60歳を過ぎ、70歳を過ぎても来日して僕たちファンを楽しませてくれるアーティストもいますが、誰しもが年を取るもの。身体のことを考えて引退…ということもあってあたりまえです。
先日の10月12日、ピーター・フランプトンがフェアウェル・ツアー<Peter Frampton Finale - The Farewell Tour>を終えたというニュースがありました。
◆ピーターは自分が「封入体筋炎」という難病に侵されており、2018年秋頃からは、筋肉から力が失われる速度が速まっているのを感じ始めたとのこと。ファンの前で不完全なツアーはしたくない、と、まだ体力の残っている今のうち、今回のツアーをフェアウェルツアーとしました。ミュージシャンとしての人生、走り切ったピーターに拍手を贈りたいです(でも...淋しいよね)。

◆コンサートの模様(Youtube)やセットリストもこちらのWeb記事に載っています。
ピーター・フランプトン 最後のツアーを終える、ファイナル公演のラスト曲はビートルズのカヴァー
(amass.jp)
この曲"Baby,I Love Your Way(君を求めて)"と"Do You Feel Like I Do(紫の夜明け)"がセットリストのラストナンバー、アンコールのラストは"While My Guitar Gently Weeps"だったとのこと。その場にいたら、僕も号泣しちゃったかもしれません(*_*)。

Songwriters FRAMPTON, PETER KENNETH
Lyrics © Universal Music Publishing Group
Released in 1976
US Billboard Hot100#12
From The Album“Frampton Comes Alive”
:原詞は太字
Shadows grow so long before my eyes
And they're moving across the page
Suddenly the day turns into night
Far away from the city
But don't hesitate
'cuz your love won't wait
僕の目の前で影がどんどん長くなってる
そろそろ次のページに進むのを
教えてくれたんだ
ここ都会から離れた小さい島でも
突然 お日様はいなくなり夜がやってきた
でも ためらわないでいいんだよ
だって きみの愛は もう待てないんだから
Ooh baby,
I love your way, everyday
I wanna tell you I love your way, every way
I wanna be with you night and day,
ooh yeah
ああベイビー
きみのやり方って大好きなんだ
毎日でも見ていたい
きみにそのことを告げたいんだ
いろんな表現方法で
昼も夜もいつだってきみといたいんだ
Moon appears to shine and light the sky
With the help of some fire flies
Wonder how they have the power to shine,
shine, shine
I can see them under the pine
But don't hesitate
'cuz your love won't wait
With the help of some fire flies
Wonder how they have the power to shine,
shine, shine
I can see them under the pine
But don't hesitate
'cuz your love won't wait
月が昇って輝き出し夜空を照らす
ホタルたちが手伝ってくれたんだ
ホタルたちはどうやって
輝くことができるのかな
ピカピカってとてもきれいさ
松の木の下で輝いてる
お願いだ 恥ずかしがらないで
だって きみだってもう待てないんだろ
Ooh baby, I love your way, everyday
I wanna tell you I love your way, every way
I wanna be with you night and day
ああベイビー
きみのやり方って大好きなんだ
毎日でも見ていたい
きみにそのことを告げたいんだ
いろんな表現方法で
昼も夜もいつだってきみといたいんだ
But don't hesitate
'cuz your love won't wait
'cuz your love won't wait
ためらわないでくれ
きみの愛は待ってられないだろ?
I can see the sunset in your eyes
Brown and gray and blue besides
Clouds are stalking islands in the sun
Wish I could buy one out of season
But don't hesitate
'cuz your love won't wait
きみの瞳に太陽が沈む夕焼けが映ってる
ブラウンにグレイ 少しブルーも入ってるかな
太陽が照ってた島にも
雲がこっそり近寄ってきた
季節はずれの島のひとつを
買えたらいいのにな
だから ためらわないで
だってきみの愛はもう待ってられないんだよ
だから ためらわないで
だってきみの愛はもう待ってられないんだよ
Ooh baby,
I love your way, everyday
I wanna tell you I love your way
I wanna be with you night and day
I love your way, everyday
I wanna tell you I love your way
I wanna be with you night and day
Ooh baby, I love your way
I wanna tell you I love your way
I wanna be with you night and day, yeah
I wanna tell you I love your way
I wanna be with you night and day, yeah
ああベイビー
きみのやり方が大好きなんだ
そうきみに伝えたくて仕方ないんだ
昼も夜もずっと
きみと一緒にいたいんだよ yeah
きみのやり方が大好きなんだ
そうきみに伝えたくて仕方ないんだ
昼も夜もずっと
きみと一緒にいたいんだよ yeah
日本語訳 by 音時

