既掲載曲です…レスリー、R.I.P…。
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レスリー率いるベイ・シティ・ローラーズ、2020年に2月に来日ツアー!
4都市8公演で構成され、大阪、名古屋、東京では1日2回公演を開催(福岡公演は1日1公演開催)。1stステージと2ndステージでは、それぞれ違うセットリストを披露!という話です。

ん?2018、2019、2020年と毎年来てくれてますね(^▽^;)
(チケット案内はAlive Webサイトから)
◆BCRが好きな女子にこの曲の"Hey sister poet, dear brother poet too"のあとに入る"デン、デデンデデン、デデデデデ~ン"ってギターのフレーズを「なんか中国の曲みたいだな」とからかって嫌われました(笑)。
でも嫉妬してたのかもしれません。だって限られた時間のなかで最初から最後まで勢いが落ちずに進む楽しいPOPロック曲でしたから!(当時の時代背景では、男子は「BCRカッコいい」って言ってはいけなかったのです)

◆日本ではめちゃ売れましたが、全米では28位とふるわなかったんですね。収録アルバムはWikipediaだと北米だけで発売されたアルバム「Rock n' Roll Love Letter」。でもこのジャケット写真は一般的にはアルバム「Wouldn't You Like It?(青春のアイドル)」でこのアルバムには「ロックンロール・ラヴレター」は入っていませんでした。シングルで出された後、日本でのアルバムでは「Dedication(青春に捧げるメロディー)」に収録されましたね。
◆和訳ですが"And no peace can release me like this amplifier can"の部分がちょっと??でした。
"どんな平穏も僕を自由にしない"⇒"静かにしてるのは僕を自由にしない"⇒"音を出すのが僕を自由にする"⇒"おとなしくしてるのは性に合わない"とかなりの意訳(-_-;)しました。
それでは歌詞と日本語訳です。

一番下に"From〇〇 To 〇〇"が書けるようになっている。
これ使ってラブレターにした人いたかな?
(Tim Moore)
Released in 1976
US Billboard Hot100#28
From The Album"Rock n' Roll Love Letter"
(日本では「青春に捧げるメロディー(Dedication)」)
:原詞は太字
Hey sister poet, dear brother poet too
These tears and words I'm makin'
Wanna be with you
ヘイ 女の子も 男の子も詩人だね
僕の流す涙や僕の作る歌詞は
きみと一緒にいたいから生まれるのさ
'Cause I need to spend my body
I'm a music makin' man
And no peace can release me
like this amplifier can
この全身を使って表現したいんだ
僕はミュージシャンだからね
おとなしくしてるのは性に合わない
このアンプのようにデッかい音を立てるのさ
This is my rock 'n roll love letter
to you
This is my rock 'n roll love letter
to you
Gonna sign it, gonna seal it,
gonna mail it away
Gonna mail it today
これが僕のロックン・ロール ラヴレター
宛先はきみ
これが僕のロックン・ロール ラヴレター
きみへの贈り物
名前を書いて 封をして
きみへ届けるよ
今日 きみの元へ届くんだよ
Dear mama, papa
Hey your boy's doin' fine
And the energy you gave him
keeps him trying to unwind
信愛なるママ そしてパパ
あなた達の息子は元気にやってます
あなた達のくれるエネルギーが
自由に生き生きとさせてくれてるんです
'Cause I sing a natural rhythm
Play a magnetic chord
But I keep on rock 'n rolling
Till my jeans explode
だって僕は自然のリズムで歌い
魅力のあるコードを弾くのさ
僕のジーンズが破けちまうまで
ロックン・ロールを続けるのさ
This is my rock'n roll love letter
to you
This is my rock'n roll love letter
to you
Gonna sign it, gonna seal it,
gonna mail it away
Gonna mail it today
これが僕のロックン・ロール ラヴレター
宛先はきみ
これが僕のロックン・ロール ラヴレター
きみへ贈るのさ
名前を書いて 封をして
いまきみへ届けるんだ
そう
今日 きみの元へ届くんだよ
(Words and Idioms)
peace=平穏 沈黙
unwind=くつろぐ
magnetic=人を引き付ける 魅力のある
日本語訳 by 音時

