トッドの来日公演が来週に迫りました! 今日はトッドの曲数曲をお届けしたいと思います。

 「Hello It's Me」ですが、この曲は確かFMラジオの番組で「トッド・ラングレン特集」をやったときに初めて聴いたと思います。エアチェックをしてカセットテープに録音して「I Saw The Light」や「Dreams Goes On Forever」や「Can We Still Be Frieds?」などと一緒に繰り返し聴いていました。

◆80年代半ばにタワレコでトッドが大プッシュされていた記憶があるのですが、その時に「トッドの最高傑作は2枚組の“Something/Anything”」と紹介されてたこともあり、『いつかは買わねばなるまい』と思っていました。数か月後に購入。そのとき初めて気づいたのはアルバム“Something/Anything”の邦題が「ハロー・イッツ・ミー」!? 原題とは関係ないのだがヒット曲を邦題にするという荒業ですね(笑)

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 アルバム“Something/Anything”はなかなか聴きごたえがあります。というか実は1枚目だけずっと聴いていたような…「瞳の中の愛(I Saw The Light)」「It Wouldn't Have Made Any Difference」から「Wolfman Jack」が好きで、2枚目はこの「Hello It's Me」と「Dust In The Wind」以外はあまり印象ない(-_-;)。それだけまだ深く聴くことができる!ってことにさせてください。(LP2枚組だと1~3面をトッド1人で3週間でレコーディングしてしまったらしいです)

Song Title:「Hello,It's Me」
Artist:Todd Rundgren

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Songwriters:Rundgren, Todd Harry
Lyrics c EMI Music Publishing

Released in 1973
US Billboard Hot100#5
From The Album“Something/Anything?”

:原詞は太字

Hello It's me,
I've thought about us for a long, long time
Maybe I think too much but something's wrong
There's something here that doesn't last too long
Maybe I shouldn't think of you as mine

もしもし 僕だよ
ずっと長い時間 僕たちのことを考えていたんだ
ちょっと考えすぎたかもしれないけど
でも何かが間違ってるよ
長続きはしない何かがここにあるんだ
きみを僕のものって考えるべきじゃない
そういうことかもしれないね

Seeing you
or seeing anything as much as I do you
I take for granted that you're always there
I take for granted that you just don't care
Sometimes, I can't help seeing all the way through

きみのことやそれと同じくらい
いろんなものを見ていたんだ
きみがいつもそこにいるのを当たり前に思ってる
きみがそんなに気にしてないこともいつも通り
時々 僕らの愛の終わりを見てしまうんだ

It's important to me
that you know you are free
'Cause I never want to
make you change for me

きみには自由なんだって知っていてほしい
それが僕にとって大切なこと
僕のためにきみが変わっていくのは
どうしても嫌だから

Think of me,
you know that I'd be with you if I could
I'll come around to see you
once in a while
Or if I ever need a reason to smile
And spend the night if you think I should

僕のことを思ってよ
わかるだろ?
できることならきみのそばにいたいんだ
きみに会いにいくよ ときどきか
笑顔になりたいときがあればそのときにね
きみが僕に望むなら
一晩一緒に過ごそうよ

It's important to me
that you know you are free
'Cause I never want to
make you change for me


きみには自由なんだって知っていてほしい
それが僕にとって大切なこと
僕のためにきみが変わるなんてことは
決して望まないんだよ

Think of me,
you know that I'd be with you if I could
I'll come around to see you
once in a while, yes I will
Or if I ever need a reason to smile
And spend the night if you think I should


僕のこと思っていてよ
もしできるなら きみと一緒にいたいんだよ
きみに会いにそばにいくよ
ときどき ああそうさ
笑顔になりたいときなんかにもね
きみが僕に望むなら夜を共にすごそう

Think of me
Think of me
Think of me...

僕を思っていてほしい
僕のこと考えていてよ
僕たち二人のために

(Words and Idioms)
once in a while=ときどき

日本語訳 by 音時

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◆「Hello It's Me」の歌詞。
 電話で彼女と話す彼。“やあ、僕だよ…”のあと続く歌詞は、実際の言葉なのか、それとも心のなかの言葉なのかわかりません。ちょっと愛に冷めてしまった感情が伝わってきます。
 そして、愛の終わりが見えてしまっているなかでも(僕もきみのことを思うようにするから“きみも僕のことを思って”と話しかけます。うーむ。やはり別れてしまうしかないのだろうか…。
 そんな歌なのに、タイトルに“ハロー”が付くのもなんか皮肉っぽいですね。
(トッド・ラングレンらしい?)

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★「Hello It's Me」が最高位5位になった週の全米チャートです。
(US Top 40 Singles December, 1973)

1位は「朝焼けの少女」、2位エルトンは1位までもう一歩でした。飛行機事故の悲報に泣いたジムは3位。8位はシカゴ「君とふたりで」。

1 1 THE MOST BEAUTIFUL GIRL –•– Charlie Rich
2 2 GOODBYE YELLOW BRICK ROAD –•– Elton John
3 5 TIME IN A BOTTLE –•– Jim Croce
4 7 LEAVE ME ALONE (Ruby Red Dress) –•– Helen Reddy
5 6 HELLO IT’S ME –•– Todd Rundgren

6 9 THE JOKER –•– The Steve Miller Band
7 3 TOP OF THE WORLD –•– The Carpenters
8 4 JUST YOU ‘N’ ME –•– Chicago
9 10 IF YOU’RE READY (Come Go With Me) –•– The Staple Singers
10 14 NEVER, NEVER GONNA GIVE YA UP –•– Barry White

◆このビデオは覚えてます。というかこの曲はトッドがこの顔で歌うってのがもう印象づいている(-_-;)。




◆日本では2枚組を1枚に企画編集し、ジャケットをお化粧したトッドの写真と差し替えた「1枚もの」の「ハロー・イッツ・ミー」が発売されたようですね。中古レコード屋さんでも、もう在庫切れのようです。

(以下、福岡のTICRO MARKETさんのサイト広告です)

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TODD RUNDGREN / HELLO IT’S ME (ハロー・イッツ・ミー) (WARNER BROS.)

TODD RUNDGRENの日本盤独自企画ジャケット!当時、日本未発売だった"瞳の中の愛 (I Saw The Light)" 、"ハロー・イッツ・ミー"を収録したLP、「Something / Anything?」を1枚にまとめ、ジャケットも変更した日本独自の編集盤。サイケで美しいメイクをしたトッド・ラングレンのジャケットが海外からも人気。With OBI & Insert. P-8410W。補充票付。

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