なんてバカなんだろ?
それでも信じるだなんて
ヤツはわかってるんだ
理論的に解決できるようなヤツに賢いヤツはいないって
ドゥービーの1位は嬉しかったなあ。チャートがディスコ曲が強い頃だったので快挙でした。トム・ジョンストンがいたときは確かに別なバンドだったけど、この曲「ある愚か者の場合」はカッコ良かったし。
演奏はキーボードが効果的でホヮンホァンワッワッ(カタカナでなんて書いていいかわからないが)って音が「Fool」で「楽天的」な感じを出してるように思いました。
◆ケニー・ロギンスとの共作ってことで、一説には歌詞はほとんどケニーが書いていて、デュオを組んでいたジム・メッシーナとのことを歌った歌詞との話もあるようなのですがどうなのでしょう?
結構難解な歌詞で、かなりの意訳をしてしまいました(;一_一)
◆邦題は「ある愚か者の場合」と付けられましたが、シングルリリースの際には「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」となりましたね。
まずは英語の歌詞と日本語訳です。
Songwriters: LOGGINS, KENNY / MACDONALD, MICHAEL
What A Fool Believes lyrics c Kenny Loggins - Gnossos Music and Milk Money Music, Universal Music Publishing Group
Released in 1979
US Billboard Hot100#1
From The Album“Minute By Minute”

He came from somewhere back in her long ago
The sentimental fool don't see
Tryin' hard to recreate
What had yet to be created once in her life
ヤツは彼女のどこかの過去の記憶にいた男
感情的な愚か者はわからないんだ
再度付き合おうったって無理な話
だって 彼は彼女の人生に
しっかりいたことはなかったんだから
(付き合った事実なんてないんだから)
She musters a smile for his nostalgic tale
Never coming near what he wanted to say
Only to realize
It never really was
彼女はヤツの昔話につきあって
なんとか笑うけど
ヤツが話したかったことには関心を示さない
彼女もこれだけは悟ったんだ
"このひととは ありえない"って
She had a place in his life
He never made her think twice
As he rises to her apology
Anybody else would surely know
He's watching her go
彼女がヤツの人生にいたことは確かさ
でもヤツは彼女に二度と
意識させることはできなかった
彼女がゴメンナサイと
ヤツに向かって言ったとき
誰だって確かにわかるだろう
ヤツは彼女が去るのを見送るんだ
But what a fool believes ... he sees
No wise man has the power to reason away
What seems ... to be
Is always better than nothing
And nothing at all keeps sending him ...
なんてバカなんだろ?
それでも信じるだなんて
ヤツはわかってるんだ
理論的に解決できるようなヤツに
賢いヤツはいないって
可能性があるなら
何にもないよりはましだって
ヤツに教えようと誰もしないんだ...
Somewhere back in her long ago
Where he can still believe
there's a place in her life
Someday, somewhere, she will return
彼女の過去のどこからか
彼女の人生にヤツがいた場所があった
そうヤツは信じてる
いつかどこかで 彼女は戻ってくる
そう信じてる
She had a place in his life
He never made her think twice
As he rises to her apology
Anybody else would surely know
He's watching her go
彼女はヤツの人生にいたことはあった
でもヤツは彼女に考え直させることは
二度となかったのさ
彼女のゴメンナサイを正面から聞いたら
誰だって今度はわかるだろうよ
ヤツは彼女を黙って見送るって
But what a fool believes ... he sees
No wise man has the power to reason away
What seems ... to be
Is always better than nothing
There's nothing at all
What seems ... to be
Is always better than nothing
There's nothing at all
バカじゃないのか?
それでも信じ続けるなんて
ヤツは理屈なんか考えない方が賢いんだ
可能性があるなら何もないよりいいんだ
そう信じてる
ヤツはちょっとでも可能性あるなら
何もないよりいいんだ
そう信じるヤツなんだ
But what a fool believes he sees ...
No wise man has the power to reason away
What seems ... to be
Is always better than nothing
でもなんてバカなんだろう?
信じ続けるなんてさ
賢いヤツが理論で解決できないことがある
いつだって可能性があるなら信じ続ける
ヤツは彼女が帰ってくることを
信じ続けてるのさ…
(Words and Idioms)
muster=集合させる 集める
reason away=理論的に解決する
日本語訳 by 音時
場所は喫茶店?レストラン?でしょうか?