◆ところで…この曲はオリジナルではなく、Tim Mooreというアメリカのシンガーソングライターのカバー(1975)です。

TimのWikipediaによると、ドラマーとして参加したWoody's Truck Stopというバンドではトッド・ラングレンと一緒にプレイをし、またダリル・ホールとはフィラデルフィアのダウンタウンでは隣同士に住んでいて意気投合。"ガリバー"というバンドを組んだこともあるようです。
"Rock And Roll Love Letter"はTimのセカンドアルバム「Behind The Eyes」収録の曲で、Timもシングルとしてリリースしましたがヒットになりませんでした(*_*)。
"Rock And Roll Love Letter"のギターワークはストーンズのキース・リチャードが気に入って、2人は友達になり、ティムはストーンズのスタジオにゲスト参加したりしたこともあるようです。
またBCRでは歌われませんでしたが、Timバージョンの「Rock And Roll Love Letter」には2番があります。それが次のような内容となっています…
**********
God I must be crazy to express myself this way
But there ain't much romance livin in the U.S.A.
This guitar is a blessing, This piano is a muse
And electricity's a devil with a twenty amp fuse
神様 こんな風に自分をさらけ出すのって
僕はおかしくなったに違いないね
でもU.S.Aで生きるのにロマンスは十分じゃないんだよ
このギターは神様の恩恵
このピアノは芸術の神様
電気は20アンペアのヒューズのついた悪魔なのさ
********
内容がやはり「ロックン・ロール賛歌」っぽくてBCRのイメージに合わなかったので省略したのですかね。アメリカのシンガーらしく歌詞にU.S.Aって出てくるし。いや、曲の長さを3分以内に収めるために?そのあたりは今となっては不明ですね...。
◆レスリーのPVかなって思ってしまう?エリック、パット、ウッディの3人は横並び。
◆これがオリジナル。Tim Mooreの“Rock And Roll Love Letter”
幻の2番も歌ってる。チャイナ風なギターリフもある。これはもともとTimのアイデアだったのかな。
なお、最後になりますが、B面3曲めにこの曲“ロックン・ロール・ラヴ・レター”が収録されているのは、英国盤(UK edition, Bell Records)です。
国内盤は米国盤(US edition, Arista Records)と同様の収録曲で、B面3曲めは「カッコー鳥」(Are You Cuckoo?)。Russ Ballardの作品です。
コメント
コメント一覧 (20)
両思いになっていたらまた運命が違っていたのかも…なんてね。淡い青春の想い出、ありがとうございます!
音時
が
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一番下に、Toー Fromー って書けるようになってました。もしかしたらそこに私達の名前を書こうとしたのかなぁ。好きなのに好きと言えなかったあの頃。
音時
が
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音時
が
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"デン、デデンデデン、デデデデデ~ン"ってギターのフレーズを「なんか中国の曲みたいだな」
が非常に印象に残っていて、以降聴くたびに私の中では中華風の曲になってしまいました(笑)
洋楽カラオケでも歌いやすい曲だと思います。
音時
が
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音時
が
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(どこかにあるハズ...)
名前書いて、封して、投函して....
ってところ、いいなあと思いますね。
今やラインで何でも済ましてしまう子供たちですからね。
やっぱり、手をかけて、時間をかけて、
想いを伝えるって言うことが大切だ...
とこの歌を聴く度に思います
音時
が
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音時
が
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私はまだちょいちょい好きな曲を、チャートに絡ませながら投稿しておりますが、私をフォローして下さっている方々の間で、BCR関連(パットやイアン等々)の話題が飛び交っているので、私の大好きなArt GarfunkelのSecond Avenueを紹介からのTim Mooreつながりで、Rock And Roll Love Letterへと移行しようと思い、今回調べ直したらこちらへたどり着きました。😄
