「Three times a lady」…コモドアーズの初の全米No1。バラードのコモドアーズ、そして作者でありボーカリストのライオネル・リッチーの名前を世界にとどろかせたのもこの曲でした。とても素敵なバラードで、欧米では今も結婚式などで使われることもあるようです。

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さて「Three Times A Lady」ってなんでしょうね?いろいろ迷った末に3つの解釈をしてしまいました。まずは原詞と日本語訳をどうぞ。

Song Title:「Three Times A Lady」
Artist:Commodores

ThreeTines


Songwriters: Richie, Lionel
lyrics © EMI Music Publishing

Released in 1978
US Billboard Hot100#1
From The Album“Natural High”

:原詞は太字

Thanks for the times
That you've given me
The memories are all in my mind
And now that we've come
To the end of our rainbow
There's something
I must say out loud


きみがくれた時間に感謝する
想い出もみんな僕の心の中にある
そしていま 僕たちは
虹の終わる場所までやってきた
きみにはっきりと
伝えなきゃいけない言葉があるんだ

You're once twice
Three times a lady
And I love you
Yes your once twice
Three times a lady
And I love you
I love you


きみはただの女性じゃない
二倍、三倍も素敵な女性だ
僕はきみを愛している
そうさ きみは僕にとって
二倍、三倍も大切な女性なんだ
愛しているんだ
三回目だけどまた言うよ
「愛してるんだ」

You shared my dreams
My joys my pains
You made my life worth living for
And if I had to live my life over again
I spend each and every moment with you


きみは僕の夢を分かち合えた
喜び そして 痛みもいっしょに
きみは僕の人生を
意味のあるものにしてくれた
もし もう一度人生をやり直せるとしても
僕はすべての時間を
きみと一緒に過ごしたい

You're once twice
Three times a lady
And I love you
Yes you once twice
Three times a lady
And I love you
I love you


きみは一度目、二度目
三度生まれ変わっても
巡り合いたい女性なんだ
きみを愛している
そうさ
僕は何度生まれ変わっても
きみと出会いたい
きみを愛している
もう一度言うよ
きみを愛してるんだ

When we are together
The moments I cherish
With every beat of my heart
To touch you to hold you
To feel you to need you
There's nothing to keep us apart


とても大切なときを
きみと一緒に過ごしているんだ
胸の鼓動一つひとつが
きみのことを思ってる
きみに触れ きみを抱き
きみを感じ 必要としてる
僕たちを分かつものは
もう何もないんだよ

You're once twice
Three times a lady
And I love you
Yes you're once twice
Three times a lady
And I love you
I love you


きみは素敵な女性
そして偉大な母親で
僕の親友でもある
そんなきみを愛しているよ
そうさ 素晴らしい女性で
偉大な母親で僕の親友
三つの大きな魅力のある女性なんだ
愛してる
きみを愛しているんだ

日本語訳 by 音時

NaturalHigh


◆さて"Three Times"の解釈です。

(1)1st  verseは、
1倍、2倍、3倍も女らしい女性。

そしてこのverseで「I Love You」って3回言ってますのでそんな感じで。

(2)2nd verseは、もう一度人生を始めるとしたら…という歌詞に続くので、
・1度、2度、3度あっても君と巡り合いたい
としました。

(3)実は3rd verseがどうも本当っぽいですね。この曲のWikipediaにライオネル・リッチーがこの曲を作った際のエピソードが載っていました。

なんでも、ライオネルの両親の37回目の結婚記念日の際に、父親が母親に向かって、"She's a great lady, she's a great mother, and she's a great friend."と言葉を捧げていたのを聞いて、ライオネルはこの曲をワルツで書こうと思ったそうです。そして、この曲はライオネルの奥さん、ブレンダに捧げられました。
ということで…きみは素晴らしい女性、そして母親でもあり、僕の親友でもある…という3つのすばらしい顔を持ってる,,,っていう"Three Times"だったんです。

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◆いずれにしても、1度「I Love You」と言うだけでは足りない想い、同じ言葉を繰り返すだけでなく、何か伝えたい想いを「Once Twice Three Times a Lady」という言葉になったんでしょう。

 同じ愛を伝えるのにも、英語の面白い表現だなあと思いました。