スーパートランプのリック・ディヴィスの訃報が報じられました。多発性骨髄癌とたたかってきましたが、9月6日、81歳にて天国にのぼられました。R.I.P...。
訃報を伝えるニュース
https://amass.jp/184862/
昔、初期のバンドでは、ギルバート・オサリヴァンがドラマを叩いていた音楽仲間だったなんて情報も出ています...。
以下、既掲載記事です。
スーパートランプのバンド名の意味は「漂流者」。メンバーのリック・デイヴィスが同姓のよしみで好きだったというウィリアム・ヘンリー・デイヴィスの小説「The Autobiography of a Super-Tramp(素晴らしき放浪者の自叙伝)」からとられたものとのことです。誰ですか?「でっかいトランプ」を想像したのは!(笑)
◆スーパー・トランプのアルバム“Breakfast In America”は全世界的にヒットしましたね。プロモーションのために、アルバムジャケットに移っている女の人(リビーおばさん)が日本にも来てくれたのを覚えています。

◆スーパー・トランプの曲といえば、高い声で歌われる、独特な声のものが多かったですよね。その声はロジャー・ホジスンです。一方、この曲のリード・ボーカルは少し低い声。これはリック・デイヴィスがとっています。この声に“Goodbye stranger…”とコーラスでロジャーの高い声が絡んでくる面白みがありますね。
Song Title:「Goodbye Stranger」
Artist:Supertramp
Songwriters: DAVIES, RICHARD / HODGSON, ROGER
lyrics c Universal Music Publishing Group
Released in 1979
US Billboard Hot100#15
From The Album"Breakfast In America"
:原詞は太字
It was an early morning yesterday
I was up before the dawn
And I really have enjoyed my stay
But I must be moving on
昨日の早朝のことだった
僕は夜明け前に目覚めていたよ
ここにいて本当に楽しめたんだ
でも僕は行かなきゃいけない
Like a king without a castle
Like a queen without a throne
I'm an early morning lover
And I must be moving on
城を持たない王のように
王座のない女王のように
僕は“早朝の恋人”なのさ
一か所にとどまるわけにはいかないんだ
Now I believe in what you say
Is the undisputed truth
But I have to have things my own way
To keep me in my youth
きみの言うことを今は信じてるよ
それは紛れもない真実だよね
でも僕には僕のこだわりがあるんだ
自分自身が若くあるために
Like a ship without an anchor
Like a slave without a chain
Just the thought of those sweet ladies
Sends a shiver through my veins
それは錨(いかり)のない船のようで
それは鎖に繋がれてない奴隷のようさ
あの素敵な女性たちのことを考えるだけで
震えが血管から全身を駆け巡る
And I will go on shining
Shining like brand new
I'll never look behind me
My troubles will be few
僕は輝き続けたいんだ
生まれたてのように輝いて
後ろを振り返ったりはしない
厄介なことだってほとんどないんだから
Goodbye stranger
It's been nice
Hope you find your paradise
Tried to see your point of view
Hope your dreams will all come true
さよなら 見知らぬ人
とても素敵な時を過ごせたわ
あなたの楽園が見つかることを祈ってる
あなたの考えを理解しようとしたのよ
夢がみんなかなうことを願ってるわ
Goodbye Mary, goodbye Jane
Will we ever meet again
Feel no sorrow, feel no shame
Come tomorrow, feel no pain
さよなら メアリ さよなら ジェーン
僕たちまた 会えるかな?
悲しまないで 恥ずかしいと思わないで
明日になれば 痛みも消えてるさ
Sweet devotion, it's not for me
Just give me motion and set me free
Land and the ocean far away
Life I've chosen everyday
献身的な甘い愛情なんて 僕には無縁
ちょっとした仕草だけで 僕は自由になれるから
大地や大海は遥か彼方に
僕は毎日そんな人生を選んできたのさ
Goodbye Mary, Goodbye Jane
Will we ever meet again
さよならメアリ さよならジェーン
僕たちまた会えるかな?