音時さんは全ての音楽を網羅されていて、頭が下がります。🙇♂️
全米TOP40についても、山本さゆりさんと矢口清治さんのお話は私も聞きたかったな~☺️
私の記憶が間違っていなければですが、チャッピーさんは1974年にビルボード誌で第12位にランクされた、"Jim Stafford"の"My Girl Bill"の歌詞について番組にコメントを寄せられたのがきっかけで、スタッフの仲間入りをされたかと思います。
矢口さんや今泉さん(スヌーピー)は山本さんが、一人立ちすることになり、新メンバー募集で集まった7人のなかのエリートクラスだったかな…🤔⁉️
ではまた。🙏
音時
が
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音時
が
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それと本家を上回るカバー、ロックンロールラブレターは秀逸ですよね。あとはイエスタデイズヒーローもBCRのカバーの方が若さ爆発!って感じで好きです。
音時
が
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音時
が
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音時
が
しました
チャッピーさんの回の配信、私も聴きました。
BCR旋風当時は、私の妹含むファンから嫉妬されていたのを思い出しました。
「音楽はアンチエイジング」のフレーズも印象的でした。
ということは、音時さんのこのブログもアンチエイジングになりますね。
音時
が
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やっぱり、あの当時、ネットなんかまったくなかったころ、ラジオから流れてくる、「全米Top40」で、全米の最新のヒット曲を、誰よりも早く聴く、そのワクワク感が、ちょっとだけ戻ってきました。っていうのも、音時さんならわかっていただけるとは思いますが、今の方々に、そのワクワク感は共有できませんですね。
チャッピーさんも、グランド・ファンクなどのロックファンだったとのこと、ローラーズは、後付けのファンだった、というのには驚きました。でも、チャッピーさんも聴いていて好きななったとおっしゃっていましたが、ローラースの曲は、親しみやすい、楽しいロックだったですね。
音時
が
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今ようやく言えますね。
ベイシティローラーズ、WE LOVE YOU!
音時
が
しました
音時
が
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また投稿してしまいます💦
当時まだ小学生だった僕が洋楽にハマるきっかけは、ビートルズでもカーペンターズでもなく、BCRでした。中でもこのロックンロールラブレターは別格でしたね。
メロディはもちろんですが、ブログにも書かれてるギターのリフにしびれました。
この曲の多分オリジナルの方のライブ演奏を当時のFM「NYボトムラインライブ」とかいう番組で聴いてテープに録音した記憶があります。どこいったかなぁ?
そうBCRカバーといえば、他の方も書かれてるように、Don't worry baby もBCRで初めて聴いて、改めて本家を書き直した時、本家の方のアレンジが古臭く感じたのを思い出します。
それから中学生になって洋楽好きが徐々に増えていくと、BCR好きだったことは人には話さなくなるようになります😓(これ当時のBCR好きの共通点なのがおかしいですね。特に男子)
音時
が
しました
圏外トークのポットキャスト聴きました!
チャッピーは幾年かアメリカにも住んでいて、本番のトップ40を聴いてチャートに目覚めたようですね。
番組のアシスタントも矢口さんと同じ押し掛けとは・・出前の当番もされていたし(笑)
ベイシティローラーズファン代表も湯川さんから命令で段々好きになり、色々な経験をされたとは初めて知りました。
今の時代とは違い物事が通りやすかったですね。
当時中学生だった自分には羨ましい限りです。
自分だったらやはりオリビアかな⁉️(笑)
音時
が
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僕もそうですが、多くのリスナーがオリジナルの存在を後で知ったとおもいますが、それでもカバーを上回るオリジナルに出会えることは、ほとんどありません。
熱烈なファンの方には怒られてしまうかもしれませんが、BCRは原曲を最大限に魅力的な曲に仕上げるバンド、プロジェクトでもあったのかなと思います。
たくさんの素敵な曲との出合いに感謝したい!です。
音時
が
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アレンジの良さとレスリーの歌唱力がその原因でしょうか。
たとえばRaspberries のLet's pretend.とか。 私はRaspberries版もBCR版もどちらも好きです。ただ、なじみとしても聴きやすさとしてもBCR版が好きですが。
音時
が
しました