アンディは兄譲りの美しいファルセット、優しい歌声を持ったシンガーでした。兄バリー・ギブが作成したこの曲は、アンディの声にビージーズのコーラスの重なってくる美しさにぞくぞくってきました。

◆ビージーズとアンディの「ギブ兄弟」は5人兄弟でした。長兄バリーの上に姉(レズリー)がいて、男4人(バリー、ロビンとモーリスは双子、アンディ)という構成になります。
ビージーズ兄弟の長男バリーと四男アンディは12歳違い。ビージーズが世界的名声を得て、家族とともにオーストラリアからイングランドへ帰国した頃(1967年)、アンディは8歳。兄たちの活躍に憧れたでしょうね。

◆バリーはビージーズの成功はオーストラリア時代にトレーニングにあるとして、アンディにオーストラリアでの活動をすすめて、アンディもそうすることにします。ここで音楽活動をすすめ、スイートやベイ・シティ・ローラーズのオーストラリアツアーでのサポートアクトなども務めながら、レコードを製作し、オーストラリア内で大ヒットを生んだりしました。そしてデビューの準備に入り、アメリカにやってきます。

 アンディのデビューアルバムを作成するのに、バミューダで兄バリーとともに「合宿」!僕の持っている「ビルボード・ナンバー1・ヒット1971-1985下(音楽之友社)」のこの曲の紹介からの情報ですが、アンディは「ザ・トップテン」という番組で次のようにコメントしているようです。

:この曲のメロディを考え出したのはバリーだった。僕たちはシングル用の曲をつくるために邸宅のベッドルームに缶詰になって曲を作ってたんだ。確か2日で4曲書いたと思うよ…

 兄たちとの制作合宿はアンディも楽しかったでしょうね。この「合宿」のときに「恋のときめき」、そして次のシングルにもなる「愛の面影(Love Is Thicker Than Water)」も誕生したようです。

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◆また、この曲はラジオ番組「全米トップ40」を聴いていた、チャートファンのみなさんにとっても印象的な曲ですね。
 Hot100への登場も88位とランクが低く、じっくりだんだん昇ってきて14週目の7/30に1位になりました。3週間1位となったあと、Emotions「Best Of My Love」に王座を明け渡し、2位、3位とあとは落ちていくだけ...と思っていたのですが、なんとそのあと1位を奪い返した!(さらに翌週はEmotionsが1位を奪い返した!)思い出します。チャートを追ってハラハラ、ドキドキと楽しかったですね~!


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Songwriters: GIBB, BARRY ALAN
lyrics © Warner/Chappell Music, Inc.

Released in 1977
US Billboard Hot100#1
From The Album“Flowing Rivers”
国内盤シングルジャケット
:こちら No,1 Hits of Golden 10Yearsさん(1977)から

:原詞は太字

For so long
You and me been finding each other for so long
And the feeling that I feel for you
is more then strong , girl
Take it from me
If you give a little more then you're asking for
Your love will turn the key


とっても長い間
きみと僕は探してきたんだ とても長い間
僕のきみへの想いがますます強くなっている
受け取ってほしいのさ
求めるより
少しだけ与えてくれるようになればいいんだ
そしたら愛がドアをあけてくれる

Darling mine
I would wait forever for those lips of wine
Build my world around you , darling
This love will shine girl
Watch it and see
If you give a little more then youre asking for
Your love will turn the key


愛しいきみ
ワインのようなくちびるをずっと待ってるよ
きみを僕の世界に招きたいのさ
愛が光ってるだろ
よく見てごらん
求めるよりも 捧げる気持ちを大切にしよう
僕らの愛は次の段階に進んでいける

I , I just want to be your evrything
Open up the heaven in your heart and let me be
The things you are to me and not some puppet on a string
Oh , if I stay here without you , darling , I will die
I want you laying in the love I have to bring
Id do anything to be your evrything

ああ 僕はきみのすべてになりたい
きみの心の天国を開いて僕を迎えて
僕をきみの大切なものにしてほしいんだ
操り人形なんかじゃなくってね
ああ きみがここにいないなら死んでしまう
僕の運んでくる愛で安らいでほしいんだ
僕はなんでもする
きみのすべてになるためにだったら

Darling for so long
You and me been finding each other for so long
And the feeling that I feel for you
is more then strong girl
Take it from me
If you give a little more then you're asking for
Your love will turn the key

とっても長い間
きみと僕 互いを探し続けてきたんだ 長い間
いまきみへの想いが沸き起こってるのさ
どうか受け取ってほしい
求めるより与えられるようになろうよ
きみの愛がカギを握ってるんだ

I , I just want to be your evrything
Open up the heaven in your heart
and let me be the things you are to me
and not some puppet on a string
Oh, if I stay here without you ,
darling , I will die
I want you laying in the love I have to bring
Id do anything to be your evrything


だって 僕はきみのすべてになりたいんだ
僕をきみの心の天国に受け入れて
きみにとって大切なものにしてよ
操り人形なんかじゃなくてさ
ああ きみがここにいないんだったら
僕は死んでしまう
僕の運んでくる愛で安らいでほしいのさ
なんだってするよ
きみのすべてになるためになら

日本語訳 by 音時

◆青春でした。この曲のシングルレコードを当時の彼女にプレゼントしたなあ。(新品ではなくて、持ってるレコードをあげた)
邦題「恋のときめき」のように「恋のときめき」はあったけど、原題「きみのすべてになりたい」っていうことは考えてなかったなあ(笑)。考えてみると"きみのすべてになる"って結構怖い(-_-;)。そんなことを考えてたら、この曲を買うことはなかったよね。

◆アンディは、1988年3月、新しいアルバムの制作作業に入った頃、胸の痛みを訴えてジョン・ラドクリフ病院に入院しました。そして3月10日、ウイルス感染による心筋炎で逝去しました。突然のことで驚きました...(-_-;) アンディが亡くなる直前、ビージーズに加わることが決まっていたようです。この夢は実現にはなりませんでした...。

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30歳の死は早すぎますよ。アンディが生きていたら、ビージーズとともにどんな素敵な曲を生み出してくれたことでしょうか。アンディのご冥福をお祈りいたします...。




◆アンディ、マリリン・マックーとの共演!



(この記事で参考にしたページ)
・ビルボード・ナンバー1・ヒット下1971-1985(音楽之友社)