さて、今日から夜の部は、Queen の来日公演の予想セットリストからお届けしていきます!
***************
1985年の"ライヴ・エイド"。75,000人が腕を振り上げ手を叩く同じ動きをします。クイーンのステージは圧巻でした！
***************
1985年の"ライヴ・エイド"。75,000人が腕を振り上げ手を叩く同じ動きをします。クイーンのステージは圧巻でした！
"ライヴ・エイド"は「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として行われた20世紀最大のチャリティーコンサート（1985年7月13日）です。会場はイギリスのロンドン郊外のウェンブリー・スタジアムと、アメリカはフィラデルフィアのJFKスタジアム。クイーンの登場はウェンブリー・スタジアム。20分の持ち時間のなか、6曲を演奏。75,000人の観客がクイーンの演奏に合わせて動く光景も圧巻です！
11月公開予定の映画「ボヘミアン・ラプソディ」はこのライヴ・エイドの場面も再現した！といいます。さてスクリーンにてクイーンのステージの再現。どこまで本物に迫れるか？今から楽しみですね。
◆さて、この曲「Radio Ga Ga」の想い出になりますが、この曲が収録された「The Works」は、僕はリアルタイムで購入しませんでした。発売日を楽しみにして購入したのは、その前のアルバム「Hot Space」まででこのあと1983年にQueenは活動停止となっていたから、もうQueenは解散かも...と正直思っていました。
1984年にアルバム「The Works」と「Radio Ga Ga」をスマッシュヒットさせても、そのあと1985年にサン・シティ（南アフリカ）でライヴを行い、ミュージシャン仲間からも総スカンをくらったし。（当時、多くのミュージシャンはアパルトヘイトに反対し南アフリカでのライブをボイコットしていた）
こんななかで「Queenを今でも聴いている」と言うのは正直「カッコ悪かった」風潮もありました。1985年に来日（結果的に、これがQueen最後の来日公演になってしまった）したときも、「へー、まだやってんだ」という受けとめで「行こう」という気にはなりませんでした。
だから…あのLive Aid そしてLive Magicの映像でも見ることのできる、「Radio Ga Ga」の「All we hear is…」で両手を挙げてパン、パン、と繰り返す、あの時間をフレディともう二度と共有できないのは非常に悔いが残ります。（RogerとBrianとはPaul Rogers＆Queenでさいたまスーパーアリーナで共有できましたが…）
◆雑音も入るラジオの周波数を細かく調整しながら聴いたあの曲がいろいろ、タイトルしかわからずにどんな歌なのか内容を、初めて聴いたアーチストはどんな顔してんのか、バンドの曲はボーカリストは楽器持って歌うのか、マイクだけなのかなど、たくさんの「想像」をしたことが、自分を音楽好きにさせていった気がします。
「Radio Ga Ga」はMTVが流行り、どのアーチストもPVを作り始めた風潮のなかで、歌詞の面で一石を投じました。ただし「Radio Ga Ga」はQueenがコッて作ったPVがウケてヒットとなったというのが皮肉とも言えます…。
◆雑音も入るラジオの周波数を細かく調整しながら聴いたあの曲がいろいろ、タイトルしかわからずにどんな歌なのか内容を、初めて聴いたアーチストはどんな顔してんのか、バンドの曲はボーカリストは楽器持って歌うのか、マイクだけなのかなど、たくさんの「想像」をしたことが、自分を音楽好きにさせていった気がします。
「Radio Ga Ga」はMTVが流行り、どのアーチストもPVを作り始めた風潮のなかで、歌詞の面で一石を投じました。ただし「Radio Ga Ga」はQueenがコッて作ったPVがウケてヒットとなったというのが皮肉とも言えます…。
Writer: TAYLOR, ROGER MEDDOWS
Lyrics © EMI Music Publishing
Lyrics © EMI Music Publishing
Released in 1984
US Billboard Hot100#16
From The Album“The Works”
＊原詞の引用は太字
I'd sit alone and watch your light
My only friend through teenage nights
And everything I had to know
I heard it on my radio
(Radio)
ひとり座って きみの光を見ていた
10代の頃の夜 友達はきみだけだった
僕の知るべきことはすべて
きみ…ラジオから教わったんだ
（ラジオさ）
You gave them all those old time stars
Through wars of worlds
-- invaded by Mars
You made 'em laugh
-- you made 'em cry
You made us feel like we could fly
古き良き時代のスターを教えてくれた
世界大戦も火星侵略もラジオで知った
ときに笑わせてくれ ときに泣かせ
空を飛べるような気さえしたんだ
So don't become
some background noise
A backdrop for the girls and boys
Who just don't know or just don't care
And just complain
when you're not there
You had your time, you had the power
You've yet to have your finest hour
(Radio)
だから少年少女の単なる騒音や
背景にならないでほしい
誰が知ってるっていうの？
誰が気にかけてるの？
きみがそこにいなきゃ文句言うけどね
きみの全盛期があった
きみは大きなパワーを持ってた
そしてきみの一番の時代は
まだこれからやってくるんだ
（ラジオなんだ）
All we hear is Radio ga ga
Radio goo goo
Radio ga ga
All we hear is Radio ga ga
Radio blah blah
Radio what's new?