Now some they do
and some they don't
And some you just can't tell
And some they will
and some they won't
With some it's just as well
そうする人たちもいれば
そうしない人たちもいる
理解できないような人たちもいる
いずれする人たちもいるし
しない人たちもいる
何人かの幸運な人たちもいる
You can laugh at my behavior
That'll never bother me
Say the devil is my savior
But I don't pay no heed
僕の行いを見て笑うがいいさ
僕はちっとも気にしないから
言えばいい
“アンタを救うのは悪魔なんだ”って
それでも僕は気にもとめないよ
And I will go on shining
Shining like brand new
I'll never look behind me
My troubles will be few
そうさ 僕は輝き続けるんだ
生まれたてのピッカピカにようにね
後ろは決して振り返らない
心配事だってほとんどないようなもんさ
Goodbye stranger
it's been nice
Hope you find your paradise
Tried to see your point of view
Hope your dreams will all come true
さよなら 一夜限りのひと
素敵な体験だったわ
あなたの楽園が見つかることを祈ってる
あなたの考えを理解しようとはしたのよ
夢がみんなかなうことを願ってるわ
Goodbye Mary, goodbye Jane
Will we ever meet again?
Feel no sorrow, feel no shame
Come tomorrow, feel no pain
さよなら メアリ さよなら ジェーン
僕たちまた 会えるかな?
悲しまないで 恥ずかしいと思わないで
明日になれば 痛みも消えてるさ
Goodbye Mary, goodbye Jane
Will we ever meet again?
Feel no sorrow, feel no shame
Come tomorrow, feel no pain
さよなら メアリ さよなら ジェーン
僕たちまた 会えるかな?
悲しまないで 恥ずかしいと思わないで
明日になれば 痛みも消えてるさ
Goodbye Mary, goodbye Jane
Will we ever meet again?
僕らまた会えるかな…?
(Words and Idioms)
undisputed=異議のない,明白な.
Keep one's youth=若さを保つ
just as well =かえって幸いな[好都合な]、
pay no heed =気にもとめない申し訳なき次第であります、言わねばなりません
日本語訳 by 音時

◆この曲“Goodbye Stranger”ですが、「さすらい人」?「根無し草」?「旅から旅」の男を歌ってるんですかね。“Goodbye Stranger”は名前も知らない「一夜限りのひと」ってことでしょうね。"An early morning lover"という歌詞も出てきますね。
城を持たない王のように、錨のない船のように…(この表現がかっこいいですね)、早朝、男が出ていきます。「鎖につながれてない奴隷のように」…自由なんだけど、生きてる気がしないってことでしょうかね。
この背中に向かって?、女性(コーラスの部分がそうかな)が"さよなら、名も知らないひと…あなたの夢が叶うことを願ってるわ"とつぶやきます。この部分はわかりやすく日本語訳を赤い字にしました。
男の方では、彼女の名前も聞いてないから、本当はその人が「メアリ」とか「ジェーン」とかいう名前じゃないかもしれないけど、アメリカの女の人でよくある名前にしたんじゃないでしょうか。(日本だと「花子」…いや、「花子」さんってまわりにそんなにいないですよね)
(はみだし)
2018年生まれの女の子で一番多い名前は「結月」ちゃん、二番目は「結愛」ちゃんだそうです。「結」の字が人気あるんだな。
(明治生命 名前ランキング)より
でも、ちょっとビックリ、この曲のSongfactsによると、“Mary and jane”はマリファナを指す隠語だそうですよ。つのだひろさんんの歌う“メリー・ジェーン”もそうか…!(@_@;)

◆アルバム“Breakfast In America”はそれまでのスーパー・トランプの作品とは違って、かなりポップなサウンドになった作品です。そのことで世界的に売れるグループになった反面、それまでのファンが離れていった作品でもあります。これまでの作品が“Mary and jane“がいつも隣にあった…なんてことはないかと思いますが、この作品を通じて、これまでのグループとは決別して新しく歩んでいきたい、って意味が込められているのでは…なんて想像しています。
◆"Goodbye Stranger"が最高位15位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending September 8, 1979
ナック1位、"ほんま、例のビデオ?ビデオ?"(空耳)。楽しい曲が目白押しのチャートです。“Goodbye Stranger”は15位を2週続けて、ダウンします(-_-;)
1 1 MY SHARONA –•– The Knack (Capitol)-12 (3 weeks at #1) (1)
2 2 GOOD TIMES –•– Chic (Atlantic)-13 (1)
