◆この曲、イメージとして、単に「スクールガール」が「若い女子なんだから楽しまなきゃ!」という歌だと思っていたのですが、「もっと人生をポジティブに過ごさなきゃ」ってメッセージが含まれていたことに気が付きました。
Some boys take a beautiful girl
And hide her away from the rest of the world
I want to be the one to walk in the sun
And hide her away from the rest of the world
I want to be the one to walk in the sun
このフレーズ、男でも共感するけど、女の人はなおさらのこと響くものがあるんじゃないのかなと思いました。「女は飾りじゃない。綺麗に着飾っても男の人の影に追いやられてしまう人もいる。私はそんなのはイヤ。太陽の下、自分の足で歩く人でありたい」。今はジェンダーフリーの時代であたりまえ!かもしれませんが、この曲をシンディが歌った1984年の頃は日本でも「男女雇用機会均等法案」が審議会に諮問されたくらいの時代。シンディの歌に元気と勇気をもらった人も多かったんじゃないかな!
◆最初についた邦題は「ハイスクールはダンステリア」。アルバム「She's So Unusual」も邦題「NYダンステリア」!(^▽^;)
「ダンステリア」もよくわからないのですが、"スクールガール"の歌でもありませんでしたね。ですので"ワーキング・ガール応援歌"っぽく意訳させていただきました!
でもさすがに人生応援したくても、冒頭のPVのように、わけわからない踊りまくる友達をたくさん娘が家に連れてこられたら「お前人生どうするつもり?」って言うよな(^▽^;)
(PVについてはウィキペディアに解説がありました)
"シングルは奇抜なミュージック・ビデオとともにリリースされた。このビデオは1983年の夏にマンハッタンのロワー・イースト・サイドにあるマザー・スタジオで撮影された。撮影費用は3万5千ドルもかからなかったが、これはヴォランティアの出演者と、当時最先端の機材を無料で借りられたことによる。父親役はプロレスラーの“キャプテン”ルー・アルバーノが演じたが、母親役は実母のカトリーヌであり、ローパーの弁護士であるエリオット・ホフマンがローパーのダンス・パートナーを演じた。マネージャーのデヴィッド・ウルフや実弟のブッチ・ローパー、ポートレート/CBSの秘書軍団も出演者として駆り出された。"
さて、この曲の歌詞と日本語訳です。
Songwriters HAZZARD, ROBERT/VEGAS, LOLLY /
Lyrics c EMI Music Publishing, Sony/ATV Music Publishing LLC
Lyrics c EMI Music Publishing, Sony/ATV Music Publishing LLC
Released in1984
US Billboard Hot100#2
From The Album"She's So Unusual"
:原詞は太字
I come home in the morning light
My mother says
when you gonna live your life right
Oh mother dear
we're not the fortunate ones
And girls they want to have fun
Oh girls just want to have fun
朝の光のなか家に帰ると
ママが言うの
"いつになったらまともに生きるの?"って
ねえ ママ
女の子って産まれつき損してるのね
アタシ達は今を楽しみたいの
女の子達はただ楽しんでいたいのよ
The phone rings in the middle of the night
My father yells
what you gonna do with your life
Oh daddy dear
you know you're still number one
But girls they want to have fun
Oh girls just want to have -
My father yells
what you gonna do with your life
Oh daddy dear
you know you're still number one
But girls they want to have fun
Oh girls just want to have -
真夜中に電話が鳴ると
パパが言うの
"お前は人生で何がしたいんだ?"って
ああ パパ
アタシ今でもパパが一番大好きよ
でもアタシ達は今を楽しみたいの
女の子はただ…
パパが言うの
"お前は人生で何がしたいんだ?"って
ああ パパ
アタシ今でもパパが一番大好きよ
