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作者のジョナサン・ケイン(キーボード)はこの曲をThe Babysに在籍したときに作ったのですが、リーダーのジョン・ウェイトに「感傷的なクズ曲」と言われ取り上げられなかったそうです。ジャーニーのメンバー達も同様に、バラードを演奏することにためらいもあった様子。それでもこの曲はビルボードチャート的には5週連続のNo2となり、商業的には成功しました。
◆No1ヒットにはならなかったけど、ジャーニーの最大のヒットになったこの曲。ちなみにジャーニーの1位を阻止したのが、J.Geils Bandの「堕ちた天使(Centerfold)」とJoan Jett&The Blackheartsの「I Love Rock'n Roll」。全米シングルチャートに上がってくるロックは「産業ロック」とも言われてましたが、それはジャーニーだけじゃない。でも、この頃のチャートは産業ロックの申し子の僕?にとっては毎週が楽しかったな…。
Song Title:「Open Arms」
Artist:Journey
Writer: CAIN, JONATHAN / PERRY, STEVE
Lyrics © Journey - Weedhigh Nightmare Music
Released in 1982
US Billboard Top100#2(5)
From The Album“Escape”
US Billboard Top100#2(5)
From The Album“Escape”
Lying beside you,
here in the dark
Feeling your heartbeat with mine
Softly you whisper,
you're so sincere
How could our love be so blind
きみの隣で横たわると
暗闇が僕らを包んでくる
きみの鼓動と僕の鼓動とが
一緒に重なっているよ
暗闇が僕らを包んでくる
きみの鼓動と僕の鼓動とが
一緒に重なっているよ
きみが優しくささやく
あなたは誠実よと
僕らはこんなに
夢中になっていいんだろうか
あなたは誠実よと
僕らはこんなに
夢中になっていいんだろうか
We sailed on together
We drifted apart
And here you are, by my side
一緒に船出をしたけど
僕らは離ればなれになってしまった
そして今きみはそばにいてくれる
So now I come to you
with open arms
Nothing to hide,
believe what I saySo here I am,
with open arms
Hoping you'll see
what your love means to me
Open arms
そして今
僕は両手を広げてきみを迎えにきた
すべてをさらけ出して
僕の言葉を信じてほしい
僕はここにいる
両手を広げ
きみが僕を愛してくれている
それが僕にとってどれだけ大切なことか
この腕に飛び込んできてよ
僕は両手を広げてきみを迎えにきた
すべてをさらけ出して
僕の言葉を信じてほしい
僕はここにいる
両手を広げ
きみが僕を愛してくれている
それが僕にとってどれだけ大切なことか
この腕に飛び込んできてよ
Living without you,
living alone
This empty house seems so cold
Wanting to hold you
Wanting you near
How much I wanted you home
きみなしの毎日
独りきりの毎日
空っぽの僕の家はなおさら冷たく感じる
きみを抱きとめたい
そばにいてほしいんだ
一緒に暮らしたい
とどれだけ思ってたことか
そばにいてほしいんだ
一緒に暮らしたい
とどれだけ思ってたことか
Now that you've come back
Turned night into day
I need you to stay
そしてきみが帰ってきてくれた
暗い夜が明るく変わった
きみにずっといてほしい
So now I come to you
with open arms
Nothing to hide,
believe what I say
So here I am,
with open arms
Hoping you'll see
what your love means to me
Open arms
そして今
僕は両手を広げて迎えにきたよ
すべてをさらけ出し
僕の言葉を信じてほしい
僕はここにいるよ
両手を広げて
きみが僕を愛してくれる
僕にどんなに大切なことか
この両手を広げて
日本語訳 by 音時
◆“Open Arms”は色んなアーティストがカバーし、またTVや映画などでも使われました。
マライヤ・キャリーは1995年Album「Daydream」の中でカバー。UKで4位になりましたが、USではシングルカットなし。Albumでは「One Sweet Day」と「Always Be My Baby」の全米No1の間に収録されて、マライヤの歌唱力が光りました。
◆また2004年の日本の映画「海猿」の主題歌に起用されました。「なんで?海猿にジャーニー!?」とこの曲を知っている誰もが思ったことでしょう。
スケールの大きいアレンジとSteve Perryの「歌いあげ」がやはり感動を生むと考えられたのでしょうね。まあ、歌詞に"We sailed on together…"があるので「海」が連想されます?
アルバムでは邦題「翼をひろげて」と付いていたと思うけど、シングル発売時には「オープン・アームズ」というそのまんまの邦題になったみたいですね。(ひょっとしてDEEN「翼を広げて」と区別するためかな?)
コメント
コメント一覧 (2)
レオ・セイヤー“when i need you“
デビー・ブーン“you light up my life“
ビリー・ヴェラ&ビーターズ“at this moment“
あとは、、、ジョン・レノンの“just like starting over“なんかもそうだなあ。名曲多し三拍子。
音時
がしました
ジャーニーの曲の中ではこの曲が一番好きです。
歌詞がコテコテのラブソングなんですね。
Billboard Hot 100で1位にならなかったというのはちょっと意外ですね。
まあ当時は1位でもその後忘れ去られるような歌もありますから。
のちのちまで歌い継がれた歌が名曲なのでしょう
3拍子の曲っていうのもちょっと変わっているようだけれど,調べると結構イイ曲あります。
ジョンデンバー/緑の風のアニー
イーグルス/テイク・イット・トゥ・ザ・リミット
ビリー・ジョエル/ピアノ・マン
みんな訳詞参考にさせていただきました
音時
がしました