彼女と向き合う彼。二人はかつてちょっと上手くいってた間柄(交際ってとこまではいってなかった)だった。だから彼の記憶と比べてみると、彼女はいろいろな男性と付き合った中で『たしかにこの男の記憶あるけど、いつのことだったかな?』と記憶があいまい。彼はもう一度付き合いたいと思って話をするけど、彼女はノッてはこない。それで「ゴメンナサイ」って店を後にする彼女を彼は見送る。
でも彼はまだ信じてるんだ。彼女が彼の元に帰ってくることを。
「なんてバカなんだろう?信じ続けるなんて」
でも親しみを込めて「Fool」と呼んでいる気がします。普通はそんな楽観的には思えないものだけど、理論的に解決しようとできないものもあるし、あるように見える(What seems to be)のであれば、そりゃいつだって「ないよりはまし!」。そう思ってみるのも...いいのかもな。
この曲を耳にするとやっぱり聞きいってしまいます。名曲ですよね。
◆この曲がヒットしていた頃のビルボードチャートを見てみましょう。
US Top 40 Singles April 14, 1979
「恋のサバイバル」を蹴落として1位に(日本では布施明さんが歌ってましたね)。エイミー・スチュワート「Knock On Wood」が3位に控え、翌週1位になります。ピーチズ&ハーブの「Reunited」がジャンプアップしてきましたね。
1 2 WHAT A FOOL BELIEVES - The Doobie Brothers
2 1 I WILL SURVIVE - Gloria Gaynor
3 7 KNOCK ON WOOD - Amii Stewart
4 4 SULTANS OF SWING - Dire Straits
5 6 MUSIC BOX DANCER - Frank Mills
6 3 TRAGEDY - Bee Gees
7 15 REUNITED - Peaches and Herb
8 9 HEART OF GLASS - Blondie
9 11 STUMBLIN’ IN - Suzi Quatro and Chris Norman
10 10 LADY - The Little River Band
◆Kennyのアコーステッィク・ライヴにマイケル・マクドナルドがゲスト参加!
(この記事は以下を参考にしました)
・Wikipedia Minute By Minute
・Wikipedia What A Fool Believes
コメント
コメント一覧 (16)
お互いに家庭を持つ身でありながら1年ちょっと付き合っていましたが、
6月のある日、突然勢いが止まってしまったという終了宣言。
もう彼女の中では終わってしまっているから早く忘れちゃいなと
友達からは言われていますが、可能性があるって信じ続けている馬鹿はまさに私です笑
『ミニット・バイ・ミニット』のレコードは、発売されたら即、購入しました。
たしか…。『ドゥービー・ストリート』を購入してから、その前後のアルバムを買っていったと思います。結局、デビュー・アルバムから9枚は揃えました。
「ある愚か者の場合」が1位になった時は、感激しました。高校生の頃でした。
「なんてバカなんだろう? 信じ続けるなんてさ」という内容なんですね。この主人公、彼女には全く相手にされていないんですね。
でも…。誰かを好きになったり、可能性を信じたりって、とってもいいことだと思います。
トキめきがない人より、断然いいです。(ドキッ!)
でもこの曲の語り手はそのどちらでもない客観的な視点なのがいいんだよな。大学の時に文学の味わい方として、先生が「全知視点」という言葉を教えてくれましたが、まさにそれです。
登場人物の男性、信じてるなんで愚か者なのですが、そういう奴、神さまも愛くるしく思って歌ってるように思います(^◇^;)。
高校の同窓会、地味で目立たなかった男がクラスの皆んなの憧れの彼女と再会します。彼は彼女との些細な出来事も覚えているのですが、彼女にとっては彼は記憶にすら残っていない人。で、彼女は「相手にもされなかった人との思い出を忘れないセンチな愚か者のロマンティストだけど、彼にとっては大切な思い出なんだから…私が彼のことを覚えているだろうと信じている思いを壊しちゃいけないな」と同情している、そんな片思いな話という解釈でした。自分も同窓会には「あの時のクラスメイトは今どうなっているかな?」と思いつつも卒業後付き合いのない女子達は誰も自分のことなんか覚えていないんだろうなあ、と思うと行く気分にはなれないものです。そんな私には胸にズキっとくる歌詞です。
幼い頃(小6)に歌詞の意味など分からずメロディが好きでラジカセを手にわざわざ自宅の屋根の上に登りボリュームを大きくして聞いていたのを思い出しました。屋根に寝転がり青空を見て聞いてましたがなんであんなことをして聞いてたのか?今思えば恥ずかしいかぎりですが歌詞の意味が分かって余計恥かしさが増しました。w
今は色々な曲がありそれなりに良いのですがやはりこの頃の曲はいいなーと思います。
サビのハーモニーが美しい歌なんですけどね
マイケル・マクドナルドの作品というのは、” I Keep Forgettin' (Every Time You're Near)" のスマッシュヒット繋がりで、彼の曲を漁っていた頃がありましたので、知ってはいましたが。
確かにジックリ聴くと、ケニー・ロギンス臭が・・・(笑。
あっ、ケニー・ロギンスも好きですよ。特に”Heart to Heart"が好きでしたね。