Radio, someone still loves you!
僕らが耳にするのは…ラジオの音さ
ガー ガー
グー グー
ガー ガー
僕らの耳にに…ラジオが聞こえるよ
ガー ガー
ブー ブー
ラジオ 何か変わったことある？
ラジオ きみはいまだ
みんなに愛されてるんだよ！
We watch the shows
-- we watch the stars
On videos for hours and hours
We hardly need to use our ears
How music changes through the years
みんなショーを見る
そしてスター達を見る
ビデオでね 何時間も
耳を使う必要なんてほとんどない
この数年での音楽の変化といったら！
Let's hope you never leave old friend
Like all good things on you we depend
So stick around cos we might miss you
When we grow tired of all this visual
You had your time, you had the power
You've yet to have your finest hour
(Radio)
昔からの友達を見捨てないでよ
僕らがラジオに期待する素敵なことは
たくさんあるんだから
沢山のビデオに飽きたとき
淋しくならないようそばにいてよ
きみの全盛期があった
きみは大きなパワーを持ってた
そしてきみの一番の時代は
まだこれからやってくるんだ
All we hear is Radio ka ka
Radio goo goo
Radio GaGa
All we hear is radio ga ga
Radio goo goo
Radio GaGa
All we hear is Radio ga ga
Radio ga ga
Radio what's new?
Someone still loves you!
ラジオが鳴っているよ
ガー ガー
グー グー
ガー ガー
ラジオが聞こえるよ
ガー ガー
ブー ブー
ラジオ 調子はどうだい？
ラジオ きみはまだ
みんなに愛されてるんだよ
You had your time, you had the power
You've yet to have your finest hour
(Radio)
僕らはラジオをまだまだ聴きたいよ
（Words and Idioms）
backdrop＝背景
blah＝ばかばかしい、くだらない
日本語訳 by 音時
（タイトルの由来）
ロジャーの子がまだ赤ちゃん言葉の頃、ラジオを聴いていて「ラジオ、カカ」(Radio caca) と言ったことに発想を得たものだという（caca は幼児言葉や隠語で「うんち」を意味することもある）。彼は後にこの「caca」を「夢中になる」「熱狂的な」とういう意味の「ガガ」(ga ga) に改めて曲名とした。
（プロモーションビデオ）
1927年のフリッツ・ラング監督の映画『メトロポリス』からの映像が使用されている。この映画の再上映の際、クイーンがBGM制作に携わったスタッフの一員であったからだ。このプロモーションビデオの内容は「空飛ぶ車でメトロポリスの世界に入っていく」というもの。撮影ではサビの部分ではファンクラブの500人をエキストラとして使用した。ビデオでの大勢でこぶしを突き上げ手を叩いてリズムに乗るシーンは、そのままコンサートにも生かされ、「ライブ・エイド」のハイライトにもなった。
（レディー・ガガ）
レディー・ガガは、その名前をこの曲が由来だと語っている。
: So where does the name Lady Gaga come from?
Lady Gaga: Queen's song "Radio Ga-Ga." （June 10, 2008）
◆"Radio GA GA"のPV。空飛ぶ車でメトロポリスの世界に入っていきます。このビデオでサビの部分でエキストラが腕を上げクラップハンズをするポーズがクイーンのライヴでも取り上げられました。
（この記事は以下を参考にさせていただきました）
ウィキペディア Radio Ga Ga
Amazon.co.jp The Works
コメント
コメント一覧 (4)
昨夜ボヘミアンラプソディ再放送観ててこの曲に感動し、
ラジオの周波数調整云々〜音時さんのコメントにも共感。
ラジオってそうですよね。私は81年から聞いてたからクイーンもsave meや under pressureからなので、
この映画を観て初めて知ることばかり。
それとウクライナが頭に浮かび、
メトロポリス、84年当時から話題となっていたのにイマひとつピンとこなかくて、
今は突き刺さるような思いで映画見てました。
この曲のメッセージ性に改めて勇気と力をもらいました。
クイーンの歴史からいってもロジャー作の大ヒットはこの曲だけ、ですかね。このときはもう過去のアーティストと思われていたクイーンが、ロック魂やメッセージを「当時の流行のサウンド」に載せて歌うのが、一流の皮肉でもありますね。例の、観客みんなで、両腕を大きく上につきだしてからのパンパン！を繰り返すあのポーズですが、ロボット的な感じなのも、社会風刺なのかなーと思います。でも楽しいからやっちゃいます！
この曲は、シングルヒットした1984年の頃に聞いた時は、「何なんだろうなぁこの曲、ヒットしないだろう」というのが感想でした。その後です、やっぱりこの曲はライブヴァージョンがすいばらしい！ライブ盤を聞いて見直しました。
クイーンは音の作りに凝った曲が多いと思うのですが、その曲をライブで実現してしまう、そこがクイーンの偉大なところじゃあないでしょうか。
当時、私は「Hot Space」以降のクイーンのアルバムは、シングルしか聞きましんでした。実は「The Works」などのアルバムをまともに聴いたのは最近になって、映画を見てから以降です＾＾；