日のことで大騒ぎしてる
誰もがきみを愛すのは
亡くなってお墓に埋められたときなんだ...
誰もきみを必要としない 慌てたままのきみなんて
誰もが自分の誕生日のことで大騒ぎしてる
誰もがきみを愛すのは
亡くなってお墓に埋められたときなんだ...
(Words and Idioms
hustling=押し合いへし合い
buck=ドル
dime=10セント貨
witchdoctor=魔法使い 妖術師
six foot in the ground =棺桶を埋める
日本語訳 by 音時

◆高校のとき、洋楽好きな仲間計4人で「ポップス喫茶」を文化祭でやりました。各自家からレコードを持ってきてジャケットを展示して。僕たち4人はそれぞれ「番組」を作ってパーソナリティになり好きな曲を流してきた人に聞いてもらうというただそれだけの企画でした(^▽^;)。
最終日の日曜の午後は「リクエストコーナー」で、飾ってあるアルバムを指差してもらってリクエストを受け付けその曲を流してあげる。10ccの「I'm Not In Love」やElton Johnの「Your Song」などリクエストに応えたあと、次に手を挙げたのは高校生くらいの女子で「ジョン・レノンの○×▲*@」をリクエストした。僕が「ジョン・レノンのなんですか?」と聞き返したところその子は「あいのふもう」と答えました。
僕がよくわからないので「えっ?」とまた聞いたら、その女子は『この曲知らないの?』と言いたげな表情を浮かべ、壁に飾ってあるアルバムのなかから「Walls & Bridges」のアルバムを指差し、B面に入ってる「愛の不毛(Nobody Loves You)」を教えてくれました。
そのアルバムは友達のものであり、僕はJohnで押さえてたのは「ジョンの魂」と「イマジン」あとは「ベスト(Shaved Fish)」だけだったので、その曲は知らず。相当、恥ずかしかったなあ。午後の「ポップス喫茶」にアコーステッィクギターの音が響き、「Nobody loves you when you're down and out...」と歌うジョンの声。
僕がよくわからないので「えっ?」とまた聞いたら、その女子は『この曲知らないの?』と言いたげな表情を浮かべ、壁に飾ってあるアルバムのなかから「Walls & Bridges」のアルバムを指差し、B面に入ってる「愛の不毛(Nobody Loves You)」を教えてくれました。
そのアルバムは友達のものであり、僕はJohnで押さえてたのは「ジョンの魂」と「イマジン」あとは「ベスト(Shaved Fish)」だけだったので、その曲は知らず。相当、恥ずかしかったなあ。午後の「ポップス喫茶」にアコーステッィクギターの音が響き、「Nobody loves you when you're down and out...」と歌うジョンの声。
この曲、自分が惨めな思いの時に聞くと、よくわかるっ!のです...。
あのときのあの女子高生、今なにしてるのかな。まだ音楽を聴いていて、今日はJohnのこと思ってるかな。リクエストいただいた「Nobody Loves You」をお届けしますよ。
◆この曲の歌詞・タイトルは、ブルースの名曲"Nobody Knows You When You're Down and Out"からインスパイアした模様です。またジョンはこの曲はフランク・シナトラに歌わせたいと思って作ったらしい。(これほんとかな。ジョークじゃないのかな)
◆Johnの曲のアウトテイク集のアルバム「Menlobe Avenue」からの「Nobody Loves You」
◆Walls and Bridgesのコマーシャル。このアルバムアートワークは凝った仕掛けがあり、Johnの顔が上・中・下と色んな顔に変えられるように作ってある
(この記事は以下を参考にしました)
・ジョン・レノン 夢の絆 (角川書店)
・Wikipedia Walls and Bridges
◆Walls and Bridgesのコマーシャル。このアルバムアートワークは凝った仕掛けがあり、Johnの顔が上・中・下と色んな顔に変えられるように作ってある
(この記事は以下を参考にしました)
・ジョン・レノン 夢の絆 (角川書店)
・Wikipedia Walls and Bridges
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