9月後半から学校が始まる…という歌詞のある曲。
名曲「マギー・メイ」(Maggie May)です。
名曲「マギー・メイ」(Maggie May)です。
◆“Maggie May”は年上の女。
年下の僕を誘惑して家から連れ出しちゃったんだね。お化粧をしててわからなかったけど、朝日のなかで顔を見たら、だいぶ年上だってのはわかったけど、淋しそうにしてるマギーを見てたら僕はいついてしまったんだ…。でも間もなく学校が再開するから、サヨナラしなくちゃ…。
◆この曲はロッド自身と当時のバンドメンバー、マーティン・クイッテントンとの共作。イギリスでは当初は「Reason To Believe」のB面として発表されました。しかしDJ達がこぞってB面のこの曲を気に入り、チャートに2週間登場した後、「マギー・メイ」をA面扱いにし直したそうです。
この曲のWikipediaにありましたが、ロッド自身は、この曲の成功を楽しんでいて、
「僕は未だにこのシングルがどうしてここまで大きなヒットになったか分からない。この曲にはメロディーがない。十分な個性と見事なコードはある、けれどメロディーはない」
と語っています。
「僕は未だにこのシングルがどうしてここまで大きなヒットになったか分からない。この曲にはメロディーがない。十分な個性と見事なコードはある、けれどメロディーはない」
と語っています。
◆この曲のSongfactsページに曲の背景が解説されていました。
・この曲はロッドの16歳のときの実体験をもとにしています。2007年の“Q Magazine”でロッドが語っていますが、イギリスのハンプシャーのボーリュウ・ジャズ・フェスティバルで会った年上女性に女の人を初めて教わったそうです。
・でも“マギー・メイ”は実名ではなく、リバプールのライム・ストリートの娼婦を歌ったフォーク・ソングのタイトルから取ったそうです。(ビートルズのLet It Beで最後のおまけ曲のように入っている“Maggie Mae”もこのフォーク・ソングが原曲。
ビートルズは歌詞とタイトルのスペルを変えていますね。
・でも“マギー・メイ”は実名ではなく、リバプールのライム・ストリートの娼婦を歌ったフォーク・ソングのタイトルから取ったそうです。(ビートルズのLet It Beで最後のおまけ曲のように入っている“Maggie Mae”もこのフォーク・ソングが原曲。
ビートルズは歌詞とタイトルのスペルを変えていますね。
Songwriters
STEWART, RODERICK DAVID/QUITTENTON, MARTIN
Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc., EMI Music Publishing
STEWART, RODERICK DAVID/QUITTENTON, MARTIN
Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc., EMI Music Publishing
Released in 1971
US Billboard Hot100#1
From The Album"Every Picture Tells A Story"
US Billboard Hot100#1
From The Album"Every Picture Tells A Story"
*原詞の引用は太字
Wake up Maggie,
I think I've got something to say to you
It's late September
and I really should be back at school
起きてよ マギー
あなたに言いたいことがあるんだよ
もう9月も後半だし
マジメに学校に戻らないとならないんだ
I know I keep you amused,
but I feel I'm being used
Oh Maggie,
I couldn't have tried any more
but I feel I'm being used
Oh Maggie,
I couldn't have tried any more
僕はあなたをずっと楽しませてきたけど
でも僕は利用されてるのかなって思うんだ
ああマギー
これ以上 僕は続けられないよ
でも僕は利用されてるのかなって思うんだ
ああマギー
これ以上 僕は続けられないよ
You led me away from home
Just to save you from being alone
You stole my heart
and that's what really hurts
Just to save you from being alone
You stole my heart
and that's what really hurts
あなたは僕を家から連れ出したけど
僕があなたの孤独を癒したに過ぎなかったんだ
あなたは僕のハートを盗んで
そして深く傷つけたのさ
僕があなたの孤独を癒したに過ぎなかったんだ
あなたは僕のハートを盗んで
そして深く傷つけたのさ
The morning sun when it's in your face
really shows your age
But that don't worry me none,
in my eyes you're everything
really shows your age
But that don't worry me none,
in my eyes you're everything
朝の太陽があなたの顔を照らすと
本当の年齢がわかっちゃうね
でもどうでもいいんだよ
僕の目にうつるあなたがすべてだから
I laughed at all of your jokes,
my love you didn't need to coax
Oh Maggie,
I couldn't have tried any more
my love you didn't need to coax
Oh Maggie,
I couldn't have tried any more
あなたのジョークには よく笑わされた
僕をなだめすかしたりする必要はなかったよ
ああ マギー
もう これ以上は続けられないよ
You led me away from home
Just to save you from being alone
You stole my soul
and that's a pain I can do without
あなたに連れられて家を出ちゃったけど
あなたは孤独を癒したに過ぎなかったんだ
僕はあなたに魂を奪われたんだ
なくてもよかった痛みをくらっちゃった
あなたは孤独を癒したに過ぎなかったんだ
僕はあなたに魂を奪われたんだ
なくてもよかった痛みをくらっちゃった
All I needed was a friend to lend a guiding hand
But you turned into a lover and mother
What a lover, you wore me out,
But you turned into a lover and mother
What a lover, you wore me out,
僕に必要だったのは
手を差し伸べてくれる友達だったのに
あなたは恋人や母親になっちゃったよ
なんて恋人さ 僕をすり減らしちゃって
手を差し伸べてくれる友達だったのに
あなたは恋人や母親になっちゃったよ
なんて恋人さ 僕をすり減らしちゃって
All you did was wreck my bed
