1967年のこの時代に"サーカス"の雰囲気を音楽で表現!ってスゴすぎる!
この曲は「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー/ペニー・レイン」のプロモーションビデオ撮影のためイギリスのケント州を訪れていた際、偶然入った骨董屋で見つけた1843年のサーカス団のポスターの宣伝文句からヒントを得て作った曲」(Wikipediaより)で、タイトルも歌詞もそのポスターからの引用をしています。
◆ジョンは1981年のプレイボーイ・インタビューにてこの曲について次のように言っています。
この曲のイメージのすべては、僕がジャンク・ショップ(古道具屋)で買ったヴィクトリア朝時代のポスターから来ている。それはとにかくとてつもなくきれいなものだった。
パブロ・フランキー展のためのポスターなんだけど、きっと19世紀に本当にあった展覧会に違いない。馬の名前がヘンリーじゃなかったことを除いて、すべての詞はポスターの文句から取ったものなんだ。
「馬のヘンリー」というのは実へヘロインの事だなんて、さんざんうるさく言われたものだけど、あの頃ぼくはまだヘロインを見たこともなかった。とにかくあれはみんなポスターからとったものなんだ。
「馬のヘンリー」は"ヘロイン"って…(^▽^;) ちょうどこの歌詞を歌ったところで、ワルツ(3拍子)のリズムになるのも好きだなあ。
◆この曲はジョンの才能が満ち溢れた曲。それをポールは、"Out There"ツアー、"One On One"ツアー、そして"Freshen Up"ツアーと、自分のライヴでは欠かさず、ハイライトに持ってきていますね。それだけジョンの功績と友情に、敬意と感謝の気持ちを込めて歌ってくれているのかな。
Released in 1967
From The Album“”Sgt.Peppers Lonely Heart Club Band"
From The Album“”Sgt.Peppers Lonely Heart Club Band"

*原詞の引用は太字
For the benefit of Mr. Kite
There will be a show tonight on trampoline
The Hendersons will all be there
Late of Pablo Fanque's Fair, what a scene
ミスター・カイトのために
今夜 トランポリンのショーが開催される
こないだまで
今夜 トランポリンのショーが開催される
こないだまで
パブロ・ファンクのサーカスにいた
ヘンダーソン一家が総出演さ
ヘンダーソン一家が総出演さ
こりゃ見るしかない
Over men and horses hoops and garters
Lastly through a hogshead of real fire!
In this way Mr. K. will challenge the world!
人や馬を飛び越えて
くぐり輪やガーターを越えて
最後には
本物の火がついた大樽をくぐり抜ける!
ミスター・カイトは
ミスター・カイトは
こうして世界に挑むのです!
The celebrated Mr. K
Performs his feat on Saturday at Bishopsgate
The Hendersons will dance and sing
As Mr. Kite flies through the ring
don't be late
Performs his feat on Saturday at Bishopsgate
The Hendersons will dance and sing
As Mr. Kite flies through the ring
don't be late
高名なミスター・カイトは
土曜日にビショップスゲートにて
土曜日にビショップスゲートにて
離れ業を演じます
ヘンダーソン一家は
ヘンダーソン一家は
ダンスと歌で盛り上げるなか
ミスター・カイトは
ミスター・カイトは
空中で輪をくぐり抜けます
お見逃しなく!
お見逃しなく!
Messrs. K. and H. assure the public
Their production will be second to none
And of course Henry The Horse dances the waltz!
Their production will be second to none
And of course Henry The Horse dances the waltz!
カイトとヘンダーソン両氏は
観客の皆様にお約束します
彼らの出し物は誰にも負けないものです
もちろん 馬のヘンリーはワルツを踊ります
彼らの出し物は誰にも負けないものです
もちろん 馬のヘンリーはワルツを踊ります
The band begins at ten to six
When Mr. K. performs his tricks without a sound
And Mr. H. will demonstrate
Ten somersets he'll undertake on solid ground
When Mr. K. performs his tricks without a sound
And Mr. H. will demonstrate
Ten somersets he'll undertake on solid ground
バンド演奏は6時10分前に始まり
ミスター・カイトは
ミスター・カイトは
音も立てずに演技をします
そしてヘンダーソンの方は固い地面の上で
10回も宙返りをご覧にいれましょう
そしてヘンダーソンの方は固い地面の上で
10回も宙返りをご覧にいれましょう
Having been some days in preparation
A splendid time is guaranteed for all
And tonight Mr. Kite is topping the bill
A splendid time is guaranteed for all
And tonight Mr. Kite is topping the bill
準備には何日もかかりました
最高のひとときを皆さんに保証します
さあ今夜の主役は
最高のひとときを皆さんに保証します
さあ今夜の主役は
そう ミスター・カイトなのです!
(Words and Idioms)
for the benefit of= (人)の(利益の)ために
fair=〈英〉〔巡回〕カーニバル、移動アミューズメント・パーク
hoop=サーカスの輪くぐりの輪
garter=(ワイシャツのそでを押さえる)ゴムバンド
hogshead=大樽
perform a feat=離れわざを演じる
Messrs=両氏
second to none=何もの[だれ]にも劣らない
somerset=宙返り、とんぼ返り、トン
top the bill=主役を演じる
日本語訳 by 音時


コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
「人や馬を飛び越えて くぐり輪やガーターを越えて 最後には本物の火がついた大樽をくぐり抜ける」 カイトさん、恐るべし! (実はよくわかっていないボクであった)
ウイキペディアによる発見。バックボーカルもジョンらしい。ポールがベースとギターを担当し、タンバリンはジョージ!?
よく分からないのが…。「パイプオルガンを録音したテープを数センチごとに切り、空中に放り投げてランダムに繋ぎ合わせる」??? (えっ、そんなことやってるんだ!!)
当時の技術を駆使して、サーカスの雰囲気を出したのでしょうね。音へのこだわりが半端ないです。
音時
が
しました