ライブ・エイドでの"ハマー・トゥ・ホール"の演奏。最初聴いたときは「もっといい歌があるのにな」と思ったのですが、世界が注目している機会だったからこそ、この曲を選んだのかも?と今では思っています。
でもライブで映える、とくにギターのブライアンがカッコいいのは作者自身だから?かな。ライブ・エイドの映像を見てもカッコいい!この曲はクイーンの80年代のロックアンセムなんだと思えました。
でもライブで映える、とくにギターのブライアンがカッコいいのは作者自身だから?かな。ライブ・エイドの映像を見てもカッコいい!この曲はクイーンの80年代のロックアンセムなんだと思えました。
◆この曲について作者のブライアン・メイが2003年に発表された Greatest Video Hits 2 DVDのなかでブライアンがコメントをしています。
"キノコ雲のこととか、子どもの頃にキューバ危機があったから僕にとってはとてもリアルな話なんだ、爆弾が今にも投下されそうなんだと考えてしまって、よく夢を見たものさ"
ところで"ハンマーが振り下ろされる"(Hammer To Fall)ってどういう意味なのでしょう? 僕はさんざん悪いことをしてきた人類に「鉄槌が下される」(厳しい処罰が下される)っていう意味であろうと捉えています。つまり…「核戦争で全滅」って意味…(-_-;)。

◆この曲の歌われたのが1984年。それから30年以上経ちましたが、なんとか核兵器は使用されてはいませんが、多くの人間が戦争で傷つき命を落としています。映画「ボヘミアン・ラプソディ」のライブシーンでもこの曲は再現されました。字幕も出ていましたので、若いひとたちにもメッセージが届くといいですね。"鉄槌が下されるのをただ待っているなんて、人間はそんな馬鹿じゃないはずだろう?"ということを。
Writer(s): MAY BRIAN HAROLD
Released in 1984
UK Single Chart#13
From The Album“The Works”
UK Single Chart#13
From The Album“The Works”

*原詞の引用は太字
Here we stand or here we fall
History won't care at all
Make the bed, light the light
Lady Mercy won't be home tonight.
俺たちがここに立とうと倒れようと
歴史はそんなこと気にしちゃいない
ベッドを整えて 灯りをつけるんだ
慈悲の女神は今晩は来てくれないよ
You don't waste no time at all
Don't hear the bell but you answer the call
It comes to you as to us all
We're just waiting for the hammer to fall
無駄にしていい時間なんてない
ベルの音など聞かないでいいのに
おまえは電話に出てしまう
俺たちみんなと同じように
おまえにも降りかかってくるんだ
俺たちはただハンマーが
振り降ろされるのを待っている
Oh, every night and every day
A little piece of you is falling away
But lift your face the Western Way
Build your muscles as your body decays.
ああ 毎日 毎晩
おまえの欠片が剥がれ落ちてく
だけど顔を上げてみろ
西側のやり方ってのは
からだがボロボロになっても
筋肉で武装するってやり方さ
Tow the line and play their game
Let the anaesthetic cover it all
'Til one day they call your name
You know it's time for the hammer to fall.
綱引きの時間だぜ ゲームに参加しろよ
麻酔でぜんぶ隠しちまえばいいのさ
いつか名前の呼ばれるその日まで
さあ ハンマーが振り下ろされる時がきた
Rich or poor or famous for
Your truth it's all the same
(Oh, no! Oh, no!)
Lock your door but rain is pouring
Through your window pane
(Oh, no!)
Baby, now your struggle's all in vain.
金持ちも貧乏も 有名なお方だって
真実なんて みな同じさ
(いやだ!違う!)
ドアを閉めろ でも窓枠から
雨は降り注いでくるんだ
(いやだ!)
ベイビー 今じゃ
あがいたところでみんなムダなのさ
For he who grew up tall and proud
In the shadow of the Mushroom Cloud
Convinced our voices can't be heard
We just wanna scream it
louder and louder and louder
キノコ雲の影のもとで育った
高慢でプライドの高い俺たちは
声なんて届きやしないと信じ込まされてきた
ただ叫びたいだけなんだ
もっと もっと もっと大きな声で
What the hell are we fighting for?
Just surrender and it won't hurt at all
You just got time to say your prayers
While you're waiting for the hammer to?
hammer to fall.
俺たちは何のために戦ってるんだ?
降参すればいい 誰も何も傷つかない
お祈り時間を取った方がいいぜ
ハンマーが打ち下ろされるのを
待ってるあいだにね
Hey! Yes.
It's going to fall! Yeah!
Hammer!
You know
Yeah!
Hammer to fall!
ああそうさ
振り下ろされるのさ
ハンマーが
Yeah
ハンマーが打ち下ろされる
Hammer!
Yeah!
(Words and Idioms)
decay=腐る,腐敗する
anaesthetic=麻酔性の、麻酔薬
famous for=~で有名
日本語訳 by 音時
◆ブルーハーツ "ハンマー"…。ハンマーが振り下ろされる 僕たちの頭の上に。
コメント
コメント一覧 (4)
音時
が
しました
ブルーハーツは洋楽の影響受けてるみたいですね。
音時
が
しました
クイーンのこの曲と、ブルーハーツのこの曲でいうと、クイーンの方は社会情勢を反映しているのに対して、ブルーハーツはいくぶん私的ですが、歌詞に出てくる
「48億のユウウツ」というあたり、地球規模の問題を歌ってるなーと思います。
音時
が
しました
ブルーハーツのこの曲初めて聴きました🎵
音時
が
しました