Barでピアノを弾く男。
「なんでお前はピアノ弾いてんのよ?」なんて聞かれるくらいだから、男はなかなかの腕前なのだろう。彼の過去がわからないが、では今、彼はイヤで“ピアノ・マン”をやっているのだろうか?
「RARE」と書かれた冒頭のPVをじっくり見てしまいます。
・懐かしい曲を思い出したくてリクエストするじいさん。(エルム街の悪夢のフレディ似)
・気のいいバーテンのジョンはこんなことを...。
「俺がその気になりゃ映画スターになんてすぐになれるさ」
・結婚の予定もなく店にいりびたるポール。不動産屋のくせに「俺は物書き」なんだってうそぶく。
(real estate novelist)。

*この「Real estate novelist」については、website Piano Man Songfact に次のようにありました。
“この歌詞 "Paul is a real estate novelist"についてですが、バーの常連客のポールは正真正銘の不動産屋です。彼は物書きをして暮らしたいといつも不満を言ってます。ビリー・ジョエルはポールは決して小説家にはなれないんだ。なぜかと言えば毎日のようにいつもバーに入り浸ってるからさ”
・「tonic & gin」「John at the bar」「Maneger」もよくわかります。
・「政治学を実践」(practicing politics)する「waitress」ですが、動画では言い寄る酔客をあしらっていきます。これが「政治学の実践」?
・「put bread in my jar」の「Bread」は本物のパンでなく、生きていくための糧=お金ですね。
・歌詞に合わせて様々な人間模様や描写が…!
・「政治学を実践」(practicing politics)する「waitress」ですが、動画では言い寄る酔客をあしらっていきます。これが「政治学の実践」?
・「put bread in my jar」の「Bread」は本物のパンでなく、生きていくための糧=お金ですね。
・歌詞に合わせて様々な人間模様や描写が…!
この名曲はお酒飲む人は一杯ひっかけて聴くのがいいもしれませんね...!

Writer: JOEL, BILLY
Lyrics c Universal Music Publishing Group
released in 1973
US Billboard #25
From The Album“Piano Man”
:原詞は太字
It's nine o'clock on a Saturday
The regular crowd shuffles in
There's an old man sitting next to me
Makin' love to his tonic and gin
土曜の夜9時のこと
いつもの連中が勢揃いしてきた
俺の横には 一人のお年寄りが座ってきた
ジントニックを味わって飲んでるよ
He says,
"Son, can you play me a memory
I'm not really sure how it goes
But it's sad and it's sweet
and I knew it complete
When I wore a younger man's clothes."
"Son, can you play me a memory
I'm not really sure how it goes
But it's sad and it's sweet
and I knew it complete
When I wore a younger man's clothes."
彼はこう言う
「お若いの、
“メモリー”って曲を弾いてくれんか
どんな曲だったかよく覚えてないんだ
悲しくて甘いメロディだったんだ
若くてカッコつけてたときは
全部覚えていたんだが・・・」
「お若いの、
“メモリー”って曲を弾いてくれんか
どんな曲だったかよく覚えてないんだ
悲しくて甘いメロディだったんだ
若くてカッコつけてたときは
全部覚えていたんだが・・・」
La la la, di da da
La la, di di da da dum
La la, di di da da dum
Sing us a song, you're the piano man
Sing us a song tonight
Well, we're all in the mood for a melody
And you've got us all feelin' all right
Sing us a song tonight
Well, we're all in the mood for a melody
And you've got us all feelin' all right
歌ってくれよ ピアノ弾き
歌ってくれ 今夜は
ああ みんな
ピアノのメロディに浸りたい気分さ
おまえさんの歌声は
皆をいい気持ちにさせてくれるんだ
歌ってくれ 今夜は
ああ みんな
ピアノのメロディに浸りたい気分さ
おまえさんの歌声は
皆をいい気持ちにさせてくれるんだ
Now John at the bar is a friend of mine
He gets me my drinks for free
And he's quick with a joke
and he'll light up your smoke
But there's some place that he'd rather be
He gets me my drinks for free
And he's quick with a joke
and he'll light up your smoke
But there's some place that he'd rather be
店のバーで働くジョンは俺の友達
俺に酒をおごってくれるんだ
ジョークばかり飛ばして
タバコを取りだすと火を付けてくれる
でもほんとは行きたい場所が他にあるんだ
俺に酒をおごってくれるんだ
ジョークばかり飛ばして
タバコを取りだすと火を付けてくれる
でもほんとは行きたい場所が他にあるんだ
He says, "Bill, I believe this is killing me."
