Mike+Mechanicsの「The Living Years」。この曲...なんて人の心を打つ曲なんだろう。
2026年の「父親Song」特集は、この曲で締めくくりたいと思います…。


◆僕は大学では独り暮らしをしていて、まともに4年で卒業しませんでした。迷った末、7年間かかって卒業することに決めたのですが、卒論とかを作成している大学最終年度の年の11月2日に父親が天国に召されてしまいました。


この曲のようになにか世代の断絶とかあったわけではないけど、社会人になってから一度くらいはお酒でも飲み交わしたかったなあ。「心配かけてゴメンナサイ」って言葉を言う機会が作れなかった。残念でならない。気づいた時にはもう遅かったんです。

だからこの曲のように「気づいたときには遅すぎる」ってことのないように生きていきたいと思いました。 多くの人にもこの曲はぜひ聴いてほしいと思います。

そして父の息子だった僕は、いま、2人の息子の「父親」でもある…。




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◆マイク&ザ・メカニックスは、ジェネシスのギタリストのマイク・ラザフォードのソロ・プロジェクト。ボーカルは“エース”というバンドを組んでたり、ロキシー・ミュージックに在籍していたこともあるポール・キャラック。この曲以外にも数曲のTop40ヒットがあります。



Mike + The Mechanics
Mike Rutherford – electric rhythm guitar, bass guitar
Paul Carrack – lead vocals
Paul Young – backing vocals
Adrian Lee – keyboards
Peter Van Hooke – drums
TheLivingYears


Songwriters: RUTHERFORD, MICHAEL/ROBERTSON, BRIAN ALEXANDER
lyrics c EMI Music Publishing, IMAGEM U.S. LLC


Released in 1989
US Billboard Hot100#1
From The Album“Living Years”

:原詞は太字

Every generation
Blames the one before
And all of their frustrations
Come beating on your door


若い世代はいつの時代も
その前の世代を非難する
たまった不満の思いはおそらく
きみにもふりかかってくることだろう

I know that I'm a prisoner
To all my Father held so dear
I know that I'm a hostage
To all his hopes and fears
I just wish I could have told him
in the living years


僕はわかってる
僕は父にとても可愛がられた囚人だ
僕は知ってる
僕は父の希望と恐れの人質なんだ
どうしてそれが言えなかったんだろう
まだ父が元気だった時代に...


Crumpled bits of paper
Filled with imperfect thoughts
Stilted conversations
I'm afraid that's all we've got


まとまらない考えを紙いっぱいに書き
くしゃくしゃに丸めて捨てた
こんなことしか話せないのかと思いながら
ぎこちない会話を続けたんだ


You say you just don't see it
He says it's perfect sense
You just can't get agreement
In this present tense
We all talk a different language
Talkin' in defense


よくわからないと言ったところで
父はこれがわからなきゃダメだと言う
目の前の緊張から
僕はそれは納得できないって思うんだ
僕たちは別な言語で会話しているようだった
それぞれが自分を守るために

Say it loud
Say it clear
You can listen as well as you hear
It's too late when we die
To admit we don't see eye to eye


大きな声で言おう
はっきりと言うんだ
耳に聞こえたことはよくわかるはずだ
遅いんだ 永遠に会えなくなってからじゃ
目と目を見て理解してなかったって
そのとき気づいても遅いんだ


So we open up a quarrel
Between the present and the past
We only sacrifice the future
It's the bitterness that lasts



そして僕たちは口論を始める
現在と過去のことをあれこれと
そのことが未来を犠牲にしてると気付かずに
つらい苦しみが長く続いていく

So Don't yield to the fortunes
You sometimes see as fate
It may have a new perspective
On a different date
And if you don't give up, and don't give in
You may just be O.K.


時々 運命なのかと思うかもしれないけど
運に身を任せてはだめだ
それは今とは違った
新しい時代の始まりなのかもしれないんだ
きみがあきらめたり 自分に負けなければ
きっとそれでいいんだよ


Say it loud, say it clear
You can listen as well as you hear
It's too late when we die
To admit we don't see eye to eye



大きな声で言おう
はっきりと 堂々と
そしたら相手の気持ちも
つかむことができるはずだ
遅すぎるんだ
天に召されてしまった後では
目と目 心と心で向き合えばよかったって
それから思ったんじゃ遅いんだ…

I wasn't there that morning
When my Father passed away
I didn't get to tell him
All the things I had to say


僕の父が天国に行ったときの朝
僕はそこにはいなかった
言わなきゃならなかったことが
沢山あったのに
何も父に伝えることができなかった


I think I caught his spirit
Later that same year

I'm sure I heard his echo
In my baby's new born tears

I just wish I could have told him
in the living years


でも同年のその後のことだけど
僕は父の思ってたことに気づいたんだ
僕の子供が産まれたとき
その目からこぼれた涙のなかに
父の声が確かに こだましたんだ
ああなんで父が側にいるときに
僕は話すことができなかったんだろう

Say it loud, say it clear
You can listen as well as you hear
It's too late when we die
To admit we don't see eye to eye


大きな声で言うんだ
はっきりと聞こえるように
耳で聞こえると同じくらい
相手のことがわかるように
だめなんだ 二度と会えなくなってからじゃ
お互い理解してなかったなんて
気づいたところで遅すぎるんだよ


Say it loud, say it clear
Say it loud
Don't give up
Don't give in
And don't know what you can do next



だから
僕は大きな声で言いたい
僕の気持ちをはっきり伝えたい
そしてこのことも告げよう

“あきらめるな”
“自分に負けるな”
次の世代に何ができるのかはわからないけど



(Words and Idioms)
hostage=人質
crumpled=しわくちゃにする
Stilte=ぎこちない
open up=始める
yield=明け渡す ゆだねる
perspective=将来の見通し


日本語訳 by 音時

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◆この曲のSongfactsページからの情報です。(僕の単純和訳です…)(-_-;)


 グループの創始者マイク・ラザフォードとスコットランドのソングライターB.A.ロバートソンが書いたもので、二人はマイク+ザ・メカニックスの最初のヒット曲 "Silent Running (On Dangerous Ground)" も共同作曲しています。
 ロバートソンとラザフォードは、この曲を書いたときに父親を亡くしたばかりで、二人にとって非常に個人的な努力の結晶となりました。

 この曲は段階を踏んで書かれています。B.A.ロバートソンは、ラザフォードが父親を亡くしたのと同じ1986年に父親が亡くなる前に、最初の詩を書きました。二人はこの詩をもとに作曲し、しばらくしてロバートソンが2番目の詩を思いつきます。最後のヴァースは、レコーディングの少し前まで思いつかなかったとのこと。ロバートソンはロサンゼルスのホテルに滞在しており、ヨーロッパに戻る前に歌詞を完成させなければならないというプレッシャーにさらされていました。
 ロバートソンはロサンゼルスのホテルに滞在していたが、ヨーロッパに戻る前に歌詞を完成させなければならないというプレッシャーがあり、ホテルの庭に出たときに歌詞が浮かんだと回想しています。


 ロバートソンはラザフォードと仕事をしているときに、父親が死んだという連絡を受け、それがこの詩の冒頭の行に反映されました…。

その朝、私はそこにいなかった
父が亡くなったとき

父親が亡くなる3ヶ月前にロバートソンの息子が生まれ、このセリフが聞こえてきます…。

父の声が聞こえたはずだ
生まれたばかりの我が子の涙の中に

◆いやー、これダメだもう、このライヴ映像、ボロボロ泣けてしまうなぁ。(Live At Shepherds Bush)