ドゥービー・ブラザースの代表曲の1曲ですね!
中学生のときに、ドゥービー・ブラザースの代表曲として3曲覚えました。"ロング・トレイン・ランニン"、"リッスン・トゥ・ザ・ミュージック"、そしてこの曲"チャイナ・グローヴ"です。タイトルを聞いたときに最初の2曲は中学生でも曲の大意がわかりますね。
でも"チャイナ・グローヴ"はわかりませんでした。なんか"ヤバい中国の麻薬の名前か何か?"なのかなと思い込んでおりました(^▽^;)。
中学生の僕でも、この3曲の「ノリ」はわかりましたね。しかも"明るい"ロックで、晴れた屋外のライヴ会場で聴くような「ノリ」。遠いアジアの小さい(面積)国で生まれた僕ですが、アメリカのロックってこんな感じ…ということをこの3曲で勝手に理解しちゃいましたね。
◆さて"チャイナ・グローヴ"とは何なんでしょう?それは以下の歌詞と日本語訳をご参照ください。
Writer(s): Tom Johnston
Released in 1973
US Billboard Hot100#15
From The Album“The Captain and Me”
:原詞は太字
When the sun comes up on a sleepy little town
Down around San Antone
And the folks are risin' for another day
'Round about their homes
眠たそうなちっぽけな町に太陽が昇る頃
サン・アントニオから少し下った町の話だよ
そこは人々が家から起き出すのさ
今日もまた一日が始まるって感じで
The people of the town are strange
And they're proud of where they came
Well, you're talkin' 'bout China Grove
Oh, China Grove
その町の人々は変わってるんだ
みんなどこの出身だなんて 自慢するのさ
そうさあんた チャイナ・グローヴのこと言ってんだろ
ああ チャイナ・グローヴのことを
Well, the preacher and the teacher
Lord, they're a caution
They are the talk of the town
When the gossip gets to flyin'
And they ain't lyin'
When the sun goes fallin' down
そうさ 宣教師も 先生も
ああ 要注意人物だ
奴らはうわさ話が好きな連中さ
ひとたびゴシップが流れると
嘘を言うわけじゃないんだが
お日様が暮れるまで うわさ話だよ
They say that the father's insane
And dear Missus Perkin's a game
We're talkin' 'bout the China Grove
Oh, China Grove
牧師もイカれちゃって
パーキンさんの奥さんがその獲物って話さ
みんなチャイナ・グローヴについて話してる
ああ チャイナ・グローヴさ
But every day there's a new thing comin'
The ways of an oriental view
The sheriff and his buddies
With their samurai swords
You can even hear the music at night
でも毎日 新しい話がやってくる
東洋の眺めのような感じなのさ
保安官とその部下たちが
サムライの刀を持ってるよ
夜になると音楽すら耳にするだろうよ
And though it's a part of the Lone Star State
People don't seem to care
They just keep on lookin' to the East
そこはテキサス州の一部に違いないのに
人々はそんなのどうでもいい風だ
みんな目はずっと東洋に向いてるんだ
Talkin' 'bout the China Grove
Oh, China Grove
チャイナ・グローヴの話をしてるのさ
ああ チャイナ・グローヴのね
(Words and Idioms)
missus=女房,細君.
the Lone Star State=「テキサス州」のこと
日本語訳 by 音時
◆さて"チャイナ・グローヴ"とは何なんでしょう?
歌詞を見ていただければ...町の名前、であることがわかります。しかも実際にテキサスで実在する町なんです。歌詞に出てくる"the Lone Star State"はこのテキサス州の州旗から来ているのですね。
でもトム・ジョンストンは、当初、「いや"チャイナ・グローヴ"って町の名前は俺の創作さ」と言い張っていたようですよ。でもやがて同名の町が実在することを知り、思い出した?ようです。バンドがチャイナ・グローヴのそばを通り過ぎる際に、道の標識を見たことを忘れてしまっていた、とのこと。この話はこの曲のウィキペディアに出ていました。
◆"チャイナ・グローヴ"という町で起きてる出来事と人々の様子が歌われてます。歌詞は面白いですよね。実際に聴いた人も架空の町だと受け止めたのでしょう。アメリカなんだけど、人々は東洋志向!? サムライの刀を持った保安官とその部下! 全体がエキゾチックな感じを持っているので、なおさらアメリカの人達が自分たちの町に想いを馳せたりするのかな、なんて思います。
◆1974年のドゥービー。スタジオで歌います。
◆2001年のFarm Aidのステージです。
コメント
コメント一覧 (10)
まずはオラが町を取り上げてくれて有名になったからいいんじゃない?ってのもあるのかな(^◇^;)。
音時
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トムのボーカルやコーラス、キマッテマス。当然キーボードもリズムセクションも…。気分爽快。スカッと明るいナンバーです。でも…。
架空の町だとすると、実に不思議なネーミングです。「グローヴ」って「木立」や「果樹林」ですね。この明るい曲が、なぜ「中国の林」?
歌詞の内容を見ると…。「宣教師も 先生も 要注意人物!」「牧師もイカれちゃって…」「サムライの刀を持った保安官とその部下!」 なんとハチャメチャな町なのでしょう。と思ったら、実際に存在する町なのですか!! チャイナ・グローヴの住人は怒らないのでしょうか?
まっ。謎めいているところも引っくるめて、この曲の魅力なのだと思います。
音時
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音時
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音時
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「ご連絡」ありがとうございました。せっかくコメントいただいていたのに見逃してたものもありました(^▽^;)。
音時
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また、映画「フィールド・オブ・ドリームス」でもほんの一瞬ですがイントロがかかっていました。
個人的には、”You can even hear the music at night”の辺りで聞こえる中国風ピアノや”talkin' 'bout〜”のコーラスワークが好きです。
イントロだけでなく、コーラスなども印象的で何度聞いても飽きない曲だと思います。
(追伸)
全然曲とは関係ない話題ですが・・・・・・
My Teenage Heart / ひとりぼっちの十代(Bay City Rollers / ベイ・シティ・ローラーズ)1975
While You See A Chance / ユー・シー・ア・チャンス (Steve Winwood / スティーヴ・ウィンウッド)1980
Cool Night / クール・ナイト(Paul Davis / ポール・デイヴィス)1981
Sunday / すてきなサンデー(Buster / バスター)1977
の記事にコメントを寄せてくださっている方がいらっしゃいますが、まだ返信コメントが書かれていない模様です。
返信が義務ではないことは重々承知していますが、音時さんはひとつひとつのコメントに丁寧な返信を寄せてくださるので、もしかして見落としていらっしゃるのではないかと思い、連絡申し上げた次第です。
音時
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音時
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チャイナグローブの意味、そうだったんですね!!
スッキリ^_^
この曲、夫が大、大、大好きだったんですよ。(今も)
その昔、サーファーだった頃、早朝車に野郎4人乗って、いよいよ海が見えてくる!というところにさしかかると気持ちをあげるためにきまってカセットテープからこの曲をガンガンにかけていたそうです。
音時
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音時
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音時
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