でもアタシ達は今を楽しみたいの
女の子はただ…
That's all they really want some fun
When the working day is done
Girls - they want to have fun
Oh girls just want to have fun
アタシ達の本音は
ちょっとだけでも楽しみたいの
仕事を頑張ったあとくらいはね
女の子達は楽しんで切り替えたいの
みんな思い切り楽しみたいだけ
ちょっとだけでも楽しみたいの
仕事を頑張ったあとくらいはね
女の子達は楽しんで切り替えたいの
みんな思い切り楽しみたいだけ
Some boys take a beautiful girl
And hide her away from the rest of the world
I want to be the one to walk in the sun
Oh girls they want to have fun
Oh girls just want to have
And hide her away from the rest of the world
I want to be the one to walk in the sun
Oh girls they want to have fun
Oh girls just want to have
綺麗な女の子を連れ歩く男の子もいる
でも女の子を主役じゃなく
世界から隠しちゃったりするわ
私はお日様の光を浴びて
自分で歩く女の子でいたいのよ
だから今を楽しまなけりゃね
女の子はみんなそうなのよ
でも女の子を主役じゃなく
世界から隠しちゃったりするわ
私はお日様の光を浴びて
自分で歩く女の子でいたいのよ
だから今を楽しまなけりゃね
女の子はみんなそうなのよ
That's all they really want
Some fun
When the working day is done
Girls - they want to have fun
Oh girls just want to have fun
Some fun
When the working day is done
Girls - they want to have fun
Oh girls just want to have fun
それがアタシ達の本音なの
自分の人生を楽しまなくちゃ
仕事するときはマジメに仕事して
終わったら楽しむのよ
女の子達は切り替えて楽しむの
女の子達はそうやって頑張ってるの
They want to have fun
They want to have fun
They want to have fun
They want to have fun
楽しむことをしなきゃ!
自分の人生なんだから!
思い切り楽しまなきゃ!
自分の人生なんだから!
日本語訳 by 音時
★なお、この曲は元はロバート・ハザード(Robert Hazard)というフィラデルフィア出身の男性アーチストが1979年にレコーディングしたものです。
下に動画を付けましたがニュー・ウェイヴのサウンドです。シンディは男性視点の歌詞をハザードの許可のもと、変更してレコーディングしました。
2014年5月のYahoo Musicのインタビューではシンディは次のように言っています。
“この曲を初めて聴いたとき、どうやって女性たちの団結について私が歌えるかなと思ったわ。80年代になっても女性は男性と対等に見てもらえなくて苦しんでいた。60年代から70年代の女性の運動は私にとってとってもスリリングだった。80年代になって女性は現状を受け入れてしまったかのように思う。ベティ・フリーダンやグロリア・スタイネムのように女性の地位向上を目指して頑張っていた人たちを忘れてしまったかのようだった。私は女性にはパワーがあることを思い出してってみんなに呼びかけたかったの。”
“この曲は男の視点で書かれていたから私が思っていないことも歌ってた。ロバートがきみの感じたようにやればいいと言ってくれたので思い切りカットしたわ。サウンドはクラッシュやポリスのアンディのようにイギリスのアーチストからレゲエ風や電子ドラムの音を取り入れて、フーターズの連中と取り組んだわ”
*フーターズ”はシンディのアルバム「She's So Unusual」のサウンド作りなどに大きくかかわっていました。
(インタビューの和訳は僕のつたない英語力によるものですので、間違いもあるかも。インタビューの原文は詳しくはこちらをどうぞ…)
と書きましたが、この曲の和訳記事はずいぶん前に書いたもので、今回新たに記事にした際にリンクを確認したところ、原文を掲載したWebページが消えておりました(^▽^;)。なので原文にあたることはできないのですが、興味深いシンディの発言なので残しておきたいと思います。
★この曲の前に立ちはだかったのはヴァン・ヘイレン「JUMP」でした!!