◆この曲との他愛のない想い出を少しだけお付き合いください。
「Show Me The Way」のヒットのあとの「フランプトン・カムズ・アライヴ」からのシングルカットはこの「君を求めて」でした。
原題は「Baby,I Love Your Way」。まだ英語を勉強始めて間もない中学生の僕は、タイトルを耳から聴いて最初は「I Love You、Way」(君を愛してる、ウェイ!?)って意味なのかなと思って、その次に日本の歌でありますよね「若者たち」という歌が。この歌詞が「きみの行く道は果てしなく遠い」ってやつでして、「君の行く道を僕は愛してる(応援するよ)」という応援ソングかと思ってました。
“Way”っていう単語の「道」以外の意味を知らなかったのですね。「方法」「やり方」などって意味がわからなかったのです(恥)(-_-;)。

◆たしかFMで「フランプトン・カムズ・アライヴ」より以前に出したピーターのレコードを丸ごと全曲かけてくれる番組があって、エアチェックしてカセットに録音しました。“Show Me The Way”は明らかにライヴヴァージョンがカッコいいのですが、「Baby, I Love Your Way」はスタジオ盤だと「Nassau(ナッソー)」というインストが先に入っててこれが哀愁漂って終わると、アコースティックギターの素敵なイントロが入ってこの曲につながる。これはなかなかいいな!と思ってました。
「フランプトン・カムズ・アライヴ」が全世界で売れてた時は、ピーターを見て、あの笑顔とギターテク・歌とあの胸毛、の三拍子がモテる男なんだな~と思ってました。笑顔だけならなんとか…と思ったのですが、ギターテクはついてこなかったし、胸毛も生えてこないのであきらめました...(^▽^;)。

★「君を求めて」が最高位12位を記録した週のチャートです。
US Top 40 Singles 28th August, 1976
1位は「恋のデュエット」。3位は「幸せのノック」。4位「別れたくないのに」。5位「秋風の恋」。6.7位はディスコヒット。8位は「運命76」。ピーターはもう少し上位に行くかなと思ってたのですが、やっぱり「フランプトン・カムズ・アライヴ」はライヴアルバムだから丸ごと聴くのが魅力で、シングルにしちゃうと・・・なのかな。
1 1 DON’T GO BREAKING MY HEART –•– Elton John and Kiki Dee
2 2 YOU SHOULD BE DANCING –•– The Bee Gees
3 3 LET ‘EM IN –•– Wings
4 4 YOU’LL NEVER FIND ANOTHER LOVE LIKE MINE –•– Lou Rawls
5 5 I’D REALLY LOVE TO SEE YOU TONIGHT –•– England Dan and John Ford Coley
6 6 (Shake, Shake, Shake) SHAKE YOUR BOOTY –•– K.C and the Sunshine Band
7 12 PLAY THAT FUNKY MUSIC –•– Wild Cherry
8 13 A FIFTH OF BEETHOVEN –•– Walter Murphy and the Big Apple Band
9 9 GET CLOSER –•– Seals and Crofts
10 11 THIS MASQUERADE –•– George Benson
2 2 YOU SHOULD BE DANCING –•– The Bee Gees
3 3 LET ‘EM IN –•– Wings
4 4 YOU’LL NEVER FIND ANOTHER LOVE LIKE MINE –•– Lou Rawls
5 5 I’D REALLY LOVE TO SEE YOU TONIGHT –•– England Dan and John Ford Coley
6 6 (Shake, Shake, Shake) SHAKE YOUR BOOTY –•– K.C and the Sunshine Band
7 12 PLAY THAT FUNKY MUSIC –•– Wild Cherry
8 13 A FIFTH OF BEETHOVEN –•– Walter Murphy and the Big Apple Band
9 9 GET CLOSER –•– Seals and Crofts
10 11 THIS MASQUERADE –•– George Benson
11 8 KISS AND SAY GOODBYE –•– The Manhattans
12 14 BABY, I LOVE YOUR WAY –•– Peter Frampton
12 14 BABY, I LOVE YOUR WAY –•– Peter Frampton
*********

ピーター、お疲れ様。中学校の林間学校の歌集で「Show Me The Way」を入れました。だあれも歌ってくれない(あたりまえですが)ので、僕が一人部屋で歌いました。これからもずっと聴いていきます。ゆっくりしてください。そして1日でも長生きしてほしい、と思います...。
◆TV番組“Midnight Special”での“Baby I Love Your Way”
◆ダンスPOPユニットのWill To Powerが歌って1989年に全米No1になりました!“Baby I Love Your Way / Freebird”のメドレー。(“Freebird”はレーナード・スキナードの名曲です。
◆Big Mountain “Baby I Love Your Way”(1994年 最高位6位)この曲、レゲエにもノリますね。
コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
たまたまyoutubeで色々聞いていてところ、懐かしいpeterに出会いました。あの美しい金髪ととても華やかな笑顔、中学生の私はすっかり魅了されました。
元々scott walkerが大好きだったので、音楽の傾向は違うけど似ている素敵なpeterを音楽雑誌で、うっとり見ていました。そのpeterに50年ぶりくらいに会えて、おじいちゃんになっていてもカッコいいし、ギターのテクニックもすごいし、
声も素晴らしいし、感激しています。これから本当に身体を大事に過ごして欲しいと思います。UPありがとうございます!
音時
が
しました