3 4 AFTER THE LOVE HAS GONE –•– Earth, Wind and Fire (ARC)-10 (3)
4 5 DON’T BRING ME DOWN –•– Electric Light Orchestra (Jet)-6 (4)
5 6 THE DEVIL WENT DOWN TO GEORGIA –•– The Charlie Daniels Band (Epic)-12 (5)
6 7 LEAD ME ON –•– Maxine Nightingale (Windsong)-16 (6)
7 8 SAD EYES –•– Robert John (EMI-America)-17 (7)
8 3 THE MAIN EVENT / FIGHT –•– Barbra Streisand (Columbia)-13 (3)
9 10 I’LL NEVER LOVE THIS WAY AGAIN –•– Dionne Warwick (Arista)-12 (9)
10 12 LONESOME LOSER –•– Little River Band (Capitol)-8 (10)
11 9 MAMA CAN’T BUY YOU LOVE –•– Elton John (MCA)-14 (9)
12 14 SAIL ON –•– The Commodores (Motown)-5 (12)
13 13 SUSPICIONS –•– Eddie Rabbitt (Elektra)-14 (13)
14 15 LET’S GO –•– The Cars (Elektra)-11 (14)
15 16 GOODBYE STRANGER –•– Supertramp (A&M)-10 (15)
◆Live in Vancouver, BC - June 2nd, 2011。後半は口笛が吹かれ、演奏は佳境に入ります…!
◆この曲は、くるり「さよならストレンジャー」。JR京都駅でのライヴです。
コメント
コメント一覧 (9)
音時
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音時
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この「グッドバイ・ストレンジャー」は、スーパートランプの曲の中でも上位に入る好きな曲です。魅力的なメロディや工夫された演奏もさることながら、リックの声と高い声の対比が絶品です。
音時さんの和訳を見ると、男性パートと女性パートの部分があったのですね。
(知らなかった)
スーパートランプの意味は「漂流者」
でも…。トランプ大統領が、ゴジラ並みに巨大化した映像が頭から離れません。どうしよう。
音時
が
しました
リック・デイヴィスがスーパートランプ結成以前に在籍したバンドでは、
ギルバート・オサリヴァンがドラムを叩いていたそうです。
片やロジャー・ホジソンもスーパートランプ加入前は、エルトン・ジョン・バンド
(エルトン本人含む)をバックにシングル1枚出しています。興味深いですね。
音時
が
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2025年9月6日、多発性骨髄腫のため亡くなりました。81歳。
https://amass.jp/184862/
「ヴォイス・オブ・スーパートランプ」はロジャー・ホジソンの印象が強いですが、
リックとロジャーの双頭ヴォーカル&キーボードアンサンブルは、バンドの大きな
持ち味でした。曲によってサックスのジョン・ヘリウェルもキーボードを担当したり、
同じ曲の演奏中にキーボードを移動したり。目まぐるしいライヴもなかなかでした。
初めて買ったレコードが「ブレックファスト~」だったので、愛着は強いですし
ショックですね。長年の闘病、お疲れ様でした。R.I.P.
音時
が
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音時
が
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Supertramp=「漂流者」ですか、それは知りませんでした。いつも勉強になります^^;
名アルバム「Breakfast in America」からは、"The Logical Song"と"Breakfast in America"がメインボーカルをロジャー・ホジソンで、物悲しい雰囲気の曲でしたが、一転この曲はリック・デイヴィスのボーカルとともに力強いロックでした。二人の対照的なボーカルが良いのですよね。
音時
が
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「悪魔はジョージアへ」は和訳を知って曲を聴くと、より楽しい曲です。一方「サッドアイズ」は不倫しておいてかみさん帰ってくるからサヨナラさ、と身勝手すぎる夫が同性ながらも腹立ちます。こういう訳さない方がいい曲もありますね(-_-;)。
音時
が
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隠語ですか。そんなこと、知らない方がきれいに解釈できて良いという気がします。
ジャケットのおばさん、日本にも来ましたね。
当時、話題になった憶えがあります。
この週のチャートですが、ELOはえらく勢いよく上がってきましたがここまででしたね。
チャーリー・ダニエルズ・バンドは大健闘ですし、ロバート・ジョンの「サッド・アイズ」は
当時の記録となるほどゆっくりと1位に昇りつめましたね。
懐かしいチャートです。
音時
が
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