US Top 40 Singles March 10, 1984
1 1 Jump –•– Van Halen
2 3 GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN –•– Cyndi Lauper
3 2 99 LUFTBALLONS –•– Nena
4 4 THRILLER –•– Michael Jackson
5 7 SOMEBODY’S WATCHING ME –•– Rockwell
2 3 GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN –•– Cyndi Lauper
3 2 99 LUFTBALLONS –•– Nena
4 4 THRILLER –•– Michael Jackson
5 7 SOMEBODY’S WATCHING ME –•– Rockwell
6 5 NOBODY TOLD ME –•– John Lennon
7 10 I WANT A NEW DRUG –•– Huey Lewis & The News
8 11 HERE COMES THE RAIN AGAIN –•– Eurythmics
9 16 FOOTLOOSE –•– Kenny Loggins
10 6 KARMA CHAMELEON –•– Culture Club
◆お化粧ほどほどでロックアーチストっぽい感じだな。
◆日本のものまね番組に出演。Hey Now (Girls just want to have fun) を歌う。この曲は様々なアレンジをしたバージョンがあります。
◆ロバート・ハザードの「Girls Just Want to have fun」
コメント
コメント一覧 (19)
音時
がしました
音時さん、それは失礼しました…ワードプレス使いこなせるようになるまでまだまだですね…涙。ちょっと、週末じっくり向き合っていろいろ直してみます!間違いを教えていただきありがとうございます。QUEENのピンズもし買えたら教えてくださいね!
音時
がしました
音時
がしました
こちらこそ、ブログのリンク等ご対応いただきありがとうございます!
これからもrockとワードプレスの勉強がんばります笑
音時
がしました
音時
がしました
私の大好きなQUEENのジョン・ディーコンもこの曲名が入ったTシャツをライブで着用していたので私も欲しくなってます~
音時
がしました
音時
がしました
制作費用が思ったより安いのは、キャストに関係者が多いのですね。ナント。お母さん役が、実の母親だったとは…。(娘を信頼している、良いお母さん)
1980年代、今現在より女性の立場は弱かったかも…。「もっと人生をポジティブに過ごさなきゃ」
この曲って、『人間賛歌(女性賛歌)』でもあったのですね。
音時
がしました
異常な、奇抜な、風変わりな、驚異的な
〔技術などが〕高度な、前衛的な、斬新な、非常にモダンな、急進的な
〈俗〉的外れな、全く見当違いの
〈俗〉酔っぱらった、〔麻薬で〕ボーッとなった
音時
がしました
音時
がしました
音時
がしました
確かこのときの対戦相手がママス&パパスのモノマネをやって、そこでもご本人登場だったんですよね。
「次、シンディ・ローパー? さすがに出てくるわけが…」
そんな雰囲気でモノマネが始まったら、まさかのご本人登場でさらに大盛り上がりでした。
ただ、あれを見たときは「パパス&ママスを前振りに使うなよ」なんて思ってしまいましたけど。
音時
がしました
音時
がしました
私の投稿をフォローして下さった海外の方の投稿を見ていたら、1983年10月15日にシンディのShe's So Unusualがリリースされたと書いてあったので、以下の内容を投稿しようと下調べをしていた処、音時さんの投稿を見付けた次第です。
この話は有名だと思いますが、日本のある音楽情報番組で(ある⏪️と表現していますが、覚えていないだけです😅)彼女自身がMVを紹介する際に「ハイスクールはダンステリア」「私、この日本語タイトル、大キライ😡」と言っていました。
私は一瞬「えっ、何❗何‼️ 今、大キライって言った…😱❓️」「これ流して大丈夫なの…❓️」と、関係者でもないのに、あたふた😞💨
その後、リイシュー盤から、この日本語タイトルが消えたのは、皆さんご存知の通りです。😅
ではまた、ご機嫌よう👋さようなら🙇♂️
音時
がしました
音時
がしました
この物真似?歌真似?番組覚えてます。今まだ、鳥肌立って涙目ですよ(T_T)〜❤︎
また、夜ゆっくり観ます。
音時さん thank you thank you (๑˃̵ᴗ˂̵)
あ〜鼻血でそう❤︎
音時
がしました
音時
がしました
音時
がしました
「随分とぶっ飛んだ姉ちゃんが出てきたな。」と思いました。
でも、曲は大好きでした。
アルバムもヒットしましたね。
日本では「Time After Time」が人気が高かったと思いますが、
私は「All Through The Night」のキラキラ感がとても好きです。
音時
がしました