僕は"嫉妬深い"ヤツなんだ
そんな自分が大嫌いなんだ…
“I'm just a jealous guy ”...ってどんな気持ちで言っているのでしょう。
そんな自分が大嫌いなんだ…
“I'm just a jealous guy ”...ってどんな気持ちで言っているのでしょう。
“just”がいろんな思いを込めているように思います。「自分はそんな奴になりたくなんかないんだけど、やっぱり嫉妬深い自分に気がつくんだ」…。
イントロのピアノの美しさ、そして間奏のJohnの口笛が哀愁をただよわせます。フィルスペクターのオーケストラサウンドはもう少し押さえてほしかったな。
イントロのピアノの美しさ、そして間奏のJohnの口笛が哀愁をただよわせます。フィルスペクターのオーケストラサウンドはもう少し押さえてほしかったな。
この曲は沢山の人にカバーされています。ロキシー・ミュージック、フェイセズのライヴアルバムのラスト曲もこの曲ですね。
Writer: Lennon, John
Lyrics © EMI Music Publishing, Warner/Chappell Music, Inc., Sony/ATV Music Publishing LLC
Released in 1971
From The Album“Imagine”
*原詞の引用は太字
I was dreaming of the past
And my heart was beating fast
I began to lose control
I began to lose control
昔のことを思い浮かべてたら
僕の胸はどきどきしてきたんだ
自分がもう押さえきれない
自分がどうにかなってしまいそう
I didn't mean to hurt you
I'm sorry that I made you cry
Oh no, I didn't want to hurt you
I'm just a jealous guy
きみを傷つけるつもりはなかった
泣かせてしまったこと ごめんね
きみを傷つけたくはなかった
僕はただの“やきもち焼き”さ…
I was feeling insecure
You might not love me anymore
I was shivering inside
I was shivering inside
不安で仕方なかったんだ
きみがもう僕を愛してないのではと思って
僕はぶるぶる震えてたんだ
身体の震えが止まらなかったんだ
I didn't mean to hurt you
I'm sorry that I made you cry
Oh no, I didn't want to hurt you
I'm just a jealous guy
傷つけようなんて思ってなかった
ごめんよ きみを泣かせてしまって
傷つけたくなんてなかったんだ
嫉妬深いどうしようもないヤツ…
I didn't mean to hurt you
I'm sorry that I made you cry
Oh no, I didn't want to hurt you
I'm just a jealous guy
I was trying to catch your eyes
Thought that you was trying to hide
I was swallowing my pain
I was swallowing my pain
きみの本心を見ようとしてた
何か隠してるんじゃないかと思ってしまった
心の痛みを飲み込んでたんだ
心の痛みをこらえてたんだ
I didn't mean to hurt you
I'm sorry that I made you cry
Oh no, I didn't want to hurt you
傷つけようなんて思ってなかった
ごめんよ きみを泣かせてしまって
傷つけたくなんてなかったんだ
嫉妬深いどうしようもないヤツさ…
I'm just a jealous guy,
watch out
I'm just a jealous guy,
look out babe
I'm just a jealous guy
僕は嫉妬深い情けないヤツ
気をつけてよ
やきもち焼きのどうしようもないヤツ
あきれるだろ
僕はただの“やきもち焼き”なんだ
日本語訳 by 音時
"Jealous Guy"はジョンの死後、1988年に米国でもシングルとして発売され、Billboard Hot100チャートで80位を記録しています。
Wikipediaによると、この曲はビートルズ時代の1968年、ヨガの導師マハリシ・マヘシ・ヨギの講義を受けるためインドに滞在していた折に作曲されたといいます。この時は「チャイルド・オブ・ネイチャー」というタイトルで、メロディ・ラインこそ同じ。歌詞・アレンジがまったく違った曲のようです。「チャイルド・オブ・ネイチャー」の一部は『レット・イット・ビー...ネイキッド』のボーナスCD『フライ・オン・ザ・ウォール』で聞くことができます。
(youtube音源がありましたので下にご紹介します)
この「チャイルド・オブ・ネイチャー」は、1968年のホワイトアルバムのセッションや翌年のゲット・バック・セッションでも録音されたものの、発表されませんでした。そして、そのままビートルズは解散。その後、ジョンは、歌詞をオノ・ヨーコに自身の嫉妬深い性格をわびる内容に改め、アレンジもフィル・スペクターに依頼しピアノ・バラード調に変えた。「チャイルド・オブ・ネイチャー」は「ジェラス・ガイ」として変更され、アルバム『イマジン』に収めらたというわけです。
◆Beatles : Child of Nature : from the Esher demo tapes - 1968
コメント
コメント一覧 (6)
音時
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もとは「チャイルド・オブ・ネイチャー」という曲だったとのこと。1968年ころにはメロディができていて、録音もされていたとは驚きです。
ビートルズのアルバムに入っていたら、この曲の認知度も違っていたことでしょう。
歌詞は、ジョンの嫉妬深い性格をわびる内容なのですね。そのお相手がオノ・ヨーコさんですか。
ジョンが「やきもち焼き」で「嫉妬深い性格」とは意外です。ジョンの心の内側を知る上でも興味深い曲だと思います。
音時
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音時
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今も時々Johnのギターブックを取り出して、いつか「同窓会ライブ」でやろうと思っているナンバーのキーを確認しています。♪Out The Blue♪や♪GOD♪なんかも演ってみたいのですが、、、ちょっとライブには向かないかなあ?(笑)
音時
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音時
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このJohnのナンバー、いま聴いてもとっても新鮮で綺麗なメロディーラインが大好きです。Johnの「理知的で論理的な側面」とは対照的な「素直で正直で繊細な心情」を吐露した歌詞に心惹かれてしまいます。Johnの女性に対する憧憬や敬意って、幼少期に経験した親子(家族)関係なんかが影響しているのでしょうか?もしもピアノが弾けたならこのナンバーとか♪Oh My Love♪なんかを演ってみたいですね(笑)
音時
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