レーナード・スキナードの“Free Bird”。前半ではゆっくりした哀愁のあるボーカルで“おまえから離れていく男”が出てきます。その男は「Free Bird」。一つの場所にとどまることのできないヤツ。そしてその男は淋しさや哀しみは心に秘めて、旅立っていき、そして自由に空を飛び回っていきます…。後半テンポアップして、トリプルリードギターが絡み合う。この展開もこの曲の魅力です。
◆1977年10月20日、レーナードのツアー中の飛行機(コンベア240)がミズーリ州マッカム近郊で燃料切れにより墜落し、主要メンバーのロニー・ヴァン・ザント、スティーヴ・ゲインズ、スティーヴ・ゲインズの姉でバックコーラスのメンバーだったキャシー・ゲインズらが死亡し、バンドは解散しました。アルバム「ストリート・サーヴァイヴァーズ」が発売されたのは10月17日。そのわずか3日後のことでした。
◆レーナード・スキナードの結成当初のバンド名は「Bob's Backyard」。これはメンバーのボブ・バーンズの自宅車庫で練習していたことに由来するようです。1970年にバンド名をレーナード・スキナードに改名しますが、このバンド名は、メンバーのハイスクール時代の体育教師「レオナルド・スキナー」が長髪の生徒に対して厳しかったため、彼の名前をもじったものであるとのことです!日本で「レッツ・ビギン」とか「キンパチ」とか「ヤンクミ」って名前のバンドいないかな(ネタが古い)。
◆飛行機事故のあと、バンドはロニーの実弟であるジョニー・ヴァン・ザントが引き継ぎました。ジョニーが2010年のライヴ・アルバム発売時にこの曲について次のように言っています。
:この曲は僕らのバンドのステージのラストでずっと演ってきた。この曲は受け取る人にとってまったく違う意味を持つ曲なんだ。ある少年はこの曲は“卒業”の歌だ、と言い、またある人は”葬儀”の曲と言う。でもね、ほんとはこの曲は僕たちの数ある曲のなかでは数少ない、ある男とある女について書いたラヴ・ソングなんだ。もちろん最後にはオールマン・ブラザースのデュアンに捧げたものでもあるよ。そりゃ後半のギターパートを聴けばわかるだろ。この曲をステージで聴いたら、俺たちスキナードのショウはこれで締めくくりってわけさ。

:この曲は僕らのバンドのステージのラストでずっと演ってきた。この曲は受け取る人にとってまったく違う意味を持つ曲なんだ。ある少年はこの曲は“卒業”の歌だ、と言い、またある人は”葬儀”の曲と言う。でもね、ほんとはこの曲は僕たちの数ある曲のなかでは数少ない、ある男とある女について書いたラヴ・ソングなんだ。もちろん最後にはオールマン・ブラザースのデュアンに捧げたものでもあるよ。そりゃ後半のギターパートを聴けばわかるだろ。この曲をステージで聴いたら、俺たちスキナードのショウはこれで締めくくりってわけさ。

名曲、愛され聴き続けられる曲ってのは、聴く人によって意味が違ってくる、色んな解釈ができるってことも大きな要素なんだよなあと思います!