As his smile ran away from his face
"Well I'm sure that I could be a movie star
If I could get out of this place"
As his smile ran away from his face
"Well I'm sure that I could be a movie star
If I could get out of this place"
ヤツは言う
「なあビリー、もう嫌になっちまったよ」
笑顔はヤツの顔から消え失せていた
「なあ 俺は映画スターにだってなれるはずだぜ。
この場所から出ていければな」
「なあビリー、もう嫌になっちまったよ」
笑顔はヤツの顔から消え失せていた
「なあ 俺は映画スターにだってなれるはずだぜ。
この場所から出ていければな」
Oh, la la la, di da da
La la, di da da da dum
La la, di da da da dum
Now Paul is a real estate novelist
Who never had time for a wife
And he's talkin' with Davy,
who's still in the Navy
And probably will be for life
Who never had time for a wife
And he's talkin' with Davy,
who's still in the Navy
And probably will be for life
ポールは不動産屋の自称「小説家」
ずっと独身を貫いてるヤツなんだ
まだ海軍に務めてるデイビーと
今 話し込んでるんだ
おそらく二人とも生涯ずっと
こんな感じでやっていくんだろうな
ずっと独身を貫いてるヤツなんだ
まだ海軍に務めてるデイビーと
今 話し込んでるんだ
おそらく二人とも生涯ずっと
こんな感じでやっていくんだろうな
And the waitress is practicing politics
As the businessman slowly gets stoned
Yes, they're sharing a drink
they call loneliness
But it's better than drinkin' alone
As the businessman slowly gets stoned
Yes, they're sharing a drink
they call loneliness
But it's better than drinkin' alone
ウェイトレス達は“政治学”を実践中
ビジネスマンはゆっくり酔っぱらっていく
そうさ 孤独という名の酒を
みんなで飲んでるのさ
でも独りで飲むよりはましなんだ
ビジネスマンはゆっくり酔っぱらっていく
そうさ 孤独という名の酒を
みんなで飲んでるのさ
でも独りで飲むよりはましなんだ
sing us a song you're the piano man
sing us a song tonight
well we're all in the mood for a melody
and you got us all feeling alright
sing us a song tonight
well we're all in the mood for a melody
and you got us all feeling alright
歌ってくれよ ピアノ・マン
歌ってくれ 今夜は
ああ みんな
ピアノのメロディに浸りたい気分なんだ
おまえさんの歌声は
皆をいい気持ちにさせてくれるから
歌ってくれ 今夜は
ああ みんな
ピアノのメロディに浸りたい気分なんだ
おまえさんの歌声は
皆をいい気持ちにさせてくれるから
It's a pretty good crowd for a Saturday
And the manager gives me a smile
'Cause he knows that it's me
they've been comin' to see
To forget about their life for a while
And the manager gives me a smile
'Cause he knows that it's me
they've been comin' to see
To forget about their life for a while
土曜にしちゃ上客が多いようだな
マネージャーが俺に笑顔を見せる
ヤツは知ってるんだ
しばしの間 つらい生活を忘れるために
俺に会いにみんなここに来ることを
マネージャーが俺に笑顔を見せる
ヤツは知ってるんだ
しばしの間 つらい生活を忘れるために
俺に会いにみんなここに来ることを
And the piano, it sounds like a carnival
And the microphone smells like a beer
And they sit at the bar
and put bread in my jar
And say, "Man, what are you doin' here?"
And the microphone smells like a beer
And they sit at the bar
and put bread in my jar
And say, "Man, what are you doin' here?"