And in the morning kick me in the head
Oh Maggie,
I couldn't have tried any more
あなたがしたことといえば
僕のベッドをめちゃくちゃにして
寝相が悪くて僕の頭にキックしたことさ
ああ マギー
僕はこれ以上 我慢できないよ
僕のベッドをめちゃくちゃにして
寝相が悪くて僕の頭にキックしたことさ
ああ マギー
僕はこれ以上 我慢できないよ
You led me away from home
'Cause you didn't want to be alone
You stole my heart,
I couldn't leave you if I tried
'Cause you didn't want to be alone
You stole my heart,
I couldn't leave you if I tried
あなたは僕を家から連れ出した
だって一人でいたくなかったんだよね
僕のハートを盗み出すから
僕はあなたから離れられなくなっちゃったんだ
I suppose I could collect my books
and go on back to school
Or steal my daddy's cue
and make a living outta playing pool
and go on back to school
Or steal my daddy's cue
and make a living outta playing pool
散らばった教科書を拾い集めなきゃ
それで学校に戻るのさ
いやそれとも
親父のキューを盗んで
プールバーを開いて稼いでいくって道もあるかな
Or find myself a rock and roll band,
that needs a helping hand
Oh Maggie,
I wished I'd never seen your face
that needs a helping hand
Oh Maggie,
I wished I'd never seen your face
いや 僕に加わってくれって言ってる
ロックンロール・バンドの仲間になるかな
ああ マギー
もうあなたの顔を見たくない
You made a first class fool out of me
But I'm as blind as a fool can be
You stole my heart
but I love you anyway
But I'm as blind as a fool can be
You stole my heart
but I love you anyway
あなたのおかげで僕は一流のお馬鹿さんになった
これ以上ないってくらいの大馬鹿さ
僕のハートを盗んだあなた
でもとにかく あなたを愛してるのさ
これ以上ないってくらいの大馬鹿さ
僕のハートを盗んだあなた
でもとにかく あなたを愛してるのさ
Maggie, I wish I'd never seen your face
I'll get on back home, one of these days
マギー もう顔も見たくない
僕はようやく家に帰るのさ 近いうちにね…
(Words and Idiom)
coax=おだてる なだめすかす
can do without =なくてもできる
wreck =めちゃくちゃにする 難破させる
one of these days=近いうちに
日本語訳 by 音時
◆2013年リリースされたロッドのアルバム「Time」。このなかで僕が一発で気にいった曲「Can't Stop Me Now」の歌詞のなかでも“Maggie May”が登場します。この曲はロッドにとっても忘れられないヒット曲なんですね。
Well it was rough and it was tough
But I couldn't get enough
Out this rhythm and blues I craved
I was singing in the pubs
Singing in the clubs
Then along came Maggie May
粗削りだしキツかったけど
満足なんてできなかった
大好きなリズム&ブルースの曲を
パブやクラブで歌ってきたんだ
ある日、マギー・メイって曲に
出会ったのさ…
満足なんてできなかった
大好きなリズム&ブルースの曲を
パブやクラブで歌ってきたんだ
ある日、マギー・メイって曲に
出会ったのさ…
◆“Maggie May”が全米No1になった週のチャートです。
US Top 40 Singles 2nd October, 1971
ダニー・オズモンドに代わって1位に。カーペンターズのスーパースターもこの頃の曲か。おおっ6位にポールがいる。7位は先日お亡くなりになられたアレサ・フランクリンの有名曲。(R.I.P…)
-1 2 MAGGIE MAY / REASON TO BELIEVE –•– Rod Stewart
-2 1 GO AWAY LITTLE GIRL –•– Donny Osmond
-3 4 THE NIGHT THEY DROVE OLD DIXIE DOWN –•– Joan Baez
-4 8 SUPERSTAR / BLESS THE BEASTS AND CHILDREN –•– The Carpenters
-5 3 AIN’T NO SUNSHINE –•– Bill Withers
-6 6 UNCLE ALBERT / ADMIRAL HALSEY –•– Paul and Linda McCartney
-7 5 SPANISH HARLEM –•– Aretha Franklin
-8 7 SMILING FACES SOMETIMES –•– The Undisputed Truth
-9 19 YO-YO –•– The Osmonds
10 12 DO YOU KNOW WHAT I MEAN –•– Lee Michaels
◆歌う前にひょうきんなロッドくんです(1979年のテレビから)。途中終わっちゃうのが残念。
◆アンプラグドの"Maggie May".ロンがロッドを見ながら呼吸を合わせようとしてるのが印象的。
◆アルバム「Time」から"Can't Stop Me Now"。「ある日マギー・メイって曲に出会ったんだ…」。
◆アルバム「Time」から"Can't Stop Me Now"。「ある日マギー・メイって曲に出会ったんだ…」。
(この記事は以下を参考にしました)
・Wikipedia Every Picture Tells A Story
・Wikipedia Maggie May
・Maggie May Songfacts
・Wikipedia Every Picture Tells A Story
・Wikipedia Maggie May
・Maggie May Songfacts
コメント
コメント一覧 (4)
実体験を元にした曲って歌詞に味があっていいですね~。このての体験談って、みんな棺桶に入るまで持って行くやろうなぁ。エッ👀⁉️僕だけ❓
ドッスンバッタンドラムに、ロンウッドが弾くメロディックなベース、アクセントになっているマンドリン!一発録りしているようなラフな雰囲気!最高です!
愛しのScottish! 長生きしてくれよ❗
なんかちょっと切なくなるような思いがします。
マンドリンを弾いているのはイギリスのバンドLindisfarneのレイ・ジャクソンという人です。影響されてぼくもフラットマンドリンを始めました。