Songwriters
VAN ZANT, RONNIE / COLLINS, ALLEN
Lyrics c Universal Music Publishing Group
VAN ZANT, RONNIE / COLLINS, ALLEN
Lyrics c Universal Music Publishing Group
Released in 1975
US Billboard Hot100#19
From The Album
“Pronounced 'L?h-'nerd 'Skin-'nerd”
(レーナード・スキナード)
:原詞は太字
If I leave here tomorrow
Would you still remember me?
For I must be traveling on, now
'Cause there's too many places
I've got to see
俺が明日ここから旅立つとしたら
おまえはそれでも
俺のこと覚えてるかい?
俺は旅を続けなきゃならない男さ
この目で見なきゃいけない場所が
たくさんあるんだよ
おまえはそれでも
俺のこと覚えてるかい?
俺は旅を続けなきゃならない男さ
この目で見なきゃいけない場所が
たくさんあるんだよ
But, if I stayed here with you, girl
Things just couldn't be the same
'Cause I'm as free as a bird now
And this bird, you can not change
Oh, oh, oh, oh, oh
Things just couldn't be the same
'Cause I'm as free as a bird now
And this bird, you can not change
Oh, oh, oh, oh, oh
俺がお前のそばに居続けたら
これまでと同じようにはいかないんだ
だって俺は鳥のように自由なヤツなんだ
この鳥は…変わらないのさ
Oh, oh, oh, oh, oh
これまでと同じようにはいかないんだ
だって俺は鳥のように自由なヤツなんだ
この鳥は…変わらないのさ
Oh, oh, oh, oh, oh
And the bird you cannot change
And this bird you cannot change
Lord knows, I cant change
Bye, bye, baby it's been a sweet love
And this bird you cannot change
Lord knows, I cant change
Bye, bye, baby it's been a sweet love
おまえにも変えることのできない
自由な鳥なんだよ
この鳥は決して変わらない
わかってるのさ 変わらないって
ごめんな あばよ 可愛いおまえ
自由な鳥なんだよ
この鳥は決して変わらない
わかってるのさ 変わらないって
ごめんな あばよ 可愛いおまえ
Yeah, yeah
Though this feeling I can't change
But please don't take it so badly
'Cause the Lord knows
I'm to blame
Though this feeling I can't change
But please don't take it so badly
'Cause the Lord knows
I'm to blame
Yeah, yeah
ああ 俺の気持ちは変わらないけど
お願いだよ
そんなに悪くとらないでくれ
だってはっきりしてるんだ
悪いのは俺だって
ああ 俺の気持ちは変わらないけど
お願いだよ
そんなに悪くとらないでくれ
だってはっきりしてるんだ
悪いのは俺だって
But, if I stayed here with you girl
Things just couldn't be the same
'Cause I'm as free as a bird now
And this bird, you'll can not change
Oh, oh, oh, oh, oh
Things just couldn't be the same
'Cause I'm as free as a bird now
And this bird, you'll can not change
Oh, oh, oh, oh, oh
俺がこのままおまえといてしまったら
物事が同じようにはいかないんだ
俺は根っからの自由な鳥だから
おまけにこの鳥は
頑固で変わりようがないのさ
Oh, oh, oh, oh, oh
物事が同じようにはいかないんだ
俺は根っからの自由な鳥だから
おまけにこの鳥は
頑固で変わりようがないのさ
Oh, oh, oh, oh, oh
And this bird you cannot change
And this bird you cannot change
Lord knows, I can't change
Lord help me, I can't change
Lord I can't change
And this bird you cannot change
Lord knows, I can't change
Lord help me, I can't change
Lord I can't change
自由な鳥は空を飛ばないとダメなんだ
それは誰にも変えられない
俺は変わらないんだ
誰にも俺は変えられない
そう 俺の性分は変わらないんだ
それは誰にも変えられない
俺は変わらないんだ
誰にも俺は変えられない
そう 俺の性分は変わらないんだ
Won't you fly high, free bird, yeah?
おまえも飛んでみないか?
自由な鳥のように
日本語訳 by 音時

◆野外会場、イントロのピアノの音が聞こえると...この曲を待っていた観客がみんな...。
◆ウィル・トゥ・パワーの“Baby I Love Your Way~Free Bird”メドレー。(1988年に全米No1になりました) この曲で"Free Bird"を知った人も多いよね。レーナードとピーター・フランプトンの曲がここで繋げられるとは思わなかった...!
(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia レーナード・スキナード
・Free Bird Songfacts
・Lynyrd Skynyrd Data Base
・「これを聴かずにいられるか」監修/矢口清治(随想社)
・Wikipedia レーナード・スキナード
・Free Bird Songfacts
・Lynyrd Skynyrd Data Base
・「これを聴かずにいられるか」監修/矢口清治(随想社)
コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
Bostonよりライブはだいぶ良かったという良い印象です。
荒野の7人のテーマで始まりまったのが印象に残ってます。
魂のFreeBirdは良いですね。ちょっと長いけど。
ライブ盤が一番好きです。出だしの格好いいWorkin' For MCA、また好きなGimme Three Stepsが、私の持っていたLPをちゃちなプレーヤーでかけると確か、音飛びしておかしいと思っていたのですが、数年後にCDできてやっと飛んでいたことに気が付いた次第で、、。
サザンロックらしくない、キャッチーなメロディで聞きやすくて、格好いい
あと、Poison WhiskeyとかOn The Hunt,Gimme Back My Bullets,
Down South Jukin' も好きです。
Sweet Home Alabamaなどどうでしょうか、、。
ご存じかと思いますが、Steve Morseが、Leonard’sBestという曲でLynyrd風の演奏、他にAero風、CSN風、Genesis風、Who風など、Rush風もやっているのですが、また、私の大好きな代表作Moving PicturesのRed Barchettaもカバーしてて、ドラムのニールパートはすごいドラマーで、この方が作詞しているようです。多分良い詩なのでは、、。Rushも、、、。遠い先でも、、、。スミマセン。多忙な中、、、。
音時
が
しました