ピアノの音はまるでカーニバル
マイクはビールの匂いがする
みんなバーに座って
俺の前にあるジョッキに金を入れてくる
そして言うのさ
「なあお前、
お前はこんなとこにいるヤツじゃないだろ?」
マイクはビールの匂いがする
みんなバーに座って
俺の前にあるジョッキに金を入れてくる
そして言うのさ
「なあお前、
お前はこんなとこにいるヤツじゃないだろ?」
Oh, la la la, di da da
La la, di da da da dum
La la, di da da da dum
sing us a song you're the piano man
sing us a song tonight
well we're all in the mood for a melody
and you got us all feeling alright
sing us a song tonight
well we're all in the mood for a melody
and you got us all feeling alright
歌ってくれよ ピアノ・マン
歌ってくれよ 今夜はずっと
みんな素敵なメロディに
身をまかせたい気分なんだ
おまえさんの歌と演奏は最高だからさ
歌ってくれよ 今夜はずっと
みんな素敵なメロディに
身をまかせたい気分なんだ
おまえさんの歌と演奏は最高だからさ
なあ ピアノ・マン...
(Words and Idioms)
practicing politics=政治学の実践
get stoned=酔っぱらう
日本語訳 by 音時

*Piano Manが最高位25位を記録した週のチャートです。
先週までの1位は、映画「ロケット・マン」でもエルトンの快進撃のバックに使われる「ベニーとジェッツ」。これを落として、MFSB(Mother Father Sister Brother)とスリーディグリーズの「TSOP (The Sound of Philadelphia)」が1位。8位にグランド・ファンクのロコモーション上がってきてます。10位ジム「歌にたくして」...合掌。
US Top 40 Singles 20th April, 1974
1 3 TSOP (The Sound Of Philadelphia) - MFSB Featuring the Three Degrees
2 1 BENNIE AND THE JETS - Elton John
3 2 HOOKED ON A FEELING - Blue Swede
4 7 BEST THING THAT EVER HAPPENED TO ME - Gladys Knight and the Pips
5 5 COME AND GET YOUR LOVE - Redbone
6 9 OH MY MY - Ringo Starr
7 6 SUNSHINE ON MY SHOULDERS - John Denver
8 17 THE LOCO-MOTION - Grand Funk
9 4 THE LORD’S PRAYER - Sister Janet Mead
10 13 I’LL HAVE TO SAY I LOVE YOU IN A SONG - Jim Croce
25 27 PIANO MAN - Billy Joel
コメント
コメント一覧 (8)
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1月の東京ドームで一緒に歌えましたよ🎵
じいじになったビリーの声も最高だった。
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この曲が発売されて、もうじき半世紀。PVのビリー、若々しい!
ジャズ風のピアノソロに始まり、ピアノとハーモニカによる3/4拍子のイントロ。そして、ピアノマンの立場で見たバーの様子が、情緒たっぷりに語られていきます。アコーディオン、マンドリンの使い方も巧妙。名曲です。
リクエストをするおじいさんと映画スターを夢見るバーテンダーのことはうっすら覚えていました。でも、いろいろな人のことが歌われていたのですね。
ビリーは「ビル・マーティン」の芸名で、バーに隠れていたことがあるそうで…。老人、ジョン(バーテンダー)、ウェイトレス、ビジネスマン、ポール(小説家を目指す不動産ブローカー)、デイビー(アメリカ海軍水兵)。これらの人々は、実在する人物をもとにしているとのこと。
客をあしらうウェイトレスは、ビリーの最初の妻であるエリザベス・ウェーバーだとか…。へえ~。
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このブログで取り上げていく曲の想い出などお待ちしています。
ビリージョエルは「Just the way you are」「My life」「You may be right」「Pressure」といいところまではいくのですが、全米一位は遠かったですね。でも「ロックンロールは最高さ」で全米制覇。嬉しかったなー。ただ、ビリーがピアノではなく、ロックンロールを口にした曲で一位というのも複雑でした。
これもいい想い出であります!
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自分にとって印象深い曲の多くはやはりこの間にリアルタイムで聴いたものですが、"Piano Man"はその例外です。素晴らしいメロディと声、流れるようなピアノにロックっぽいドラムとハーモニカ。一生聴き続けるでしょう。
この曲の最高位が25位だとは知りませんでした。そんなアホな。梅蛸チャートなら4〜5週連続1位にしたと思います。
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