ボストンのセカンドアルバム"Don't Look Back"から"Used To Bad News"。この曲はシングルとしては"Feelin' Satisfied"のB面に収録されました。アルバムではB面のラス前で、ロック曲の間に挟まれてメロディラインがきれいな聴きやすいポップ・ソングでした。
◆アルバム"Don't Look Back"はその表題曲がオープニングで"振り返るな!"と呼びかけて元気づけてくれます。インストゥルメンタルの"The Journey"に続き、軽快な"It's Easy"。そしてそのあとがいきなりボーカルから始まるバラード"A Man I'll Never Be(遥かなる想い)"です。この曲は歌詞がせつないんだよなあ。
そしてB面。クラップハンズも楽しい"Feelin’Satisfied"、そして陽気な"Party"!とロック曲が続き、この"Used To Bad News"になり、ラストは"Don't Be Afraid"(Of Love)! 最初と最後の曲が「Don't~」という曲で絞めているのも特徴です!?
Song Title:「Used To Bad News」
Artist:Boston
(Brad Delp)
Released in 1978
From The Album"Don't Look Back"
I've been used
But I'm takin' it like a man
I'm confused
But I'm doin' the best that I can
ずっといいようにされてきたよ
でも男らしく受け止めたんだ
頭が整理できていないけど
できる限りのベストは尽くすよ
でも男らしく受け止めたんだ
頭が整理できていないけど
できる限りのベストは尽くすよ
I've been tossed around plenty before
I've had this heart of mine broken and more
I can't find a reason for sure
But I've gotten used to bad news
(can't find me a reason for sure)
今まで何度も あちこち恋してきたよ
そのたび 僕のこのハートは何度も傷ついてきた
本当のところ 理由がわからないんだ
でも 悪い知らせにはもう慣れてしまったよ
(どうしてなのか理由がわからない)
そのたび 僕のこのハートは何度も傷ついてきた
本当のところ 理由がわからないんだ
でも 悪い知らせにはもう慣れてしまったよ
(どうしてなのか理由がわからない)
Don't tell me why
Yes it's over I can see the end
But please don't lie
If you're leavin' me like a friend
どうしてかって聞かないで
そう もうおしまいなんだ 終わりが見えてるよ
でも お願いさ 嘘はつかないで
もしきみが友達のように去るつもりなら
そう もうおしまいなんだ 終わりが見えてるよ
でも お願いさ 嘘はつかないで
もしきみが友達のように去るつもりなら
I've been tossed around plenty of times
And I've read between all the lines
You're just another in the grand design
And I've gotten used to bad news
何度となく 恋をしては破れてきたよ
交わす言葉に込められた
別な思いを読むようにしてきたのさ
きみは他の壮大な夢を抱えてたんだ
でも僕は悪い知らせにはもう慣れっこなのさ
I know what you're sayin' is bad
It's not what I wanted but I'm ready for that
I'm ready for that, yea.
わかってるよ
きみの言おうとしてるのは良くないことだって
僕が望んでることじゃないんだって
でも 僕は心の準備はできている
そうさ 僕は心の準備はできているんだ
きみの言おうとしてるのは良くないことだって
僕が望んでることじゃないんだって
でも 僕は心の準備はできている
そうさ 僕は心の準備はできているんだ
I've been used
But I'm takin' it like a man
I'm confused
But I'm doin' the best that I can
これまでいいようにされてきたんだ
でも男らしく受け止めるんだ
頭は混乱してるけど
できる限りのことはするつもりだよ
でも男らしく受け止めるんだ
頭は混乱してるけど
できる限りのことはするつもりだよ
I've been tossed around plenty before
I've had this heart of mine broken and more
I can't find a reason for sure
But I've gotten used to bad news
(can't find me a reason for sure)But I've gotten used to bad news
But I've gotten used to bad news
But I've gotten used to bad news...
前に何度となく恋してはフラれてきたのさ
僕のこのハートは何度も傷ついてきた
本当は理由が思い当たらないんだよ
でも 悪い知らせにはもう慣れっこなんだ
(本当に理由がわからないんだ)
僕のこのハートは何度も傷ついてきた
本当は理由が思い当たらないんだよ
でも 悪い知らせにはもう慣れっこなんだ
(本当に理由がわからないんだ)
僕は 悪い知らせにはもう慣れているんだ
どんな話だって動じたりしない
僕はもう慣れてしまってるんだ…本当さ…
どんな話だって動じたりしない
僕はもう慣れてしまってるんだ…本当さ…
(Words and Idioms)
like a man =男らしく、雄々しく
日本語訳 by 音時
◆アルバム「Don't Look Back」で「物語のあるラヴ・ソング」という視点で曲目を見ていくと、"A Man I'll Never Be"と"Used To Bad News"が該当します。両方とも主人公は自分に素直に生きたくて悩んでいる?男です。
改めて和訳をして気がついたのは、両曲とも「A Man」という言葉が出てくること。両曲の主人公の男性は「男らしく」にこだわっています。昨今の男女共同参画社会のなかでは「男らしく」(女らしく)はナンセンスな用語かもしれませんが、こういう意識は古い人間である僕のなかにはやっぱりあるんですよね...。だから心に響くのかな…。
なんかこの2曲の主人公は同じ人物だったりして?なんて妄想もしたのですが、作者が違っていますね。アルバム"Don't Look Back"の収録曲は2曲をのぞいてはトム・ショルツが作っています。その2曲ですが、"Party"はトムとブラッドの共作、そして"Used To Bad News"はクレジットはブラッドのみなんですね。もう一度聴きながら、ブラッドを偲びましょう…R.I.P。
◆画像検索をしていたら"Shawn Wolfe"さんというアメリカのアーチストが面白い作品を描いてました。E.L.Oの"Out Of The Blue"、マイク・オールドフィールドの"Tubular Bells"、そして ボストンの"Don't Look Back"のアルバムアートがつながってる!(笑)
(こちら画像)
(こちら画像)
◆ボストン 2012年のライブからメンバー紹介からの"Used To Bad News"。
Vocalはブラッドではなく、トミー・デカルロ。
トミーは、ブラッド・デルプの追悼のため自身が歌った"Don't Look Back"のカラオケ映像を、My Spaceにアップしました。何もリアクションを期待などしていなかったのですが、"何てブラッドに声が似てるんだ!"とこの映像がトム・ショルツの目に留まりのボーカルに採用されたとのこと!
(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Don't Look Back
・Boston Official Website
・Wikipedia Don't Look Back
・Boston Official Website
コメント
コメント一覧 (6)
音時
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失恋の痛手を気付かれないよう、強がっているのか。きちんと理由を聞き、受け入れようとしているのか。妙に男の哀愁を感じてしまいます。
いい詩を書くもんだと、今更ながら感心しています。
この曲は、オルガン系のキーボードも活躍しているんですね。しかも、カッコいい。
ギター中心のボストンとしては、レアな部類なのかもしれません。
音時
がしました
音時
がしました
音時
がしました
音時
がしました
掲載して頂いた動画ではCDと遜色のない演奏をしていますがこれも彼らの魅力ですね。分厚い彼らのサウンドはライブで再現できないといったような記事を見かけたことがありますがそんなことはありませんね。
あーまた彼らのライブに行きたくなってきました。
音時
がしました